QNC (Qunicy) は、ノーツと共にインストールされる Windows OS 用のデバッガーです。
通常、Windows系 OS の標準デバッガーは Dr.Watson が設定されていますが、ノーツをインストールすると OS の標準デバッガーとして QNC が登録されます。
ドミノ/ノーツのクラッシュ障害を解析するには、この QNC が出力する RIP ファイルが必須となります。
QNC はドミノ/ノーツのクラッシュ時にのみ実行されるものではなく、システム上で動作しているすべてのアプリケーションのクラッシュの際に自動実行されます。
QNC の有効/無効を設定する方法
コマンドプロンプトからノーツのプログラムディレクトリで以下のコマンドを実行します。
QNC を有効にする
qnc -i
QNC を無効にする
qnc -u
RIP ファイル (NOTES.RIP) とは
RIP ファイル(NOTES.RIP) は、アプリケーションエラーの際に QNC によって生成されるダンプファイルです。
RIP ファイルには、プロセスがクラッシュした時の情報が含まれます。RIP ファイルからクラッシュしたプロセスのファンクションの呼び出しの状況を知ることができます。
NOTES.RIP ファイルは、デフォルトでは DATA ディレクトリに生成されますが、他のディレクトリに作成される場合も稀にあります。
RIP ファイルの情報を解析することにより、クラッシュしたスレッドのスタックトレースの情報が取得できます。スタックトレースからは、ドミノ/ノーツの動作が読み取ることができます。
また、プロセスが使用しているメモリの情報の一部が記録されます。処理対象となったデータベース名、 URL 、エージェント名などが記録されることもあります。
サーバークラッシュの調査のためには、RIP ファイルが必須であり、 取得できない場合には解析が非常に困難となります。
ただし、NSD とは異なり、システムの情報や、クラッシュしたプロセス以外のプロセスの情報、共有メモリなどの詳細なメモリの利用状況などの情報は取得できません。
RIP ファイルのみで全ての障害を解析することはできません。例えばメモリリーク、設定ミス、セマフォのデットロックなどの場合は、RIP ファイルのみで原因を特定することはできません。
