この文書は、米国 IBM 社の資料 ("Lotus Domino IMAP Buffer Overflow Vulnerability") を翻訳した参考文書です。日本語環境での検証は行っておりませんのでご注意ください。
問題 (Problem)
Lotus Domino サーバーの IMAP タスクでバッファーオーバーフローを引き起こす潜在的な脆弱性の問題が、 VeriSign iDefense VCP より IBM Lotus に報告されました。
アドバイザリー(注意喚起)へは下記のリンクからアクセスできます。
Public Advisories List -- iDefense Labs
Lotus Domino サーバーで IMAP タスクを有効にしていると、Telnet 経由でサーバーにアクセスし、バッファーオーバーフローによる DoS 攻撃を引き起こされる可能性があります。
攻撃者がこの脆弱性を利用するためには、下記の手順を踏む必要があります。
- Lotus Domino サーバーで IMAP の設定がされている
- TCP ポート 143 上で Lotus Domino IMAP サーバーと TCP セッションを確立する
- 有効な認証を使用した認証が行われる
- 任意のコードを実行する
解決策 (Solution)
本件は問題報告番号 PRAD74LKW5 として Lotus Quality Engineering に報告され、 Lotus Domino 8.0、7.0.3、7.0.2 Fix Pack 3 (FP3)、6.5.6 Fix Pack 2 (FP2) で修正されました。
この問題の発生を低減するためには、ファイアウォールを使用して IMAP での Lotus Domino サーバーへのアクセスを制限してください。
補足情報 (Supporting Information)
本事象はセキュリティ問題に該当しているため、問題の再現手順など詳細に関するお問い合わせについて、ここに掲載された以上の情報提供を行っておりません。セキュリティ保全の観点による措置のため、あらかじめご了承いただきますようお願いします。
重要度、発生頻度など当事象を評価する情報については、以下の CVSS 評価値を利用ください。CVSS の評価値の読み方については、「共通脆弱性評価システム CVSS V2 概説」をご参照ください。
| Security Rating using Common Vulnerability Scoring System (CVSS) version 2 |
| CVSS Base Score: < 7.1 > -- Impact Subscore: < 10 > -- Exploitability Subscore: < 3.9 > CVSS Temporal Score: < 5.6 > CVSS Environmental Score: < Undefined* > Overall CVSS Score: < 5.6 > |
Base Score Metrics:
|
Temporal Score Metrics:
|
| References: Complete CVSS Guide 共通脆弱性評価システム CVSS V2 概説 脆弱性の深刻度評価の新バージョンCVSS v2への移行について CVSS Caluculator: (英語) Online Calculator (日本語) Online Calculator |
* Environmental Score (環境評価基準) は、製品利用者の利用環境も含め、最終的な脆弱性の深刻度を評価する基準です。攻撃を受けた場合の二次的な被害の大きさや、組織での対象製品の使用状況といった基準で評価し、CVSS 環境値 (Environmental Score) を算出します。 これは、お客様自身が脆弱性への対応を決めるために評価する基準です。
関連文書 (Related Document)
掲載内容は2008年1月21日現在の情報です。内容は事前の予告なく変更することがあります。 IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US) をご覧ください。
