この文書は、米国 IBM 社の資料 ("Possible Notes Client Java Plug-in Vulnerability") を翻訳した参考文書です。日本語環境での検証は行っておりませんのでご注意ください。
問題 (Problem)
Lotus Notes が Java プラグインの脆弱性により影響を受けるという問題が、David Gloed 氏より IBM Lotus に報告されました。これは Jouko Pynnonen 氏のアドバイザリー(注意喚起)にて文書化された問題に関連します。この Java 脆弱性の問題は、Java アプレットの中の JavaScript の実行に関連し、権限昇格が引き起こされるという問題です。
攻撃者がこの脆弱性を利用するためには、下記の手順を踏む必要があります。
- Lotus Notes クライアントはユーザープリファレンスで「JavaScript から Java へのアクセスを有効にする」を有効にしていること。
- 攻撃者は、JavaScript を使用した Java アプレットを作成する。その JavaScript では、攻撃者のアクセス権限を昇格させる Java コードを実行するようにする。
- 攻撃者はメールに Java アプレットを添付し、ユーザーに送信する。
- ユーザーがメッセージを開く。
Jouko Pynnonen 氏のオリジナルのアドバイザリー (注意喚起) へは下記のリンクからアクセスできます。
Sun Java Plugin arbitrary package access vulnerability
関連する Sun のアドバイザリー (注意喚起) へは下記のリンクからアクセスできます。
Security Vulnerability With Java Plug-in in JRE/SDK
解決策 (Solution)
Sun Alert #57591/10152 で報告された脆弱性に対する修正は、Lotus Notes 7.0.2 に組み込まれています。Lotus Notes 8.0 はこの脆弱性の影響を受けません。
それより前のリリースに関しては、ユーザープリファレンスで「JavaScript から Java へのアクセスを有効にする」を無効にすることを推奨します。
すべてのユーザーのプリファレンスを管理する方法
管理者はデスクトップポリシーを使用することにより、ユーザープリファレンスの設定を中央管理することができます。
- Domino ディレクトリを開き、[ポリシー] - [設定] を選択します。
- デスクトップポリシーを開き、[プリファレンス] タブを選択します。
- [その他] タブを選択します。
- 「JavaScript から Java アクセス」のチェックを外します。
ユーザーごとにプリファレンスを変更する方法
- メニューから [ファイル] - [プリファレンス] - [ユーザー] を実行します。
- [基本] パネルを開きます。
- 「追加のオプション」より「JavaScript から Java へのアクセスを有効にする」のチェックを外します。
補足情報 (Supporting Information)
本事象はセキュリティ問題に該当しているため、問題の再現手順など詳細に関するお問い合わせについて、ここに掲載された以上の情報提供を行っておりません。セキュリティ保全の観点による措置のため、あらかじめご了承いただきますようお願いします。
重要度、発生頻度など当事象を評価する情報については、以下の CVSS 評価値を利用ください。CVSS の評価値の読み方については、「共通脆弱性評価システム CVSS V2 概説」をご参照ください。
| Security Rating using Common Vulnerability Scoring System (CVSS) v2 |
| CVSS Base Score: < 5.8 > Impact Subscore: < 4.9 > Exploitability Subscore: < 8.6 > CVSS Temporal Score: < 4.5 > CVSS Environmental Score: < Undefined* > Overall CVSS Score: < 4.5 > |
Base Score Metrics:
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Temporal Score Metrics:
|
| References: Complete CVSS Guide 共通脆弱性評価システム CVSS V2 概説 脆弱性の深刻度評価の新バージョンCVSS v2への移行について CVSS Caluculator: (英語) Online Calculator (日本語) Online Calculator |
* Environmental Score(環境評価基準)は、製品利用者の利用環境も含め、最終的な脆弱性の深刻度を評価する基準です。攻撃を受けた場合の二次的な被害の大きさや、組織での対象製品の使用状況といった基準で評価し、CVSS 環境値 (Environmental Score) を算出します。これは、お客様自身が脆弱性への対応を決めるために評価する基準です。
関連文書 (Related Document)
掲載内容は2008年2月20日現在の情報です。内容は事前の予告なく変更することがあります。 IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US) をご覧ください。
