問題 (Problem)
Lotus Notes 8.0.2 Fix Pack 1 Cumulative Client Hotfix 1 (以下、8.0.2 FP1 CCH1 と表記します) の詳細について教えてください。
解決策 (Solution)
Lotus Notes 8.0.2 FP1 CCH1 が 2009 年 2 月 26 日に公開されました。
8.0.2 FP1 および 8.0.2 FP1 CCH1 のリリースに伴い、 今までの 8.0.2 用の CCH(8.0.2 CCH1、8.0.2 CCH2、8.0.2 CCH3)はこの 2 つのモジュールに置き換えられています。CCH1 ~ CCH3 に含まれる修正の適用が必要なお客様は、8.0.2 FP1 または 8.0.2 FP1 CCH1 を適用してください。
注) 8.0.2 CCH4 のリリースは予定されていません。今後の Lotus Notes 8.0.2 クライアントに対する CCH は、全て 8.0.2 FP1 をベースにしたものがリリースされますが、8.0.2 FP1 CCH1 インストーラーは、8.0.2 FP1 からも、8.0.2 からも導入することができます。
1. Cumulative Client Hotfix (CCH) について
「Lotus Notes/Domino 障害修正プログラム提供のポリシー」で記載している通り、Lotus Notes クライアントの修正は原則としてメンテナンスリリース (MR) でのみ提供されているため、カスタマーサポートでは Lotus Notes クライアントの Hotfix の提供をしていません。
しかし、お客様から特に報告の多い障害や、パスポート・アドバンテージサポートの上位サポートプログラムであるプレミアム・サポート (PS) のお客様より要望があった障害の中から、CCH (Client Cumulative Hotfixes) という累積 Hotfix が、限定的にパスポート・アドバンテージサポート経由でも提供されています。
8.0.2 CCH1 より、これらの修正は Fix Central で配布されるようになりました。
CCH は上述のような提供形態となるため、以下の点はあらかじめご了承ください。
・ Macintosh クライアントに対する CCH は提供することができません。
・ CCH に含まれる修正のうち、個別の修正を含むモジュールのみを提供することはできません。
・ インシデント内でご報告いただいた問題に対して、特定の修正を CCH に含めるようなリクエストを行うことはできません。
Fix Pack、MR、CCH の違いについては以下の文書もご参照下さい。
「(参考)Lotus Notes/Domino の メンテナンスリリース、Fix Pack および CCH の違いについて」(Technote #732343)
2. 8.0.2 FP1 CCH1 の入手方法について
8.0.2 FP1 CCH1 は、以下の手順で Fix Central より入手することができます。
注:Fix Central にアクセスしサインインするためには、IBM ID とパスワードが必要です。登録がまだの場合は、こちらから登録してください。
1) Lotus Notes 8.0.2 FP1 CCH1 のページに移動します。
2) 「Browse fixes」で「All」を選択し、「Continue」で次の画面に進みます (スクリーンショット (1) 参照)。
スクリーンショット (1)
3) Fix の一覧には、8.0.2 FP1 と 8.0.2 FP1 CCH1 の両方のダウンロードモジュールが表示されます。
「Refine results」から「Interim fix」を選択すると、8.0.2 FP1 CCH1 だけが表示されるようになります (スクリーンショット (2) 赤枠参照)。
表示された Fix の一覧から、「Notes_802FP1CCH1_Standard_W32 」(Standard 版をご利用の場合) または「Notes_802FP1CCH1_Basic_W32」(Basic 版を利用の場合) を選択し、「Continue」で次の画面に進みます (スクリーンショット (2) 青枠参照)。
Download Director を使用しないでダウンロードするには、ページ下部のチェックボックスから、「Download using your browser (HTTP)」を選択します。
スクリーンショット (2)
4) 「Download files using Download Director」ページでは、ダウンロードするファイルにチェックボックスが入っていることを確認し、[Download now] をクリックしてダウンロードを開始します (スクリーンショット (3) 参照)。
スクリーンショット (3)
3. 8.0.2 FP1 CCH1 で修正された障害について
8.0.2 FP1 CCH1 は、8.0.2 FP1 で修正された障害の修正を含んでいます。Lotus Domino 8.0.2 FP1 の修正一覧については、下記のサイトをご確認ください。
(英文) Notes/Domino Fix List
(日本語) Lotus Notes/Domino 障害修正リスト (Fix List)
※ 日本語の障害修正リストは英文の Fix List を日本語に翻訳した参考文書です。日本語のリスト公開には時間がかかる場合がありますので、ご了承ください。
8.0.2 FP1 CCH1 で新規に修正された障害は、下記の通りです。
コア:
RBEO7GVLCJ - サイドバーから会議をキャンセルしたときにクラッシュする問題を修正しました。
AGUD7DSU3Q - QueryClose イベントで文書を閉じることを防ぐことができなかった問題を修正しました。
RBOD7GVSMS - 連絡先の同期を行うと、ロケーションや ID の切り替え時にメールの所有者が変わってしまう問題を修正しました (#1315199)。
KKOO7D6DQ3 - カレンダーの月別表示を印刷/プリビューしたときに文字列が切れてしまう問題を修正しました。
TBOO7J7GH2 - 「エントリが索引に見つかりません」が表示されて繰り返しのカレンダーエントリを開くことに失敗する問題を修正しました (#1320626)。
SKIN7KFQG5 - 「最近使用した連絡先」のデータを処理している際にクラッシュする問題を修正しました。
JMAN7K3RDN - ローカルメールファイルの複製の優先するサーバーが現在のホームサーバーを使用するようにしました。
LMAU7KVQGC - 会議招集の受け入れ時にクライアントがクラッシュする問題を修正しました。
DDES7KPR9M - ワークスペースアイコンを消したときにレプリケータアイコンを使用するとクラッシュする問題を修正しました。
CMAS7LKPD7 - 個人アドレス帳のデータ読み込み時に発生するメモリ破損の問題により、クライアントが不安定になる問題を修正しました。
LMAN7JAHPG - アーカイブ実行時にフォルダが削除される問題を修正しました(#732656)。
アクティビティ:
DMOE7KXQ6F - 受信ボックスからゴミ箱アクションやアクションボタンが消えてしまう問題を修正しました。
RPAS7KPPZ8 - タグが編集されているときにサイドバーにあるアクティビティが正しく表示されない問題を修正しました。
Expeditor:
LFOS7K9SVF - 8.0.2 クライアントに Hotfix を適用すると RSS フィードが正常に動作しなくなる問題を修正しました。
DBRK7LXE6V - 「一日の予定」で会議の予定がヘブル語文字だと逆向きに表示されてしまう問題を修正しました。
AEDS7P4KD5 - 8.0.2 CCH3 以降の Hotfix で、rcpinstall.properties の設定が読み込めなかったり失われているときに、notes.jar ファイルが初回起動時に認証に失敗する問題を修正しました。
SRAO7P6S8M - 8.0.2 CCH3 以降の Hotfix でワークスペースが存在しないときに、notes.jar ファイルがクライアントの初回起動時に認証に失敗する問題を修正しました。
統合 Lotus Sametime クライアント:
XLZG7KTSML - "buddyListPolicyJob" が実行されている間に internal error が出る問題を修正しました (#1330740)。
CJKE7M8KWD - 統合 Lotus Sametime クライアントの brokerbridge feature (Office Integration channel) がハイバネーション時に停止してしまう問題を修正しました。
KRED7CAPZW - VPN 経由での接続時にロケーション通知のポップアップが表示されない問題を修正しました。
4. インストール手順について
Notes_802FP1CCH1_Standard_W32.exe / Notes_802FP1CCH1_Basic_W32.exe は対話式のインストーラーとして動作し、日本語版・英語版を含む全言語に対して導入可能です。
Lotus Notes クライアントを終了した状態で実行ファイルを起動し、ウィザードに従って導入してください。
サイレントインストールを行うには、以下のようなコマンドライン引数を使用してください。
Notes_802FP1CCH1_W32.exe -s -a /S /V"/qn"
注:/V とダブルクオテーションの間はスペースなしですが、/S と /V は半角スペースで区切られています。
プログレスバーや、終了時のダイアログを表示するには、以下のようなコマンドライン引数を使用します。
Notes_802FP1CCH1_W32.exe -s -a /S /V"/qb+"
なお、CCH インストーラーは SmartUpgrade にも対応しているため、コマンドライン引数を上記のように指定すると、SmartUpgrade によって配布することも可能です。
(導入後のバージョン確認)
インストール後、メニューの [ヘルプ] - [IBM Lotus Notes について] より、バージョン情報が以下のようになっていることを確認してください (Basic 版では [ヘルプ] - [バージョン情報] を実行してください)。
Standard 版
リリース 8.0.2FP1 CCH1
リビジョン 20090113.2100-CCH1 (Release 8.0.2 FP1 CCH1)
Basic 版
Release 8.0.2 FP1 CCH1
(8.0.2 FP1 を適用している環境からの適用)
8.0.2 FP1 を適用済みの環境を 8.0.2 FP1 CCH1 に更新する場合は、そのまま上書きインストールすることによって、8.0.2 FP1 CCH1 への更新が可能です。
5. Basic 版 Lotus Notes クライアントへの導入について
Basic 版の Hotfix では、以下のようなインストールオプションを使用することができます。
| -nouser | コマンドプロンプトにインストールステータスを出力しますが、ユーザー側の操作は必要ありません。 |
| -noui | ユーザー側の操作を要せずサイレントインストールを実行します。 コマンドプロンプトが使用可能になった時点でインストールは完了します。 |
例:Basic 版でサイレントインストールを実行する場合のコマンドライン引数
Notes_802FP1CCH1_Basic_W32.exe -noui
6. CCH のアンインストール方法について
CCH インストーラーはインストールと同じ手順で実行すると、2 回目はアンインストールモードで動作します。
コマンドライン引数についても同じものが使用できるため、インストールと同じ手順で CCH インストーラを起動してください (Basic 版 CCH インストーラについても同様です)。
ただし、8.0.2 FP1 から 8.0.2 FP1 CCH1 を導入した場合も、8.0.2 から導入した場合も、アンインストール後のバージョンは 8.0.2 になります。
7. トラブルシューティング
Standard 版の CCH インストーラーで問題が発生した場合には、以下のようなコマンドライン引数を実施し、インストールログを採取してください。
Notes_802FP1CCH1_W32.exe -s -a /V"/log c:\InstallLog.txt"
Basic 版の CCH インストーラーで問題が発生した場合には、プログラムディレクトリに生成される Upgrade.log を採取してください。
補足情報 (Supporting Information)
関連文書 (Related Document)
掲載内容は2009年3月10日現在の情報です。内容は事前の予告なく変更することがあります。 IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US) をご覧ください。
