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xSeries関連の障害に際し、少しでも早い原因究明と解決のためにお役立て下さい。
このマニュアルで解説されている内容は、単に障害復旧の為のノウハウには留まりません。
あるコンポーネントが障害を起こしたときに、サーバーを構成するハードウェアやOS(S/W)の観点からどういった原理で起こっているのかを、主コンポーネント毎に技術的な解説を試みています。

Itanium Processor搭載マシン(xSeries 450, 382等)について - PD虎の巻 Vol.2 -
IBM eServer xSeries 450、382などは、IntelのItanium Processorを搭載しています。ItaniumはIA-64アーキテクチャであり、これまでのIA-32のようなシステムBIOS/Firmwareでは無く、PAL/SAL/EFI を基にしたアーキテクチャになっています。
その結果、このシリーズでは 1.44MB FDD、PS/2 Keyboard、PS/2 Mouse、Parallel
Port などのハードウェアをサポートしない他、大部分の INT xx コールをサポートしない、DOSやIA-32ベースのプログラムをサポートしない等、IA-32ベースのマシンとは異なるところが多くあります。
ここでは、IA-32マシンを保守する場合と異なるところを xSeries 450を例として記述します。
[1] FDDを使用できないことについて
1.44MB FDDをサポートしないことから、ネットワーク経由で繋げない場合にはそのマシンからデータを取り出す術がありません。従って、このマシンの保守にあたってはメモリー・キーを持参することを推奨いたします。
[2] EFIコマンドについて
Itaniumを使用したIA-64マシンでは、EFI Shellでのオペレーションを行う必要が出てきます。EFIは独自のコマンド体系を持っており、それを使いこなす必要があります。コマンド一覧、および、各コマンドのヘルプは以下のコマンドを入力することにより参照できます。
コマンド一覧の表示 : "HELP" コマンド、または "?"
それぞれのコマンドのヘルプ : "コマンド名 -?"
[3] オンボードSCSIコントローラ(LSI Logic社 53C1030)のConfiguration Utility Programの起動方法
次に示す手順のように、従来のマシンと異なります。
1. ブート・マネージャーのブート・オプションからEFI Shellを選択する。
2. LSI ドライバと2つのコントローラのデバイス・ハンドルを見つける。
先ず、"DRVCFG"コマンドを入力して構成可能なハンドルのリストを表示する。
Shell> drvcfg
Configurable Components
Drv[3A] Ctrl[4C] Lang[eng]
Drv[47] Ctrl[56] Lang[eng]
Drv[47] Ctrl[57] Lang[eng]
Drv[52] Ctrl[54] Lang[eng]
Drv[52] Ctrl[55] Lang[eng]
3. 次に、"DH -d xx" コマンドで LSI ドライブのハンドルを探す。
Shell> dh -d 52
52: Image(PciRom Seg=00000000 Bus=01 Dev=03 Func=00 Image=0000) DriverBinding
ComponentName Configuration Diagnostics
Driver Name : LSI Logic Ultra320 SCSI Driver
Image Name : PciRom Seg=00000000 Bus=01 Dev=03 Func=00 Image=0000
Driver Version : 01020A00
Driver Type : DEVICE
Configuration : YES
Diagnostics : YES
Managing :
Ctrl[54] : LSI Logic Ultra320 SCSI Controller
Ctrl[55] : LSI Logic Ultra320 SCSI Controller
4. 最後に "DRVCFG dd cc -s" コマンドで構成プログラムを起動する。
ここで、"dd" は LSI ドライバ・ハンドル、"cc" は構成対象のコントローラであり、"-s" はセットアップ・
オペレーションを意味するスイッチです。
Shell> drvcfg 52 54 -s
5. 構成プログラムを終了すると、
"Press [ENTER] to stop the controller."という表示が出てくるので"ENTER"を入力する。すると、構成したコントローラが切り離されてしまうので、"CONNECT dd"コマンドで再接続するか、マシンをリスタートする必要があります。
尚、"DRVCFG" コマンドの代わりに "DRIVERS -b" コマンドを使ってドライバ一覧を表示して LSIドライバ・ハンドルを探すこともできます。
[4] リモート管理アダプター(RSA)交換時の注意
EFI の各設定値はRSA上のNVRAMに保存されていますので、RSAを交換したりNVRAMをクリアする場
合には事前に設定値のバックアップを取り、後にリストアする必要があります。詳細については保守マニュア
ル("IBM xSeries450 Hardware Maintenance Manual and Troubleshooting Guide") の "Chapter 5. Field
replaceable unit" の "I/O board, riser card, and Remote Supervisor Adapter" と "Restoring the nonvolatile
EFI variables" の章を参照してください。
[5] Serial Port for displaying POST status
下図の "Serial connector" に null modem cable を接続し、Windows の場合ハイパーターミナルを
115200 baud, 8 data bits, no parity, 1 stop bit の設定で接続するとPOSTステータスが表示されます。システム
が立ち上がらずディスプレイに何も表示されないような場合には、どこでシステムが止まっているのかを知る
手掛かりとなります。
以下のように、その時点で実行していることが表示されます。
PC-00-00-11-50 SAL A Start
IBM x450 SAL/EFI Firmware
SAL Version: 3.00
EFI Version: 1.10 [14.61]
Build: MZKT26A
PC-00-00-11-60 Checking the first 1 MB ROM integrity
PC-00-00-11-60 Enter <Shift-R> to re-flash or <ESC> to continue
...............................................................
PC-00-00-21-40 SAL B Start
PC-00-00-21-50 Service Processor enabled
PC-00-00-22-10 Starting DDR Initialization
PC-00-00-21-30 Waiting for DMC to respond
PC-00-00-22-12 Starting SMI warmup
PC-00-00-22-14 WIAP complete
PC-00-00-22-16 RIAP complete
PC-00-00-23-10 Memory Test
Initialize data pattern FF00FF0F0F0F0F 3333333355555555
Scrub data pattern, port 1 csg 1
Scrub data pattern, port 1 csg 5
Scrub data pattern, port 2 csg 1
| 文書番号: SYJ0-01E5CED |
| 最終更新日: 2003-11-11 |
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