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症状
System x、xSeries、BladeCenterで、Windowsのタスクマネージャ上、あるいはLinuxのtopコマンド、/proc/meminfoより搭載されたメモリーサイズの表示が実際に導入しているメモリーサイズより少なく表示され、使用できない。4GBのメモリーを搭載しても、OS上からは3.0-3.2GBと少ない数字が表示される。
対象となるモデル
- System x 3400,3500,3550,3650,3800,3850,3950
- xSeries 226,236,336,346,366,460
- BladeCenter HS20 (モデル 8843)
- BladeCenter HS21 (モデル 8853)
- Windows 2000, Windows Server 2003でPAEオプションを使用していない場合
-Windows Server 2003 SP1以降 / Windows Server 2003 R2は該当しません
- Linuxにおいて、uni-processor カーネルを使用している場合
原因
この問題は障害ではありません。システムチップセットの仕様となります。
システム内部のチップセットによる物理メモリー空間への予約サイズがこれまでのサーバー製品より大きいため起こります。
32ビットWindows製品はPAE(Physical Address Extention)を使用しない場合には、物理アドレス0xFFFFFFFF(4GB)までしかメモリー空間を使用することができません。
例)チップセットにより予約されたメモリー空間が0xC8000000-0xFFFFFFFの場合
およそ900MBが物理メモリーが4GBを超えた空間にマッピングされます。(0x100000000-0x137FFFFFF) (下図参照)

Windowsの場合は以下のようにシステムのプロパティで表示されます。

ただし、Windows Server 2003のシステム情報にはきちんと搭載した物理メモリーサイズが表示されていることを確認してください。
※SP1以降のWindows Server 2003では、OSが認識した物理メモリーサイズしか表示されませんのでご注意ください。この場合には、システム起動時に表示されるメモリーサイズでご確認ください。

解決策
Windows Server 2003 Standard Edition
Windows Server 2003 Enterprise Edition
以下のいずれかの解決策を選択してください。
1) Boot.iniにPAEオプションを使用します。PAEオプションの設定方法は以下のマイクロソフト株式会社の技術情報を参考にしてください。
http://support.microsoft.com/kb/283037/ja
ただし、Windows Server 2003 Standard Editionでは使用できる最大搭載メモリーサイズは4GBまでに制限されます。
2) Windows Server 2003の場合には、Windows Server 2003 Service Pack 1以降のサービスパックを導入します。また、サーバーBIOSのExecute Disable Bitの機能をEnableに設定します。
Windows Server 2003 Service Pack 1以降 / Windows Server 2003 R2においては、データ実行防止機能(DEP)が標準で使用できるため、PAEオプションが使用された状態になります。そのため、メモリーサイズが少なく表示されることはありません。OS上でDEPを使用するためには、ハードウェアにてDEP機能が使用できることが必要となります。
http://support.microsoft.com/kb/929580/ja
BIOSでのExecute Disable Bitの設定は、以下の画面を参考にして変更してください。
BIOS画面のトップ - Advanced Setup - CPU Options - Execute Disable BitをEnableに変更することが必要です。

Windows 2000 Advanced Server
Boot.iniにPAEオプションを使用します。PAEオプションの設定方法は以下のマイクロソフト株式会社の技術情報を参考にしてください。
http://support.microsoft.com/kb/283037/ja
Windows 2000 Server
このOSの場合には、PAEオプションの使用はサポートされておりませんので、このまま使用することになります。
http://support.microsoft.com/kb/283037/ja
使用できるメモリーサイズは、少なく認識されている物理メモリーのサイズに制限されます。
Linux
ユニプロセッサー用のカーネルでこの現象が起こります。この場合には使用できるメモリーサイズは、少なく認識されている物理メモリーのサイズに制限されます。
smp、enterprise、hugemem、summitカーネルでは最初からPAE機能が使用されているため、この現象は発生しません。
追加情報
これはIntelチップセット、IBM XA-64eチップセットを使用しているマシンで起こる現象です。32ビットOSの制限事項と、チップセットの制約が重なりこのような現象となっています。この現象は、32ビットOSでのみ発生する問題で、Windows Server 2003 x64 Editionsや、Redhat Enterprise Linux 3 for AMD64/EM64Tなどの64ビットOSではこの現象は発生しません。
Linuxでもカーネルの種類によっては、同様の現象が発生します。
この情報は以下のRetain Tipsに基づき作成いたしました。
http://www-304.ibm.com/jct01004c/systems/support/supportsite.wss/docdisplay?lndocid=MIGR-50887%20%20%20%20%20%20%20&brandind=5000008
| 文書番号: SYJ0-03C7574 |
| 最終更新日: 2007-12-21 |
| Copyright © 2007 IBM Corporation |
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