※インタビュー当時の所属。現在:グローバルSys・SV.第三システムSV
IBMを受けてみようと思った理由
1977年2月24日生まれ 血液型B型
「座右の銘? 特にないですねぇ(笑)。前向きに生きる、とかそういう感じですかね」
私は新潟県出身で、学校も新潟だったので、初めは地元就職を考えていたんです。でも就職担当の先生から、「地方に就職するのは簡単だけど、関東方面に出るんなら今しかないぞ。受けてみないか」というお話しがあったのがきっかけで、日本IBMを受けてみることにしました。
私はコンピュータに興味を持っていましたし、コンピュータ会社に就職したいと思ってはいたんですけど、正直言ってIBMだとレベルが高すぎるなぁ、という感じがあったんですね。私の学歴でも大丈夫なのかなと。でも受けてみたら、あまり学習する機会のなかった英語は難しかったんですが、英語以外はそれなりの結果を出せたと思います。私の学校では、就職協定の関係で1社の合否が出るまで他の所は受けられないんです。日本IBMが最初だったので、結果的にはここ一本槍になってしまいました(笑)。
障がいの不安
私は上肢機能障がいを抱えていて、右腕がまったく使えない状態なんですね。でも、就職に当たって心配等は特にありませんでした。もともとIBMが社会的貢献度の高い会社だということは知っていましたし、障がいを持っている人に対する対応もいいと聞いていたんで、その点でも心配はしていませんでしたね。
実際も、普通の健常者のかたとまったく変わらない待遇ですし、試験も同じ。区別や差別は感じませんでした。
でも、障がいがあるということで、どうしてもまわりの人の助けが必要になってくるんですよ。例えば重たいものが持てないとか。そういうものについては、困らないかな…とは思っていましたけど。
私は今、クライアント・サーバー・システムを構築する部門で、おもに社内向けサーバーの導入、保守、技術支援をしています。日本IBMで働くみなさんの使用する社内ネットワークをサポートする仕事です。その仕事の中では、例えばサーバーの移動や設置などの作業になるとどうしても片手だけでは無理なので、そういう時には上司も気遣ってくれますね。「誰かサポートつけようか?」という感じで、会社側でフォローしてくれるので非常に助かっています。
逆に気を付けていることは、障がいを持っている人って、人とのコミュニケーションがすごく大事なんです。そこで自分が暗くて、積極的にやって行けなければ、やっぱりそのまま引きこもってしまうことになる。そうならないことが大事でしょうね。
これから入社を考える方たちへ
面接などでは、私の場合あまり立派な学歴ではないので、とにかく資格、中でも自分の持っている一番得意な分野であるネットワーク技術の方を重点的にアピールしました。コンピューターに関する知識だったら負けないぞ、という気持ちで臨みましたね。実際に今、そのネットワーク分野の仕事に就けているんで、その点を会社の方も考慮してくれて、一番自分を活かせる分野にまわしてもらえたんじゃないかなと思っています。
心構えとしては、例えば会社側から「きみは障がい者だからこういう仕事をやってくれ」と言われるまま受け身になるんじゃなくて、まず自分からこういう仕事がやりたい、って言うことですね。そうしたら、その仕事への適性や能力を会社が判断してくれて、自分の希望を最優先でやってくれるはずです。自分から進んでやっていく、自分のやりたいことを会社側に言う、っていうのが大事なんじゃないかなと思いますね。
私は障がい者ですが会社は何をしてくれるんですか?ではなく、
私は障がいを持っているけど、こういうことができるから、こういう部門の仕事をさせてくれ、っていう感じで言った方がいいと思いますよ。
日本IBMは、それに応えてくれる会社だと思います。
福利厚生の面では、特別なことはない…というか障がいがあるから、ないからという区別はありませんね。ただ、有給休暇の制度などがしっかりしているというのはありますね。私自身は今そんなに必要ないんですが、通院に1日掛かる、なんていう場合には普通に有休を取りやすい雰囲気があるので、その辺りは助かると思いますね。
将来の目標、夢
会社の仕事としての夢は、スペシャリストの資格を取る、っていうことです。スペシャリストというのはIBMの技術者認定制度で、その情報処理関連のスペシャリスト試験を取ることが当面の目標です。
あとは英語力(笑)。これがないとどうにもならないんですね。外資系企業だからということもありますが、それよりも、英語ができないと最新の情報を読めなかったりしますからね。やっぱり英語力をつけたいな、というのが目下最大の関心です。そのため今、外部の英会話学校にかよっているところです。
今の仕事に誇りをもってやっていけていることについては、非常に満足しています。でもこれに満足しないで、もっと上を目指して行きたいと思っています。例えば
「この分野だったら、IBM社内で誰にも負けない」
っていうふうになれたらいいですね。
(2001年2月2日・川崎事業所にて)
