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社員インタビュー 池内 由佳

いろんなことに挑戦してキャパシティーを広げてください

1998年4月入社
所属 : 経営イノベーション・企画
海外赴任 : 2006年1月〜2007年6月末(1年6カ月) ニューヨークに赴任

漠然とアメリカで仕事をしたいと思っていたのですが

私は海外に住んだことも留学経験もありませんが、休暇でニューヨークに旅行した時に闊歩と歩いているビジネスマンを目にしたことがきっかけで漠然と「アメリカで仕事がしたい」と考えるようになりました。疲れた感じもなくバイタリティがあって、こういう人たちと一緒に働いてみたいなという思いを強く持ちました。でも、「すぐにでも海外赴任したい」というのではなく、「力をつけたら、いつかは行って見たい」と考えていました。
IBMには、年初に社員が所属長と年度目標を設定するPersonal Business Commitment(PBC)と、数年先を見据えた長期的なキャリアプランを設定し、それに向けてスキルアップを図っていくためのキャリアインタビューいう制度があります。これは普段接している所属長だけではなく、上長や人事においても内容が共用されますが、「いつかは海外で働きたい」という希望を伝えていました。

とはいえ、実際は海外勤務に必須となる英語に不安があり、仕事でどう使いこなすかというより、まずは最低限の基準をクリアしないといけないというのが私にとっての最初のステップでした。目標をTOEICに絞り3カ月だけ集中して、毎日必ず1時間勉強しました。仕事で帰りが遅かったので時間のやりくりは大変でしたが、努力も実りこの期間で200点くらいアップできました。

入社から7年間はUNIXマシンのSEでした

入社当時は、公共の研究機関のお客様を担当するSEで、その後は、主にインターネットバンキングのデリバリーを担当していました。24時間365日のミッションクリティカルなシステムの運用にかかわるのは、精神的にも体力的にも大変でしたが、お客様の課題を共用し、一体となって動いているという実感がありましたから、とても充実していました。

その後、現場からオペレーション部門に異動して数カ月たった2005年11月に突然「アメリカのインターナショナル・ブリーフィング・コンサルタント(IBC)の仕事をしてみるのはどうか」という話を所属長からもらいました。海外で働きたいという希望が社内にちゃんと伝わっていたことも嬉しかったですし、今までとは異なる新しい仕事にチャレンジできる貴重な機会だったので「是非行かせて下さい」と即答していました。

ニューヨークで日本からのお客様をサポート

IBCの業務は、エグゼクティブのお客様向けのブリーフィングをご提供させていただくための施設が、ニューヨークのパリセーズを始め北米に30以上あり、これらの施設を訪れる日本からのお客様を専属でサポートするのが私の仕事です。日本にも天城ホームステッドというエグゼクティブ向けの研修施設がありますが、そのアメリカ版です。
これらの施設には、年間90組近く日本からのお客様が来訪します。IBCへの依頼は多岐にわたり「グローバル・カンパニーとしてのIBMの経営戦略について聞きたい」というものから、「新しいサービス実現に向けた最新テクノロジーの活用方法」とか、「グローバルな人材マネージメント」といった様々な要望がきます。そのたびに、内容に応じて適確なIBMのエグゼクティブを選定し、企画して実施することが仕事です。せっかくアメリカまでお越しになるお客様の知りたいことと食い違いが生まれないように、またメッセージが正確に伝わるよう、社内の膨大なリソースから最もふさわしいスピーカーを常に探さなければなりません。自分だけの力ではとてもこなせないので、IBCだけでなくサポートするためのさまざまな関係部署とコンタクトして協力をいただき、ようやく形にしていた感じです。大変でしたが、ネットワークも広がりとても楽しかったです。

また日本を発つ前は、米IBMで働くからには米IBMのことをよく知っていなければという焦りのようなものがありましたが、実際行ってみると期待されていたものは、日本の状況の確実な把握やそこで得た経験、あとはそれらをベースに私個人としての考えを話すことを要求されていました。とても厳しかったけれど、ものすごく勉強になりました。

当初、IBCの任期は1年間でしたが、いろいろやり残した業務、挑戦したい業務があり、半年の延長を申し出て、特別に希望をきいていただきました。

生活は毎日が大変だったけど満喫してました

生活を始めるにあたりいろんな準備をしますが、行ってわかったことは、「何でも自分でやらなくてはいけない」ということです。アパートも車も、1週間の下見の期間に自分で手配しました。当たり前のことですが、アパートの契約書も全て英語ですから大変でした。渡米直後は、小切手の切り方もわかりませんでしたし、銀行振り込みの際のATMの使い方もチンプンカンプンでした。結局、入金がされてないことに後から気付いたり、そのほか小さな失敗なら続々おとずれました。順番に忘れるようにしましたけど(笑)。生活面は大変でしたが、その経験が最終的には自信につながってます。オフの日はマンハッタンへ散策したり、ボストンまでドライブしたり、満喫して過ごしました。

どんどん新しいことに取り組みたい

私は現在、日本IBMの経営イノベーション・企画部門に異動しています。
2007年10月に、日本IBMのオペレーション、マネージメント体制は、IBMアジア・パシフィック(AP)の管轄から離れて、米国本社に直接レポートする体制となります。この体制変更に伴うさまざまな業務を担当しています。なかなかできない仕事ですし、グローバルな経験を活用できるので、とてもやりがいがあります。SEとしてのキャリアやノウハウにはこだわりはありません。とにかく、いろいろなことを経験したいので、どんどん新しい可能性に取り組みたいと考えています。

キャリアプランやチャレンジ精神をもってください

将来(キャリア)を描いたときに、自分が何をしたいのかしっかりしたプランを持ち、その中に海外赴任を希望しているのであれば、PBC等で所属長にキャリアプランを伝えていくことが重要だと思います。英語力は、私も行った後、もっと勉強しておけばよかったと後悔しました。英語力はあればあるほど現地で困らないので、しっかりと磨いて準備しておくことをお勧めします。
また海外勤務してわかったことは、表現して実行することが大事だということです。ニューヨークにいる間、色々なことにチャレンジしている人たちに出会いましたが、大切なのは思ったことを実行に移すかどうかなんです。やってみて万が一うまくいかなかったとしても、そこでまた考えればよいですしそれが“前進”なのですからね。
いろんなことに挑戦して自分のキャパシティを広げていってください。その努力や実行力がきっと目にとまってチャンスがまわってくると思います。

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