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プロダクト・ライフサイクル・マネージメント(PLM)

三木プーリ株式会社 様

SMARTEAM活用によるコラボレーションを通じたビジネスプロセス革新を目指して
平山裕英氏
SMARTEAMは、ビジネスプロセスを改革し、世界を広げる役割を果たしました。

三木プーリ株式会社
技術部 技術システムグループ 
平山 裕英氏

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ハイライト
10万点を数える部品点数。その開発に関連する文書やデータの管理が既存のシステムではカバー不可能に。

情報管理の解決策としてPDMシステムへ移行。SMARTEAMの導入により、設計品質(精度、スピード等)の向上、効率的なデータ管理、ナレッジの蓄積、業務のコンカレント化、顧客とのコミュニケーションの円滑化などを目指す。

三木プーリ様事例画面要求仕様確定までのスピード化、コミュニケーション力アップによる顧客満足度の向上、あるいは業務の中で半自動的に実行されるナレッジの恒常的な蓄積と活用、さらに緻密な部品管理による環境問題への対応など幅広い波及効果を創出。


顧客の個々のニーズに対応するソリューションの必要性
三木プーリ株式会社(以下三木プーリと略記)は、ベルト式無段変速機からスタートし、インバータ、サーボ・コントローラ、カップリング、電磁クラッチ・ブレーキ、などあらゆる産業のあらゆる機械装置に、独自のノウハウを付加して、トータルでの提供を行う伝導・制御機器の総合メーカーです。
 三木プーリが製造している部品点数はおよそ10万点にのぼり、ここにSMARTEAM導入の大きなポイントがあります。
 「SMARTEAMと出会って、大量の図面や開発関連文書を取り込めるツールが見つかったという感じです」(三木プーリ株式会社 技術部 技術システムグループ 平山裕英氏)。
 従来の図面のイメージデータとCADデータを組み合わせて管理するというシステムではビジネスのスピード化への対応ができない、さらにシステム自体がニーズを解決しきれない状況となり、新たにPDMシステムへの転換が模索されました。さらに、ISO14000の取得に際し、環境問題への対応が必然となり、技術的な側面からもさまざまなデータ管理の必要性が高まり、2002年3月、SMARTEAMの導入を決定しました。
 新システムの導入において業務を根本的に見直し、次の目標達成のためのシステム構築が検討されました。

【システム構築の条件】
 1.既存のMICRO CADAM活用可能
 2.グループウェアのLotus Notesとの親和性
 3.早期の立ち上げが可能
 4.業務規模にフィットするスケール感

【目標】
  1.コア技術の確立
  ・ノウハウ(ナレッジ)の高度化と蓄積および継承と有効活用
2.業務のコンカレント化とスピード
・部門間の業務連携の強化と情報共有
3.設計品質の向上
・設計期間短縮:解析の活用、試作業務の改善、試験・評価方法の改善
・標準化の推進:規格ならびに規定の見直し・改定

Lotus Notesとの緻密な連携を実現
三木プーリでは、技術情報およびCADデータ管理のほか、基幹システムとの連携、Lotus Notes(以下Notes)とのリンクによる営業- 技術のコミュニケーション強化といったエンタープライズ・コラボレーションの実現をSMARTEAM導入の目的としました。設計の進行や仕様を確認するために参照するSMARTEAMのWebクライアントの活用により、技術/営業部門のほか、すべての生産拠点や関連会社(国内8社)とネットワークでつながれ、業務連携を効率化が図られています。将来的には海外拠点やサプライヤーとの連携も視野に入れられています。
 また、日常的な業務で使用されるNotesとSMARTEAMの連携では、Notesユーザーから見るとNotesのバックエンドにSMARTEAMがあり、主にSMARTEAMを使用する設計部門では外部とコンタクトはNotesを通じて行うという表裏一体のスムーズなシステム構築を実現しました。
 当システムの連携において、関係各部門が保有している製品開発にかかわるさまざまな要因(顧客ニーズ、コスト、安全性、環境対応ほか)に対して、過去の経験や蓄積されたノウハウ(ナレッジデータベース)を全社的に情報共有・活用し、設計・製造のプランを固めていくというモデルが構築されました。これにより業務のスピードと効率がアップし、さらなるナレッジの蓄積が進み、より多くの顧客ニーズを満たせる仕組みをイメージすることが可能となりました。
 「さまざまな要件を入力していくことでナレッジが自然に蓄積され、さらに業務も整理されるので、ユーザーのモチベーションは高まります」(平山氏)

ビジネスプロセスを強化するSMARTEAMの導入効果
三木プーリにおけるPDMの導入効果のひとつとして「要求仕様書」作成プロセスの変化があげられます。
要求仕様書の作成は、顧客との契約最終段階において、設計プロセスの最も重要な作業となります。従来は、顧客要求を営業担当者が持ち帰り、設計部門と調整をするというプロセスに多くの時間を要していました。新たなPDMシステムの導入によって、このプロセスを短時間に数多くこなせるようになったことにより、顧客とのコミュニケーションが質・量ともにレベル・アップし、達成目標のひとつである「コンカレント化とスピードアップ」を実現しました。
 
 また「ノウハウの高度化と蓄積」の目標達成のひとつの取り組みとして、具体的なナレッジをマトリックス化してSMARTEAMに保存しています。

 1.設計関連のスキルを横軸に工学的スキル、縦軸に製品設計のスキルをたてて分類
 2.登録したいナレッジに関し、マトリックスのどこに該当するかを選択
 3.検索キーワードを付けてデータベースの中に保存

 日々の業務で生まれるナレッジの蓄積作業により、登録作業自体が業務の整理に役立ち、また整理しながら仕事を進めることにより業務の効率化、知識やスキルの標準化につながっていきます。
 また、従来の「個人主体」から、「全社共有」へとナレッジ情報を活用できるようになったことは、業務プロセスの革新というテーマを大きく前進させています。
また、今後のさらなるコミュニケーション円滑化とナレッジ蓄積の促進により、ますます迅速な顧客対応が実現され顧客満足度も飛躍的に向上していくことが期待されます。

新たな次元に進むPDMシステム
三木プーリでは設計図面については2次元が定着しており、3次元CADは主に解析のモデリングに使用されています。今後は、図面のほか、3次元モデル、解析ツールも含めてSMARTEAMに取り込んでいく予定です。
今後の展開については下記のような項目がリストアップされています。

 品質マネジメント
  環境問題への対応をSMARTEAMを活用して実行
 3次元CADとの連携
  アッセンブリーモデルから構成情報取り込み
 エンジニアと製品のスキル評価、リソース活用の最適化
  スキルの蓄積状況から技術者個人のスキル判別の仕組み構築

 環境問題への具体的な対応としては、使用素材が環境基準を満たしているかどうか即座に判定できるシステムの開発がテーマとなっています。
 3次元CADとの連携においては、SMARTEAM内に構築された部品表システムに、製品モデルから品目情報・構成情報を取り込むことにより、業務の効率化を目指しています。
 さらに、スキル評価システムとして、機械系あるいは電気系に強い技術者、ベテランでかつメカトロニクスに強いエンジニアなど、技術者スキルと製品化に必要なスキルのマッチングや新製品に必要なスタッフを推薦するような仕組みを構築し、SMARTEAMと連携していく予定です。
 「これからは、個々のお客様やマネジメントに期待されている要件を一歩ずつクリアしていくことになります」(平山氏)
 三木プーリはSMARTEAMを用いたイノベーティブ・ビジネス・プロセスを活用することで、顧客対応力を高め、今後さらなる業務改革実現を目指します。

企業概要
商号 三木プーリ株式会社
設立 昭和14年10月
代表者 代表取締役社長 三木 治一
売上高 100億円
従業員 305名
本社所在地 神奈川県川崎市中原区今井南町461
 URL http://www.mikipulley.co.jp/

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