米国IBMのプレスリリース(2007年4月)
ニューヨーク州アーモンクおよびペンシルベニア州ピッツバーグ
IBM (ニューヨーク証券取引所: IBM) およびピッツバーグ大学医療センター (UPMC) は、当医療センターが IBM 仮想化技術を展開することによって、高いサービス・レベルを保ったまま、 IT インフラストラクチャー費用を大幅に節約しかつ生産性を向上させることを発表しました。仮想化ではサーバーをより小さい部分に分割するかあるいは 1 つの大型システムとして実行できるように個々の小型のマシンをプールすることによって効率アップが可能です。
60 億ドル規模の総合ヘルス・ケア企業の UPMC は、ペンシルベニア州西部における最大の事業主であり米国で最も有名な大学医療センターの 1 つです。UPMC は、43,000 名の従業員を抱え、19 の病院、その他のケア施設、保険部門、および民間の会社で構成されています。IBM の仮想化事業によって UPMC は、患者ケアの向上を目指して強力なクリニック・ツールを開発しながら、その大規模ネットワーク全体にわたって電子健康記録システムの実装を迅速に進めることが可能になりつつあります。
UPMC は電子カルテの実装において国の指導的立場にあります。このようなシステムによって生成される大量の情報には、ストレージ、コンピューター、メモリー、ネットワーク帯域幅およびディスク入出力を効果的に管理するために、強力かつ柔軟な IT インフラストラクチャーおよび企業規模のアプローチが必要です。そのため UPMC では、HP および Sun Microsystems のテクノロジーを IBM に置き換える過程にあり、その目的はオンデマンドのデータ・センターを作り上げることです。UPMC の新しいデータ・センターには、業界をリードする仮想化技術を特徴とする IBM のサーバー、ストレージおよびソフトウェアが含まれ、その IT インフラストラクチャーの管理を統合してシンプルにします。
「仮想化は取捨選択するものではなく、不可欠なものです」と、UPMC の IT 変革担当副社長、Paul Sikora は述べています。「IBM と UPMC は、この変革プロジェクトのまだ途中にすぎないことを考慮すれば、成果は見事であるといえます。仮想化を積極的に実装するだけでなく標準化することによって、今までに例のない生産性と効率が得られることを我々はもう実証したのです」
5カ月で150%以上のサーバー容量をサポート
5 カ月で、UPMC は IBM の AIX オペレーティング・システムに組み込まれた仮想化機能を使い始めました。その結果として、同じスタッフで 150% 以上のサーバー容量をサポートすると同時に、サーバーに必要な空間はほぼ 40% 削減されました。これは IBM のハードウェアおよびオペレーティング・システムに標準化し IBM と VMware の仮想化技術を十分活用することで可能になりました。
UPMC が委託した 4 段階のベンチマーク調査の最初において、IDC の Health Industry Insights が見積もったところでは、IT変革プロジェクトですでに明確になった節約額は、来たる 3 年間で控えめに見て 1800 万ドルから 2200 万ドルに及ぶであろうと見られています。それには新規ハードウェア、保守、床面積、スタッフの配置で避けられる費用が含まれています。
「対応するテクノロジーが成熟するにつれ、多くの業界でサーバー仮想化は最前線から主流派へと急速に移行しつつあります。しかし、ヘルス・ケアにおいては、UPMC の活動規模で早期採用が成功したケースは依然として非常に数少ない状況です」と、Health Industry Insights のプロバイダー IT 調査担当プログラム・ディレクター、Marc Holland は述べています。「我々は仮想化によって多大な経済的メリットが得られること、そしてこの画期的な取り組みは他のプロバイダー組織がしっかりと注視すべきものであると信じています」
「企業は絶え間なく発展しており、そこで我々はビジネス・ニーズに合う最も革新的なテクノロジーをお客様に提供するよう常に努力を払っております」と、IBM の仮想化担当副社長、Rich Lechner は述べています。「UPMC は最上の例であり、変化を続ける市場に迅速に対応する重要な技術革新を提供するため、高い可用性をあらゆるアプリケーションに提供するため、そして管理時間を節約するために IBM の仮想化技術を活用しています。UPMC の経験は、仮想化された動的インフラストラクチャーの実装を通して達成可能なビジネス・メリットへの証となります」
UPMC は IBM の仮想化サーバーおよびストレージのほか、IBM の管理ツールを使用して総合的インフラストラクチャーの管理のシンプル化に役立てています。最新の仮想化展開は UPMC の UNIX システムで行われています。UNIX アプリケーションは AIX へと移行されて 4 つの IBM System p5 595 サーバーで標準化されました。新しいアプリケーションを外来患者の電子健康記録に用意して予算の制約内に収めるために、UPMC では IBM の Advanced POWER Virtualization (APV) を大多数の System p5 サーバーに採用して、利用可能なプロセッサーをより効果的に利用しました。APV では、マイクロパーティションによってパーティションで CPU の調整可能部分を共有化できるほかに、CPU とメモリーで動的に負荷を分散することができます。
Intel ベース・サーバーでは、UPMC は VMware の Virtual Infrastructure 3 を展開して 1000 を超える物理サーバーをわずか 20 の IBM System x サーバーに統合する予定です。仮想化技術を活用することにより、UPMC は Intel ベースの各物理サーバー上に 50 を超える仮想サーバーを統合します。最終的に、アプリケーション・ユーザーにとってシステムが扱いやすくなり、またシステムの実行可能時間が大幅に向上するでしょう。18 カ月経過して、この変革が完了したとき、サーバーの利用率はサーバーごとに現在の平均 3% から 80% 近くにまで増えることが予想されます。統合活動は、より良いサービスを Linux および Windows アプリケーションのエンド・ユーザーが利用できるようにするのと同時に、費用を削減するためでもあります。
既に、UPMC では、そのストレージ・インフラストラクチャーを 3 つの企業規模のストレージ・プールに統合しており、それに IBM のストレージ仮想化ソリューションである SAN Volume Controller (SVC) を使用しています。SVC によって利用率が大幅に増加して柔軟性と管理が向上しました。
仮想化されたサーバーをシステム全体にわたってよりシンプルに管理するための支援として、UPMC では IBM 製品の Systems Director Family (システム・ディレクタ・ファミリー) を選定しました。UPMC は、その物理および仮想プラットフォームの管理つまり、サーバー、ストレージおよびネットワークの管理を統合し、その次に Tivoli の IBM Service Management 製品で上に統合エンタープライズ・ソフトウェア・レイヤーを展開している有力な組織の 1 つです。
この事例の詳細については、こちらを参照してください。 プレスリリース(US)
UPMC の詳細については、こちらを参照してください。 UPMCホームページ(US)
