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2. はじめに

ビジネス・コンダクト・ガイドライン

私たちは、IBM社員として、さまざまな倫理上および法律上の問題にしばしば直面します。今日のビジネスにおいて私たちがなすべき選択にあたっては、手近な処方箋も自動的に出てくる回答もありません。とはいえ、私たちはそれらの問題をIBMの価値観にそって決断しなくてはなりません。さまざまな場面で、「ビジネス・コンダクト・ガイドライン」のみが私たちの行動の対する標準規範を示すことができるといえるでしょう。しかし、この指針の元になっているものは、次に挙げる、私たちがIBM社員として共有している価値観です。

お客様の成功に全力を尽くす
私たち、そして世界に価値あるイノベーション
あらゆる関係における信頼と一人ひとりの責任

端的にいうと、私たちの価値観はすべての場面で明らかな答えを与えてくれるものではありませんが、行動にあたりなぜその選択をするのかについての明確な理由を与えてくれるもの、あるいは与えてくれるべきものです。皆さんは「ビジネス・コンダクト・ガイドライン」に記述されていない状況下で選択しなければならない場面に会うことも多いでしょう。しかし、IBMにおいては、IBMの価値観が適用されない大きな決断をすることはないはずです。私たちには共有している価値観があるので、「ビジネス・コンダクト・ガイドライン」に反する行動をIBM社員が行っていいというような状況に出会うことはありません。

IBMでは会長と上級役員は企業倫理基準を定め、全IBM社員に遵守させる責任を負っています。そして、社員一人ひとりは、定められた企業倫理基準を遵守する責任を負っています。

社員一人ひとりは、すべての場面において法に従い、倫理的に行動すべきです。「ビジネス・コンダクト・ガイドライン」は、IBMとその子会社の社員が、さまざまな法律上および、倫理上の問題を解決していくための一般的な指針を定めたものです。社員が、営業や特殊な分野、例えば政府調達や諸規制(環境、輸出、租税、関税など)に関連する分野で働いている場合は、その分野特有のガイドラインにも従わなければなりません。

私たちの業界は、引き続き大きな変化の中にあります。これらの変化は、IBMの事業活動の形態を複雑にします。当社の事業慣行を常に見直し、その当否を明らかにする必要があるため、このガイドラインの内容は、必要に応じ改訂されます。

このガイドラインは、以下の項目にわけて、私たちが社員としてIBMに対して負うべき責任について述べています。

一人ひとりの行動とIBM資産の保護
他社とIBMのビジネスを行う際の義務
社員の私的な時間に生じるIBM利益の衝突その他の問題

私たちの業界は急速に変化しているために、常に倫理上、法律上の新しい問題が生じています。したがって、どのようなガイドラインであれ、あらゆる事態に適用する絶対的かつ決定的なものとみなすべきではありません。このガイドラインの解釈もしくは適用について、またはIBM、各事業部、子会社もしくは官公庁ビジネスに関するガイドライン、特定の部門が発行する規定・手続きについて何か疑問があれば、所属長またはIBMの弁護士に相談することが必要です。このガイドラインに違反した場合は、解雇その他の懲戒処分を受けることがあります。