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1990年-トピックス-
新メインフレーム「システム/390 (S/390)」発表
1964年に発表した世界初の汎用大型コンピューター「システム/360」(S/360)の伝統と先進性をうけつぐ新メインフレーム「システム/390」(S/390)を発表。ダウンサイジングの進展に伴い、異機種も含めハードウェアやソフトウェア、ネットワーク、データベースなどを統合管理できるオープンな体系「ESA/390システム体系」を採用してネットワーク対応の機能などを大幅に強化。 (9月)
「RS/6000ファミリー(POWERステーション)」発表
新世代のRISC(縮小命令 セット・コンピューター)テクノロジーとしてIBMコーポレーションが開発した新設計思想「POWER (Performance Optimization With Enhanced RISC)アーキテクチャー」に基づく「RISCシステム/6000(RS/6000)」ファミリー(別名:POWERステーション)を発表。それまでの主要ワークステーションと比べ、整数演算で約2倍、浮動小数点演算で約4倍という高い処理能力を特徴とした。またIBM初のUNIXシステムとして「AIX V3」を採用した。 (2月)
日本語環境でのPC/AT互換機向け基本ソフト「DOS/V」発表
世界標準規格のPC/AT互換機向け基本ソフト「DOS/V(Disk Operating System / VGA:IBM DOSバージョンJ4.0/V)」を発表。IBMのディスプレイ表示規格「VGA」を日本語環境で動かすために開発されたOS。それまでのPC用DOSが1,024×786ドットの表示解像度に24ドットで日本語を表示していたのに対し、640×480ドットの低解像度のVGAを利用できるようになったため、低価格のPCを開発できるようになった。また、専用ハードウェアを使うことなく、ソフトウェアレベルで日本語をサポートしてPC/AT互換機で動作したため、海外製低価格パソコンの日本市場流入と、日本におけるPC/AT互換機の標準化へのきっかけとなった。
(12月)
ソリューション部門「APSO」を新設
日本国内に加え、アジア 太平洋地域17ケ国のお客様ニーズと各産業固有の情報システムへの要求に応えるソリューション開発を担当する新部門「(APSO
: Asia Pacific Solution Operations)」を設立。営業部門、開発製造部門をはじめ、関連企業やお客様、海外IBMと協業し、時代に適応したソリューションを迅速に開発できる体制とした。
(2月)
「IBM地球環境国際会議」開催
国際的に問題意識が高まってきた「病める地球」の環境問題を科学的見地から検証し、改善策を探ることを目的に、静岡御殿場の経団連ゲストハウスで4日間の「第1回日本IBM地球環境国際会議」を開催。「エネルギーと環境?地球の温暖化」をテーマに、日、米、英、独、仏、中国など世界10ヶ国の専門家40人が参加。近藤次郎・日本学術会議会長と江崎玲於奈
・IBM主任研究員を中心に運営された。 (10月)
三井信雄副社長がIBMコーポレーションのバイス・プレジデントに就任
IBMコーポレーションが取締役会で三井信雄日本IBM副社長兼開発・製造部門(APTO)担当をIBMバイス・プレジデントに選任した。日本人として、椎名武雄社長についで2人目。三井副社長は、1969年にテクニカル・アドバイザーとして日本IBMに入社以来、藤沢研究所長など製造・開発分野の要職を歴任した。(6月)
大阪南港ビル完成
東の川崎電算センターとあわせ、「東西2大電算センター」構想の一環として、大阪テクノポートで建設を進めていた大阪南港ビル(大阪センター)」が竣工。地上7階、総床面積28,269・で電算センター専用ビルとして国内最大級の規模。川崎センターとは、二重化高速デジタル網で結ばれ、万一の災害時に、相互にバックアップできる体制が確立された。 (3月)
日本郵船で世界初の国際間分散DBシステムを構築
東京とシアトルを結び、貨物の現在位置や運賃、スケジュールなどをジャスト・イン・タイムで一元管理できる国際間分散データベース・システムを世界で初めて構築した。システムの中核は、メインフレーム「ES/3090」とDB2。
「IBMアジア・フェローシップ・プログラム」設立
日本で学ぶアジア諸国出身の理工系大学院生を対象とした奨学金制度「IBMアジア・フェローシップ・プログラム」を設立。第1回目は、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピンなどアジア諸国からの16人の留学生に約1億円の奨学金を提供、3年間にわたる大学院留学を援助した。奨学金受給対象は、自然科学の基礎・応用分野または工学分野を専攻する学生。
(4月)
(その他の主な出来事)
- サービス・カンパニーのための3本柱「頼りになる」「まかせられる」「つきあえる」を発表 (1月)
- 椎名社長が経団連評議会副議長に就任
- 椎名社長が経済同友会・経営問題委員長に就任 (5月)
- 椎名社長が藍綬褒章受章 (11月)
- 松永信雄元駐米大使他3氏が経営諮問委員に就任 (12月)
1990年設立の関連会社
- (株)ライオス・システム
(神奈川県、4月)
リコーとオフィス・ソリューションで合弁設立。ノートPC「チャンドラ」がヒット。1999年解散。 - 東北情報システム(株)(TISCO)
(宮城県、4月)
仙台放送との共同出資による中・小型システム製品の販売会社 - 日本物流開発(株)(JLD)
(愛知県、5月)
西濃運輸などとの合弁による情報システム開発・販売物流システムのコンサルティング会社 - (株)菱友システムビジネス(RSB)
(東京都、10月)
サーバー・PC及びプリンター等の保守サービス・運用サービス・ネットワーク開発
People & Finance
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従業員数
:24,407(年度末集計)
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総売上高
:1兆3265億17百万円(対前年 + 1.0 %)
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国内売上高
:9698億16百万円(対前年 + 1.9 %)
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経常利益
:1543億84百万円(対前年 - 21.8 %)
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当期利益
:828億22百万円(対前年 - 19.2 %)
