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無限大

No.120 2006年冬

世界一の職人

社員6人、年商6億の小さな大企業
誰も作れないなら、オレがやる

岡野工業株式会社
代表社員  岡野雅行
……38


昨年、2005年度のグッドデザイン大賞に輝いたのは、テルモ株式会社の〈ナノバス33〉という世界一細いインスリン用注射針だった。注射と聞くと条件反射的に「痛い」という感覚が脳裏をよぎり、大人でも恐怖感が先立つ。だがこの〈ナノバス33〉は、痛みをほとんど感じない画期的なモノで、例えて言うなら蚊に刺された程度だという。注射針に求められる「痛みを感じないほど細い針」のニーズと、薬剤を注射するための「一定の太さ」の確保という相反するスペックを技術革新で見事クリアしてのけた。
そこには、不可能を可能にする”世界一の町工場のオヤジ”岡野雅行氏の「誰にも作れないなら俺がやってやる」という職人魂があった。

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