人材の育成と活用
IBMの目指すグローバルに統合された企業(Globally Integrated Enterprise:GIE)は、世界的に切れ目なくつながった一つの有機体としての企業です。世界各地のIBM各社とより深く協業し活躍できるための支援策として、研修・育成の面でもさまざまなプログラムが提供されています。また社員が自分の強みを伸ばしながらキャリアを築き、成長していくことを積極的に支援しています。
リーダーシップの強化
管理職候補者から役員までを対象に、世界共通の階層別リーダーシップ研修を実施しています。
将来の管理職を対象としたEmerging LeadersProgramでは、世界共通のバーチャル・クラスルーム研修を2009年から実施しています。
新任管理職を対象としたBasic Blue for New Leadersでは、業務を通して得た知識、経験を基に、より実践的なリーダーシップを3日間の集合研修で習得します。
これら世界共通の研修に加えて、日本IBMでは、全管理職を対象とした年次研修Annual Management Trainingを実施しています。すべての管理職が各々のリーダーシップをさらに研鑽し、組織風土をより良いものとし、メンバーを育成していく能力を高めることを目的としています。
社員の育成
営業系社員の育成
営業系社員を対象に、基礎力を高めるために入社1年目に全世界共通の研修コースGlobal Sales School(GSS)を実施しています。営業に配属された新入社員が、IBMの価値をいかにお客様にお届けするかということを徹底的に学ぶ場となります。 本コースは2008年、アメリカの権威ある二つの教育関連の非営利団体から表彰され、高く評価されました。
技術系社員の育成とネットワーキング
技術系社員の育成のために、2006年からTechnical Leadership Exchangeを開催しています。これは、グローバルの技術系社員の経験や研究の成果を共有し、相互のネットワークを広げるためのイベントです。 2008年はフロリダ州オーランドでコンファレンスが開催され、全世界から4,000名の技術者が参加しました。コンテンツはオンデマンドで共有されると共に、インターネット上の仮想空間を活用したセッションやネットワーキングイベントが開催されました。
キャリア形成支援
IBMは、グローバルでの仕事の機会と社員の成長を結びつけることに積極的に取り組んでいます。全社員が、計画的・継続的なキャリア形成活動を行う中で身につけたスキルや経験を、グローバルで共通の人材データベースに登録をします。
このデータベースの活用によって、あるプロジェクトで適切なスキル・経験を持つ人材が必要なときに、世界中のIBMから集める仕組み(Workforce Management Initiative: WMI)の実現が可能になります。これは、各社員がグローバルで活躍できる機会を広げることにもつながり、キャリア形成の観点からも有効です。
キャリア形成という観点で中心的な位置づけにあるのが、キャリア計画(Individual Development Plan:IDP)です。社員は中長期に渡る自分の目標とそこに到達するためのスキル開発や実行プランを、所属長と面談を行い相談しながら設定します。
