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パート4 仕事とやりがい

司会
これまでに手がけた仕事で、何か思い出に残ったことはありますか。


市川
SQL(Structured Query Language = 構造化照会言語、データベース照会用言語の一つ)が問題となって、想定していたパフォーマンス(システムの性能)が出ない状況になったときがありました。そのときに、開発メンバーと協力してSQLのチューニング(調整)を行ったのですが、大変な苦労した分、お客様の要件に合った性能が出たときは、とてもうれしかったですね。


住田
住田 敦 IBMへの技術サポート業務においては日本IBMの営業部門や、アメリカの製品開発部門など、さまざまな部門の人たちと一緒に仕事をすることが多々あります。日本IBMの現場のSEとアメリカの開発部門との間にはちょっとした技術上のギャップを感じることもあり、このギャップを埋めることは私たちISEにとって重要だと思います。
例えば、製品の開発部隊にお客さまのビジネスのニーズをしっかり汲んでもらうということが、一つの大きな仕事ですね。


司会
いいポイントを言ってくれました。ISEの役割としていろいろなお客様をサポートする中で、その要件を開発部門にいかに伝え、反映してもらうか。その橋渡しをすることも非常に重要な仕事なんです。それをすでに実践されているのは、うれしい限りですね。では神田さん、まだOJT(現場実習)に入ったばかりだと思いますが、その中で何か感じていることはありますか。


神田
近々、所属部署の数名で協力会社様の技術者の方々に対してある製品の研修を行うことになっているんですが、私もその中で演習を担当させてもらえる予定です。準備の一環としてその製品の事前勉強をした際、サーバーの内部構造を把握するため分解したら、そのあと稼働しなくなってしまい冷や汗をかきました。頼りない知識をもとに、無事、元通りにできた時にはうれしかったですね。今後、私が後輩を研修指導する時にも、こういった喜びを共有していきたいですね。


司会
石川さんは“グリッド・コンピューティング”という先端の技術に取り組んでいますが、お客様に売り込んだり、説明にうかがう機会は多いんですか。


石川
営業の前段階からお客様の元にうかがうプリセールスの経験はまだありませんが、私のまわりにはIBMのコンサルティング担当者と一緒にお客様に説明するSEもいますね。


司会
SEの醍醐味は、セリングの段階から導入・フォローアップまでいろいろな段階を経験することにあると思っています。早い段階から最後まで、お客様の面倒を見させていただく。いろいろな経験ができるから、楽しいと思うんですよ。チャンスがあれば積極的にチャレンジするのもいいですね。


蜂谷
私はいま、製品の技術サポートがメインです。IBMグループのSE向けのワークショップ(技術研修)の講師もしているのですが、もともと人前で話したり、教えたりするのが好きなこともあり、とてもやりがいを感じます。ワークショップ終了後に、 “わかりやすかった”などという感想をいただいた日には、もう、ガッツポーズが出るくらいうれしいですね。


太田
基本的にどんな仕事でも、終わってみると楽しかったなと思います。全くわからない場合は、本当につらくて大変なんですが、ひと通り終わってみると喜びもひとしおです。苦労をともにした人とは、仕事以外でも付き合うようになったりしますし。


司会
住田さんは印象に残った仕事はありますか。


住田
はい。ひとつは、日本で初めて個人情報の保護を行う製品を用いたシステムを作った時です。入社1年ちょっとの頃、データベースやアプリケーション・サーバーの構成・導入からアプリケーションの構築までの技術サポートを、チームの都合で私ひとりでやることに。アプリケーションを書きながら、横でデータベースの勉強をしていました。やり遂げた時は喜びでいっぱいでした。そのうえ、海外の製品開発部門の人たちからもご苦労様とメールまでもらって感激しました。
もうひとつは、自分の担当する製品を使ったシステムがお客様に非常に気に入られて、契約(ライセンス)の数を今までの10倍に増やしていただいたこと。IBMの営業にも感謝され、とてもうれしかったですね。


司会
大変なプロジェクトほど不思議と記憶に残っていますよね。そういう時は集中してやっているので、最もスキルが身に付く期間かもしれません。決められた時間の中で必死にもがき、苦しんで、いかにいいものを作るか。そういった経験を二度、三度積んでいくことによって、スキルが何段階もアップするものなんですよ。