本文へジャンプ

MQFXは、WebSphere MQネットワーク上でのファイル転送の機能を提供します。MQFXを使用することにより、ユーザーはトランザクショナルな処理もファイル転送タイプの処理も容易に同一のWebSphere MQネットワーク上で行うことが可能となります。また、WebSphere MQの機能により受信側の状態に依存しない非同期送信を可能とし、障害時のデータ保全性に関しても高い信頼性を有しています。

IBM MQファイル転送プログラム(MQFX) V5.0

MQファイル転送プログラム(MQFX)は、WebSphere MQネットワーク上でのファイル転送の機能を提供します。

従来は、WebSphere MQが 導入されていてもトランザクショナルな処理はMQIを利用し、ファイル転送的な処理は他のファイル転送製品を利用するというのが一般的でした。MQFXを 使用することにより、ユーザーはトランザクショナルな処理もファイル転送タイプの処理も容易に同一のWebSphere MQネットワーク上で行うことが可能となります。

加えてWebSphere MQの機能により受信側の状態に依存しない非同期送信を可能とし、また障害時のデータ保全制に関しても高い信頼性を有しています。 そしてプラットフォームもIBMメインフレーム、UNIX、PCと異なる環境での稼働を可能にしています。MQFXは以下の様な機能を提供しています。

V5.0のハイライト

MQFXファイル転送機能

MQファイル転送プログラム(MQFX)はユーザーアプリケーションとのインターフェースとして、コマンドとAPIの2種類のインターフェースを提供しています。

複数送信先への同時配信サポート
宛先管理ファイルへ該当送信宛先を複数記述することにより、一回の送信コマンドの発行、あるいは送信APIの呼び出しで複数の宛先へファイルを配信することができます。送信APIではこれに加えて、パラメーターで複数の送信宛先を指定することによる複数宛先へのファイル配信も可能です。

複数送信先からの並行受信機能
受信処理を稼動させておくことにより、複数の送信元から転送されたファイルを受信することができます。このとき受信処理起動時の指定により、複数の受信を並行して行うことが可能です。

受信ファイルの属性の指定
送信時にオプションを指定することにより、受信ファイルの属性を決定することができます。ただし、受信ファイルが既に存在し、内容のみを上書きする場合は属性を変更することはできません。

受信ファイルの状態による処理の選択
送信時にオプションを指定することにより、受信ファイルの状態(既存・なし)によって既存ファイルの内容を上書きするか、 ファイル転送を失敗として処理するかの選択ができます。

受信キューメッセージの再利用
送信時オプションの指定により、ファイル転送のために送信されたWebSphere MQのキューメッセージをそのまま残すことができます。 キューメッセージを残すことにより、一度の送信でWebSphere MQクライアントにより接続している複数の受信処理が、同じファイルを受信することが可能となります。

コード変換
送信時オプションの指定により、転送ファイルのデータをコード変換することができます。コード変換はWebSphere MQのコード変換機能を利用して行っています。

データ圧縮転送
送信時オプションの指定により、転送ファイルのデータを圧縮して転送することができます。

同期型ファイル転送
MQFXは非同期通信プロダクトであるWebSphere MQを利用してファイル転送を行っていますので、 通常は非同期型でファイル転送が行われますが、送信時オプションの指定により送信処理で受信処理の完了報告を待ち合わせる同期型のファイル転送を行うことができます。

WebSphere MQクライアントのサポート

コマンドとAPIライブラリにはWebSphere MQクライアント版も用意されていますので、WebSphere MQクライアントの導入されているマシンでも同等の処理が可能となっています。

WebSphere MQクライアント環境下での実行
MQFXの提供するWebSphere MQクライアント版のモジュールとライブラリーを使用することにより WebSphere MQクライアント環境下でも同等の機能を利用することができます。

転送後のユーザーアプリケーションの実行

後続アプリケーションの実行
送信時にオプションを指定することにより、受信側でファイル作成後に後続のアプリケーションを実行することができます。 この時、受信側でファイルの作成は完了していますので、送信したファイル自身を起動することも可能です。送信時の指定により実行された アプリケーションの終了を待ち合わせ、その終了状況(成功か失敗)を、受信実績ログへ反映させることも可能です。

送受信状況の収集

ステータスの収集
送信時にオプションを指定することにより、送信実績ログ・受信実績ログを取得することができます。このログの内容を編集し 突き合わせることにより、その転送の状況を知ることができます。

EXITルーチンへのインターフェイスの提供

MQFXは各種のEXITルーチンへのインタフェースを提供し、ユーザー固有の処理を組み込むことが できます。主となるEXITルーチンとして以下のものがあります。

送信情報チェックEXIT
送信処理の先頭で呼び出されます。このEXITルーチンには送信処理開始時にユーザーが指定したオプションの内容が渡されます。 EXITルーチンではその内容をチェックし、送信処理の中止を指示することができます。

ユーザーヘッダー作成EXIT
送信処理中に呼び出されます。このEXITルーチン内でユーザーヘッダーを作成することにより、受信処理中に呼び出されるEXITルーチンに対し、 ユーザー固有の情報を渡すことができます。
このEXITルーチンには送信処理で作成されたMQFXの制御情報が渡されます。この制御情報の中にはユーザーが設定した送信情報の他に、 MQFXが検知した送信ファイルに関する情報がいくつか設定されていますので、ユーザーはその情報の内容を判断し送信処理の中止を指示することもできます。

受信情報チェックEXIT
受信処理中の先頭で呼び出されます。このEXITルーチンには受信処理開始時にユーザーが指定したオプションの内容が渡されます。 EXITルーチンではその内容をチェックし、受信処理の中止、あるいは継続を指示することができます。

ユーザーヘッダー検証EXIT
受信処理中に呼び出されます。このEXITルーチンにはユーザーヘッダーの内容が渡されます。EXITルーチンの処理ではその内容を検証し、受信の中止、 あるいは継続を指示することができます。

受信ファイル制御EXIT
受信処理中に呼び出されますが、このEXITルーチンが呼び出された時には、受信ファイルは完全に作成されています。このEXITルーチンには 転送先ファイルの名称などが渡され、その処理の中で転送先ファイルの属性の編集等を行うことができます。


メールでお問い合わせ

まずはお気軽にご相談ください。