本文へジャンプ

MQ和尚 管理ツールはWebSphere MQを利用したアプリケーション・システムの運用をサポートするツールです。1ノードだけの小規模なシステムから、複数ノードに分散された大規模なシステムまで、幅広い環境でシステム運用に関連したサービスを提供します。

IBM MQ和尚 管理ツール V4.0

MQ和尚 管理ツールとして現行のz/OS、z/OS USS(UNIXシステムサービス)、AIX、Windows 2000、Windows XPのプラットフォームに加え、Solaris、HP-UX、Linuxのサポートが加わります。また、WebSphere MQ V6.0がサポートされます。

V4.0のハイライト

WebSphere MQ V6.0のサポート
管理対象としてV6.0がサポートされるようになりました。

V3.0からのハイライト

キューのPUT/GET禁止状態の監視
キューのPUT/GETが禁止された状態の監視を可能にするため、キューのPUT/GETが禁止された場合に表示色を変える機能が追加されました。
この機能は、次の2つの方法で使用することができます。

クラスターチャネルの表示順の選択
サーバー接続チャネルおよびクラスター受信チャネルの各インスタンスの表示される順番について、オペレーションツールの起動時に次の2つの形式を選択できるようになりました。

連続して発生するMQSeriesイベントの削除
同一のMQSeriesイベントが大量に連続して発生した場合に、発生率に応じてイベントを自動的に削除する機能が追加されました。

プロセスマネージャーにおける標準入力指定
プロセスマネージャーを使用してプロセスを管理する場合、従来の標準出力、標準エラー出力に加えて、標準入力もファイルにリダイレクトする事ができるようになりました。これによって、構成情報を標準入力から与えなければならないようなプログラムについても、プロセスマネージャーで直接管理する事ができるようになります。

ノード間で通知されるイベント時間の補正
ホスト・コンピューターのように運用上の理由からノードのタイムゾーンが正しく設定されていない場合、ノード間で通知されるイベントの時間のずれを解消するため、時間の補正値が指定できるようになりました。

その他設定パラメーター等の追加
より柔軟なカスタマイズを可能にするため、次のように設定パラメーターが追加または変更されました。

MQ運用管理の基本

MQ運用管理の基本 説明図

非同期処理システムであるWebSphere MQでは、遠隔地へのデータ転送は、アプリケーションの書き出しや読み込みとは異なるタイミングで行われます。 従って同期処理であればアプリケーションによって感知される種類の異常、例えばチャネルの異常やキュー内のメッセージの長時間滞留を 何らかの仕組みにより感知したいという要求があります。WebSphere MQのシステム管理のポイントは、大きく言えばメッセージが滞留なく流れることを監視し、 異常時には速やかにその異常を知らせる仕組み作りにあると言えます。監視項目としては以下のものがあげられます。

監視項目:

システムの監視と制御

MQ和尚 管理ツール V4.0では、WebSphere MQやアプリケーションの監視と制御を、システムマネージャーで集中して行うことが できます。システムマネージャーは、各コンピューターで動作するエージェントから、イベントやステータスの情報を収集して管理します。
これらの情報は、階層的なネットワーク構造によって、段階的に集約されてシステムマネージャーに通知されます。システムマネージャーはエージェントから 通知される情報に基づいて、手動または自動でエージェントにコマンドを発行し、システムの制御を行います。

システムの監視と制御のイメージ

監視と制御実行のためのサービス

イベントとステータスの収集
各ノードで動作するエージェントから、イベントやステータスの情報を収集して管理します。これらの情報は、階層的なネットワーク構造によって段階的に集約され、 最終的にシステムマネージャーに通知されます。各ノードで収集された情報は、メモリー上のテーブルで管理され、表示やログへの記録に使用されます。

収集されたイベントの表示画面
収集されたイベントの表示画面 イメージ

デッドレターの監視
MQで発生するデッドレター(到達不能メッセージ)を監視し、イベントを生成して通知します。転送先のキューを指定しておくことで、別のキューにデッドレターの内容を保管することができます。デッドレターを他のキューに転送する場合、メッセージについて下記の変換を指定することができます。

オペレーションツール
収集した情報は、オペレーションツールによって、リアルタイムに表示することができます。このツールを利用することで、複数のノードに分散されたシステムの状況を、1つのノードで集中して監視することができます。また、オペレーションツールは、任意のノードに対して、WebSphere MQの制御を行うことができますので、このツールを利用して、遠隔地で動作しているWebSphere MQを、簡単な操作で制御することができます。

オペレーションツールは、システムマネージャーを持つノードだけでなく、エージェントの動作するノードでも使用することができます。これらのツールをエージェントの動作するノードで使用することで、一定範囲の管理業務を複数のノードに分散させることができますので、大規模なシステムを階層的に管理することが可能になります。

キュー管理プログラムの状況表示画面
キュー管理プログラムの状況表示画面 イメージ

オペレーションコマンド
MQ和尚 管理ツール V4.0は、システムの操作をバッチ式に行うため、オペレーションコマンドも提供します。これらのコマンドを利用することで、 システムの制御を簡単なコマンドで行うことが可能になります。

イベントログ
収集したイベントの情報は、イベントログとしてファイルに記録することができます。イベントログは、システムマネージャーの動作するノードだけでなく、 エージェントの動作するノードでも記録することができます。

統計情報
収集したステータス情報の一部は、統計情報として定期的にファイルに記録することができます。イベントログと同様、統計情報についても、 システムマネージャーの動作するノードだけでなく、エージェントの動作するノードでも記録することができます。

オペレーションの自動化

MQ和尚 管理ツール V4.0は、単に監視やオペレーションを行うだけのツールではなく、システム運用の自動化を重視して 設計されています。MQ和尚 管理ツール V4.0は、システム運用の自動化をサポートするため、以下のようなサービスを提供します。

イベント・ハンドリング
MQ和尚 管理ツール V4.0は、各ノードから通知されるイベントをトリガーとして、コマンドを自動的に発行することができます。 このような自動化は、システムマネージャーだけが制御するのではなく、各ノードで自律的に制御させることができます。

ハウスキーピング
MQ和尚 管理ツール V4.0は、不要になったWebSphere MQのログを削除したり、キューに滞留している不要なメッセージを削除したりといった、 日常のハウスキーピングを行うサービスを提供します。これらのサービスを使用することで、WebSphere MQに関する日常のハウスキーピングを自動化することが可能になります。

アプリケーション・プログラムの管理

MQ和尚 管理ツール V4.0は、WebSphere MQだけにとどまらず、アプリケーションプログラムについても、管理サービスを提供します。 MQ和尚 管理ツール V4.0がアプリケーションプログラムに対して提供するサービスには、下記のものがあります。

アプリケーションのイベント生成
MQ和尚 管理ツール V4.0は、アプリケーションがエラーメッセージ等をイベントとして出力するためのAPIを提供します。このサービスを利用することで、 アプリケーションのメッセージを監視できるようになるだけでなく、メッセージに対応して、自動的にアクションを実行することも可能になります。

アプリケーションプロセス制御
複数のアプリケーションプログラムの動作を管理し、指定されたトリガーに基づいてプログラムの起動と終了を制御します。またプログラムが予期せずに 終了した場合には、自動的に再起動を行います。プログラムを制御するトリガーは、ユーザーが自由に拡張することができます。 また起動するプログラムに渡すアーギュメントを実行時に決定したり、プロセスの優先度や標準出力のリダイレクト指定など、多彩なサービスが付随します。

アクセス制御機能

MQ和尚 管理ツールは、ユーザーの権限に基づいて、ノードやWebSphere MQに対する操作を制限することができます。 このようなアクセス制御機能を利用することで、操作における誤りや不正を防止し、システムをより安全に運用することが可能になります。 アクセス制御におけるユーザーの権限は、下記のパラメーターの組み合わせで指定します。

カスタマイズと操作性

MQ和尚 管理ツールを使用するために必要となる構成定義ファイルなどの各種定義ファイルを他のオープン系と共通化することが でき、運用設計やカスタマイズ作業の軽減が行えます。

USSは、シェルのサポートを3270端末インタフェースであるTSO/Eと非同期端末からのtelnetコマンド、または、rloginコマンドの2種類の 端末インタフェースでサポートしております。エディターもUNIX環境になじみのあるviコマンドと、 TSO/Eで使用するISPFエディターの両方をサポートしていますので、なじみのある操作環境にてカスタマイズを行うことができます。

バッチJOB、または、開始タスクからの管理ツールの起動/停止などの操作ができます。これにより、 z/OS版のMQ和尚 管理ツールと同様な運用形態を可能としています。


メールでお問い合わせ

まずはお気軽にご相談ください。