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仮想コンピューティング・ラボ



従来のコンピューター・ラボを考え直す
新入生は常時接続を期待し、彼らより年長で多様な在学生のニーズも変化しつつあります。こうした状況の中、コンピューター資源に対してこれまでにない要求が生まれています。ノース・カロライナ州立大学では、コンピューター・ラボの処理能力管理は長い間の課題でした。開発者たちはもっとよい方法があるはずだと考えていました。そこで IBM と協力し、仮想コンピューティング・ラボ (Virtual Computing Lab: VCL) を作り上げたのです。

仮想化とは、簡単に言うとコンピューター資源を個々のデスクトップから分離してブレード・サーバーで集中管理することです。仮想化により、許可されたユーザーがコンピューター資源をインターネット経由で使用できるようになります。また、学生、教師、研究者からの幅広いリソース要求にも対応できるようになります。たとえば、ブレード・サーバーを1枚だけ使ってK-12 (義務教育) アプリケーションを実行することも、上級歴史クラス用に複数枚を同期させたり、高性能の研究用サーバー数台でアルゴリズムを連携処理したりすることも可能です。コンピューター資源には、いつでも、どこからでも、どのデバイスからでもアクセスできます。一方、コンピューティング能力は、オンデマンド・モデルを使用して集中管理され分配されます。使われていない処理能力は、高い処理能力を必要とする他のタスクの実行に振り向けることができるのです。

仮想コンピューティングで公正な教育を
2006年の秋以降、VCL は拡張されてノース・カロライナ州全域で教育機関のネットワークにサービスを提供するようになりました。地方でサービスが行き届かない地域の義務教育学区やコミュニティー・カレッジも対象となります。仮想化コンピューティングは、行政が「デジタル・デバイド」(収入の多い地域ほどコンピューター資源を利用しやすいという傾向) を縮小する上で役立っています。

VCLには各大学が興味を示しています。米国ではバージニア工科大学、ボストン大学 (マサチューセッツ州)、デューク大学 (ノース・カロライナ州)、インドではハイデラバード大学、アムリタ大学コインバトール校などがVCLパイロットへの参加を検討しています。

掲載日:2008年9月29日

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