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インテリジェントなエネルギー

持続可能なエネルギーと地球環境の未来に向けて

価値あるイノベーション: エネルギーと気候変動
IBM、IBMのお客様、そして環境の専門家とのコラボレーションが可能になったとき、環境を保護しながら、より多くのエネルギーを生み出すことができます。
環境問題に取り組む世界のビジネス・リーダーや科学者が、エネルギーと環境の未来を語ります。

*オリジナル英語版ではPodcastでお届けしています

エネルギーと気象

今こそ、イノベーションが求められている

ウェイン・バルタ (Wayne Balta) - IBM 企業環境問題部門バイス・プレジデント:
エネルギーは非常に重要な課題です。エネルギーは私たちの経済を動かす原動力であり、今日の生活の質はエネルギーによってもたらされています。一方、これまでのエネルギーの生成方法や消費の在り方が、気候変動 --今すぐによく考えて対応しなければ、大惨事を招きかねない気候変動 -- を引き起こしつつあるということが、科学技術により明らかになってきました。

吉川邦夫博士 - 東京工業大学教授:
この分野における科学者、技術者として、今こそ真剣に、地球温暖化および温室効果ガスの排出防止に取り組むべきであると思います。

ニック・ドノフリオ (Nick Donofrio) - IBM イノベーション&テクノロジー エグゼクティブ・バイス・プレジデント:
私達がこれらの問題から背を向けることはできないのは明らかです。無視することはできません。今こそこれらの問題に取り組むべき時です。

アイリーン・クラウセン (Eileen Claussen) - 地球規模の気候変動に関するピューセンター (The Pew Center on Global Change) プレジデント:
エネルギーを話題にする人もいれば、気候を話題にする人もいます。しかし実のところは、彼らは同じ問題について話をしているのです。より多くのエネルギーを得て、確実に気候を守るにはどうすればよいでしょうか ?

グイド・バーテルズ (Guido Bartels) - IBM グローバル公益事業 ゼネラル・マネージャー:
IBM として、真に信頼でき、持続力のある地球規模のエネルギー・システムを 21 世紀以降の世界のために作り出せるよう、支援することを私たちは強く望んでいます。

ジョン・デイビス (John Davies) - AMR リサーチ  グリーン・テクノロジー・リサーチ、バイス・プレジデント:
人々に問題点を理解してもらい改善を進めていくことにおいて、IBM のような大企業の影響力は大きい、とみています。

アイリーン・クラウセン:
ここでは本当にイノベーションが鍵ですね。なぜならこれからは二酸化炭素が規制された世界になっていくわけですから。ですから、イノベーションを実行する企業が、本当に成功していく企業であると思います。

さまざまな自発的取り組み

ウェイン・バルタ:
IBM は長年に渡って環境保護、環境保全の問題に関わってきました。事実 1971 年を振り返ると、当時の経営責任者 トーマス・ワトソン・ジュニア が環境保護に関する最初の企業方針を導入しています。企業内部の稼働効率に注意を向けることに加えて、外部の組織とともに、さまざまな自発的取り組みにも着手してきました。

キャサリン・ホーガン (Kathleen Hogan) - 米国環境保護庁(EPA) Climate Protection Partnerships Division、ディレクター:
米国環境保護庁では、気候変動の問題を非常に深刻に受け止めています。
IBM がリーダーシップの真価を発揮した分野に、本局の「気候リーダー・プログラム (Climate Leaders Program)」があります。

ウェイン・バルタ:
1990 年から 2005 年の間に、IBM は CO2 排出量を 40 パーセント削減しました。過フッ素化合物類 (パーフルオロケミカルズ: PFCs) の排出は 2000 年から 2005 年の間に 58 パーセント削減されました。

キャサリン・ホーガン:
半導体生産に必須と思われてきたパーフルオロカーボンに関する IBM の取り組みが非常に良い例です。IBM は新しいプロセスの開発に取り組み、新しくパーフルオロカーボンの代わりとなる物を開発しました。そして IBM は、あらゆる努力を傾けてソリューションを提示してみせたのです。数年前には考えられなかったようなソリューションです。この取り組みは、このような問題に対する IBM の貢献度を証明しています。IBM がリーダーたるゆえんはここにあります。

良き企業市民

アイリーン・クラウセン:
地球規模の気候変動に関するピューセンターは、気候変動の問題に対する解決法を見出そうとしている非営利団体です。私たちは進歩的な企業と協業することに関心を持っています。進歩的な企業とは、自らの温室効果ガス排出量を削減し、そして公共の政策に関して私たちと協業することで、最終的にはすべての人が温室効果ガスの排出量を削減するという法案を作り出せるような企業です。IBM のような企業を考えてみてください。IBM は単に製造過程における排出のみを考えているのではなく、IBM の製品についても考慮しており、各製品ができるだけ少ないエネルギーで稼働するよう、つまり製品の温室効果ガスの排出ができるだけ少なくなるように努めています。つまり IBM は非常に良い企業市民である、ということに間違いはありません。IBMの成果として、900 万メートルトンの温室効果ガス排出が回避されました。他の企業も同様であればいいのですが。

送電線の写真

世界のイノベーション事例

インテリジェントな電力供給ネットワーク

ウェイン・バルタ:
将来的にいずれは、エネルギーをさまざまな資源に頼らなければならなくなるでしょう。既存の電力生産方法を見る限りでは、インテリジェントなエネルギーを求めていかなければならないですね。

トム・スタンディッシュ(Tom Standish) - センターポイント・エナジー (CenterPoint Energy)、Regulated Operations グループ・プレジデント:
私たちが抱える問題の一つに、電力供給に関するビジネスは、トーマス・エジソンの時代から基本的に変わっていないということがあります。センターポイントは、インテリジェントな電力供給ネットワークの設計に取り組んでいます。これは電力供給のデータを測定、分析し、必要に応じてシステムを復元するためにデータを処理する機能を備えたネットワークです。このネットワークにより、お客様に効率良く電力を供給するセンターポイント・エナジーの能力は、非常に高くなりつつあると思っています。なぜなら、お客様が自身の消費パターンや請求書を理解して家庭でエネルギーの利用について賢い判断ができるようになり、私たちは送電系統をよりデジタルに管理し、効果的な送電系統を作り出すことが可能となるからです。IBM は、ここ センターポイント・エナジー の現場に、テクノロジー、専門性やイノベーションをもたらしました。IBM とのコラボレーションのおかげで、インテリジェントな電力供給ネットワークがこの産業に本当の変革をもたらすようなレベルのものになりました。

エネルギー効率の良いデータ・センターの稼働

パトリシア・ラウィッキ (Patricia Lawicki) - パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社(Pacific Gas & Electric Company) バイス・プレジデント、CIO:
PG&E はアメリカ合衆国最大の電力供給会社の一つです。カリフォルニアの 3 分 の 2 をカバーしていて、常に 1,400 万のお客様にサービスを提供しています。エネルギー効率は実に PG&E の基本的価値観の一つとなっており、いわばDNA に組み込まれているといえます。そして IBM は私たちのパートナーになることを提言してくれました。IBM は私たちと同じ本質的価値観と、かつPG&E が市場にソリューションをもたらすための手法を持っていました。電力供給会社として最も成長が見込まれる分野の一つにデータ・センターによる供給網の拡大、電力の産出があります。具体的に言うと、電力の産出および冷却の面です。すなわち、私たちがやるべきことは、データ・センターをもっと効率的に稼働させる方法を探すことなのです。IBM には、データ・センター環境を完全に調査する能力がありました。IBMはセンサーを導入し、機器、人員、リサーチの専門家を動員することが可能でした。これにより、データ・センターの部分的な変更ではなく、構成全体に対するアプローチ方法が全く違うものとなりました。私たちと IBM とのコラボレーションは実に効果的に行われており、業界全体の役に立つものを作りあげる方法を現在 IBM と研究中です。

「スマート・メーター」でイノベーション

エリック・デ・ヒュース(Erik De Heus) - Oxxio B.V. CEO:
他国と同様、オランダのエネルギー需要に応えるということは、環境問題を考慮しつつ、資源の発見、生産および分配を総括的に考えるということです。

グイド・バーテルズ:
Oxxio は電力市場およびガス市場の規制緩和が実施されているオランダにおける、非常に革新的な企業です。

エリック・デ・ヒュース:
Oxxio は小さな企業なので、製品化までの時間やお客様がメリットを得られるまでの時間を短くしようと試みています。Oxxio の機敏性と IBM のパワーを組み合わせることで、とても強力なコンビネーションとなる、と感じています。

グイド・バーテルズ:
Oxxio は自動メーター管理を導入して、エンド・ユーザーのところに双方向のコミュニケーションができるデジタル・メーターを設置したいと考えていました。

エリック・デ・ヒュース:
私たちは今まで取り付けられていた、従来の典型的なメーターを「スマート・メーター」と交換しました。それから毎日、この「スマート・メーター」を設置したお客様それぞれについて、終日に渡って15 分ずつに区切ったデータを取り続けました。これにより、お客様がインターネットを使って毎日簡単に消費量を見ることが可能になり、また私たちもお客様の消費量を削減するお手伝いを 1 日中行えるようになりました。

ニック・ドノフリオ:
「スマート・メーター」の利用は、エンド・ユーザーの電力消費に関する考え方に大きなインパクトがありますね。より良いものの見方ができると思います。消費者の取った行動がもたらす結果を消費者自身に理解してもらうことが気象、環境、エネルギーやテクノロジーの問題に取り組む上で、変化をもたらす非常に強力な戦力となるということは間違いないですね。

インテリジェント・オイル・フィールド

グイド・バーテルズ:
インテリジェントなエネルギーについて話すときに最も強調したいのは、エネルギー資源については実に多種多様な選択肢がある、ということがますます重要になってきているということです。

ウェイン・バルタ:
エネルギーについての議論にはもちろん石油も含まれます。今日の主要なエネルギー資源だからです。そこで、石油を使用しているのですからもっと賢い方法で石油を抽出、生成することに注意を向けるべきです。

グイド・バーテルズ:
IBM では、「インテリジェント・オイル・フィールド」というとても革新的なソリューションを開発しました。この「インテリジェント・オイル・フィールド」は高性能テクノロジーである、「センシング・テクノロジー」が採用されています。また、1 つの石油企業内の異なる部分を一つに結び付ける、高度な分析機能も採用されています。この機能により、優れたリアルタイム情報を把握し、それに基づいて行動することができます。

コラボレーションのパワー

ジョン・デイビス:
私たちは今、目の前のエネルギー問題や環境問題を解決していくビジネスについて論じているわけですが、私の子供たちの将来や彼らに残していくものについて考えるとき、これらの課題を乗り越えていくための優れたイノベーションを生み出している、IBM のようなリーダーを思い浮かべます。

吉川邦夫:
私は、IBM と私には同じ夢がある、と思っています。テクノロジーが地球を救うと考えていますので、地球の未来については楽観的に考えています。

キャサリン・ホーガン:
IBM のリーダーシップを通して見えてくるイノベーションや、IBM と私たちとのパートナーシップ・プログラムの成果が、とても重要ですね。すべての人の生活にかかわっていますから。

グイド・バーテルズ:
IBM はこの分野のリーダーになることを目指しています。私たちは、パズルの断片をすべて集めて一つにする、そして他のすべての業界、政府、研究機関、学問機関や他の専門家たちと協業する、そのような企業になることを目指しているのです。

ウェイン・バルタ:
もちろん、IBM にすべての答えがあるわけではありません。しかし私たちにはたくさんのアセットがあります。そして他のリーダー達と協業することで、もっとインテリジェントで効果的かつ、地球規模の気候変動へのリスクが緩和されたエネルギー産出方法を開発することができるのです。

ニック・ドノフリオ:
この問題に取り組む時が来ています。どうやって取り組むかというと、この、イノベーションというアイデアを使って取り組むのです。オープンに、コラボレーションしながらです。さまざまな専門分野からのスキルを活用し、グローバルに行うのです。21 世紀に私たちが一丸となるためには、これらがとても大切な要素なのです。詰まるところ私たちの地球のことなのですから。私たちがやらなければ、誰がやるというのでしょうか ?

IBM, IBM(ロゴ)は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
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イノベーションに関する情報庫

Energy&Climate

パートナーとのコラボレーションによるIBMのエネルギーと気候変動に対する取組


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