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IBMのLinux戦略

Linuxは、フリーのUNIX互換オペレーティング・システムとして、業界内で最も著しい成長を遂げています。他のフリーUNIXと異なり、ベースとなるコードが存在しないため、煩わしいライセンスに縛られない画期的なOSと言えます。

Linux の改善に貢献する

IBM Linux テクノロジー・センター(LTC)は、IBMのエンジニアによって構成される世界規模の開発チームであり、そのメンバーには、さまざまなオープン・ソース開発コミュニティー内で対外活動を行っているエンジニアと、IBM 社内の各ブランドおよびチームで作業を進めているエンジニアが含まれます。LTC の最終目標は、IBM が有するワールドクラスのプログラミング資源を利用して、エンタープライズ・オペレーティング・システムとしての Linux の成長を積極的に促進するとともに、IBM の各ブランドによるLinuxの利用を支援して市場を拡大することです。LTCでは現在、数多くのLinuxプロジェクトにプログラマーを関与させています。例えば、拡張性、保守性、セキュリティー、ネットワーク・セキュリティー、ネットワーキング、ファイル・システム、ボリューム管理、パフォーマンス、ディレクトリー・サービス、標準規格、ドキュメンテーション、アクセシビリティ、テスト、セキュリティー認定、システム管理、クラスター管理、仮想化、高可用性、ストレージと I/O、ハードウェア・アーキテクチャー・サポート、省電力、信頼性といった分野のプロジェクトが挙げられますが、それ以外にも、Linux を基幹業務のワークロードに適した「完全に成熟したオペレーティング・システム」にするための、あらゆるプロジェクトが対象となります。

IBMのハードウェア、ソフトウェア、サービスのブランドにLinuxでの成功をもたらす

LTCでは、Linuxに関するIBMの成功を保証するべく、IBMの各ブランド・チームと緊密に協力しています。LTCの活動は、事実上すべて、「Linuxテクノロジーに対するお客様のニーズに応えたい」というIBMブランドの要請に応じたものです。LTCでは、世界的なLinuxディストリビューター・パートナーであるRed HatとNovellの仲介を得てxSeries、zSeries、System z9、iSeries、pSeries、Bladeなどのチーム向けにLinux OSの専門知識とテクノロジーを供給し、重要なeServer戦略を支えるテクノロジーを提供しています。LTCは、コア・テクノロジーと戦略構想に関して、Software Group、Storage チーム、IBM Microelectronics 事業と緊密に連携しています。Linux市場におけるIBMブランドの勝利は、LTCの成功を意味するのです。

Linuxの対象範囲を拡大する

LTC では、業種別チーム(Open Source Development Labの各ワークグループなど)と緊密に協力しながら、Linuxの適用範囲の拡大を図っています。Linuxは、世界最高レベルのモジュール性と柔軟性を備えたオペレーティング・システムであり、遠距離通信、データ・センター、デスクトップ、組み込み領域を始め、あらゆる分野に使用することが可能です。

コミュニティーにおいて「信頼の置ける貴重なメンバー」としての地位を維持する

LTCのソフトウェア開発者は、1999年以来、さまざまなオープン・ソース・コミュニティーの一員として作業に直接関与し、成功を収めてきました。その活動はコミュニティーで共有されているビジョンの範囲内に限られますが、コミュニティーのメンバーとして、ビジョンの構築を支援する責任も負っています。LTCのソフトウェア開発者は、Linuxの普及に向けて多大な貢献をしてきたことに満足するとともに、結果として受け入れられなかった活動からさまざまな教訓が得られたことについても誇りを感じています。1999年の時点で、LTCのメンバーの最終目標は、コミュニティーにおいて「信頼の置ける貴重なメンバー」になることでした。その目標は、現在までにほぼ達成されています。今後の目標は、Linuxの普及がこれまで以上に広い範囲に及ぶ流れの中で、「信頼の置ける貢献者」としての地位を維持しながら、Linuxコミュニティーにとって必須の構成員であり続けることです。

バックグラウンド

LTCは、IBMの伝統資産のあらゆる部分、すなわち PTX、OS/2、AIX、zOS、i5、Websphere、Tivoli、Research、およびその他の社内外の多数の組織からスキルと経験を結集した、全世界に分散したチームです。LTCにとっての共通の場所は、Web上にのみ存在します。LTCに所属するソフトウェア開発者たちは、アデレード、アレンタウン、アトランタ、オースティン、バンガロール、ビーバートン、北京、ボブリンゲン、ケンブリッジ、キャンベラ、シカゴ、コンコード、ダラス、デンバー、エンディコット、ゲーサーズバーグ、ハイファ、ハーズレー、カークランド、マウントローレル、モスクワ、オーランド、ポキプシー、ラーレー、リノ、ロチェスター、サンフランシスコ、サンパウロ、ソマーズ、台北、アーバナ・シャンペーン、ワトソン、ウェイブリッジ、そして大和市で働いています。

LTC 拠点リスト

南北アメリカ - 25か所
アレンタウン(ペンシルバニア州)アトランタ(ジョージア州)
オースティン(テキサス州)ビーバートン(オレゴン州)
ケンブリッジ(マサチューセッツ州)シカゴ(イリノイ州)
コンコード(マサチューセッツ州)ダラス(テキサス州)
デンバー(コロラド州)エンディコット(ニューヨーク州)
ゲーサーズバーグ(バージニア州)カークランド(ワシントン州)
マーカム(カナダ)マウントローレル(ニューヨーク州)
オーランド(フロリダ州)ポキプシー(ニューヨーク州)
ポートランド(メイン州)ラーレー(ノースカロライナ州)
コンコード(マサチューセッツ州)ダラス(テキサス州)
ロチェスター(ミネソタ州)サンフランシスコ(カリフォルニア州)
サンパウロ(ブラジル)ソマーズ(ニューヨーク州)
アーバナ・シャンペーン(イリノイ州)ワトソン(ニューヨーク州)
ウェックスフォード(ペンシルバニア州)
ヨーロッパ - 5か所
ボブリンゲン(ドイツ)
ハーズレー(英国)
マインツ(ドイツ)
ハイファ(イスラエル)
ウェイブリッジ(英国)
アジア太平洋 - 8か所
アデレード(オーストラリア)
バンガロール(インド)
北京(中国)
キャンベラ(オーストラリア)
メルボルン(オーストラリア)
モスクワ(ロシア)
タガラノン(オーストラリア)
大和市(日本)

全世界の総計で、拠点数38か所、従業員数650人

Linux は、Linus Torvalds の登録商標