本文へジャンプ

2000年6月21日

世界最小、500円玉サイズHDDの容量を1GBに
−デジカメやPDAに最適な「IBMマイクロドライブ」第2世代登場−

日本IBM(社長・大歳卓麻)は21日、同社藤沢事業所が開発した世界最小・最軽量のハードディスク・ドライブ(HDD)『マイクロドライブ』の容量を、現行製品の約3倍 となる1ギガバイト(GB)に拡張したと発表しました。

1999年6月に販売を開始したIBMマイクロドライブは、500円玉サイズのディスクを使用し、筐体の大きさも全長42.8mm×幅36.4mm×高さ5.0mmという 世界最小サイズであることが最大の特徴です。また、16グラムという軽量、簡単に取り外せる特性などが評価され、各メーカーのデジタル・カメラやハンドヘルドPC、携帯情 報端末(PDA)用記憶装置として採用されてきました。

本日発表する1GBのマイクロドライブは、従来の容量340MBから約3倍まで拡張しているため、300万画素クラスのデジカメで撮影した高解像度写真を約1,000枚保 存できるようになりました。また、急速な普及の兆しを見せているポータブル・インターネット音楽再生プレイヤーに同ディスクが採用されれば、約270曲の音楽データを機器 内に保存できますし、テキスト情報であれば、積み上げれば高さ50メートルほどにもなる書類(A4サイズで約50万枚)と同じ分量を記録できます。

全世界でのデジタル・カメラの販売は1999年の500万台から2002年には3000万台まで急増すると予測されています。このように日米を中心に、急発展を遂げつつあ るデジタル写真の市場は高解像度化が進んでいるため、大容量記憶媒体装置への要求がさらに高まっています。

IBMでは、マイクロドライブの容量を拡張したことにより、デジタル・カメラに加え、ビデオ・カメラやノートブックPC、デスクトップPC、プリンター等での用途も増加す ると見込んでいます。将来的には、ウェアラブルPCやGPS(全地球測位システム)受信機、スマート・フォン、電子財布(エレクトロニック・ウォーレット)などにも利用さ れる可能性があります。

1GBマイクロドライブと互換性がある機器の設計デザインは、IBMパーソナル・システムズ・グループをはじめ、カシオ計算機株式会社、富士写真フイルム株式会社、ミノル タ株式会社、株式会社ニコン、株式会社リコー、三洋電機株式会社、イーストマン・コダック、エイサーなどの各社が開発を開始、または予定しています。

IBMマイクロドライブは、携帯情報機器用スロットの業界標準である『CF+TypeII』スロットに適応しています。また、PCカード(PCMCIA)アダプターを使用 すれば、ほとんどのノートブックPCで、マイクロドライブ専用のリーダーを使用すれば、デスクトップPCでも使用できます。

IBMのマイクロドライブは、高性能かつ実績のあるIBMのハードディスク技術を採用していることに加え、1メガバイトあたりのコストが非常に安く、他の小型ストーレッジ 技術よりも大容量を記録できることが特徴です。

1GBマイクロドライブは、現行モデルと比較して、持続したデータ・レートを向上させたため、ホスト・デバイスから使用する電力を約30%から最大75%削減し、バッテリ ー寿命を延長しています。また、電源を切ったときや使用していないときにドライブがどのくらい頑丈かを示す尺度である非動作時の耐衝撃性が、約50パーセント向上し 1500Gとなりました。

1GBのマイクロドライブは7月からデジタルカメラ・メーカーなどの携帯情報機器メーカーとディーラー向けの限定出荷を開始し、8月中に量産を開始する予定です。同時に、 容量512メガバイト(MB)のマイクロドライブの出荷も開始します。 日本における一般消費者向けパッケージの販売会社(下記リスト参照)からの販売価格はオープン価格です。

以 上

■日本における一般消費者向けパッケージの販売会社

三洋電機式会社 http://www.sanyo.co.jp/
富士写真フイルム株式会社 http://www.fujifilm.co.jp/
株式会社メルコ http://www.melcoinc.co.jp
株式会社アイ・オー・データ機器 http://www.iodata.co.jp
株式会社アドテック http://www.adtec.co.jp/
株式会社グリーンハウス http://www.green-house.co.jp/

■日本におけるOEM向け販売代理店

イノマイクロ株式会社
222−8586 横浜市港区新横浜3−17−6
TEL:045−476−7506

■仕様

容 量 1GB/512MB
サイズ 全長42.8mm×幅36.4mm×高さ5.0mm(TypeII)
重 量 16グラム
平均待ち時間 8.3ms
シーク時間(平均読み取り) 12ms
メディア転送速度 38.8-59.9Mb/秒
連続読み出し速度 最低2.5MB/秒 最高4.1MB/秒
定格電圧 CF+規格(3.3 V / 5 V +- 5% at 500mA)
記憶密度 15.73Gビット/6.45平方センチ
ディスク数 1枚
回転数 3600 回転/分
使用している代表的なテクノロジー IBMの先進GMR(巨大磁気抵抗)ヘッド
Enhanced Adaptive Battery Life Extender(R) 3.0
ロード・アンロード・テクノロジー

IBM、Microdriveは、IBM Corporationの商標。
その他の社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標。