ご参考資料
2000年12月19日
「Storage Tank」イニシアチブによって実現される
ユニバーサル・データ・アクセス
[米国ニューヨーク州アーモンク 2000年12月5日(現地時間)発]
IBM(R)(本社: 米国ニューヨーク州アーモンク、会長:
ルイス・V・ガースナー)は、5日(現地時間)Storage
Tankというコードネームの新たなテクノロジー・イニシアチブを発表しました。Storage
Tankは、あらゆるストレージ・ハードウェア、プラットフォーム、およびオペレーティング・システム間のデータ共有を可能にするユニバーサル・ストレージ・システムであ
り、ストレージ・ネットワークを実現します。
e-ビジネスにおける新たな障害を取り除くこのテクノロジーは、e-ビジネス・インフラストラクチャーの爆発的成長によって生じた、複雑なシステムの単純化に取り組んでい
ます。Storage
Tankは、増加し続けるネットワーク上のさまざまなストレージ・システムやホスト・コンピューター・システムの共通言語として働き、従来からあるファイル形式にとらわれ
ず、自由にデータをやり取りできるようにします。
「e-ビジネス・インフラストラクチャーは、異なるネットワーク・プロトコルにまたがって、さまざまなプラットフォーム上で実行されている多様なアプリケーションから成り
立っています。そして、これらのアプリケーションは、データを共有する必要があります」と、IBMストレージ・システム・グループのシニア・バイスプレジデント兼グルー
プ・エグゼクティブであるリンダ・サンフォードは語っています。「ユニバーサルなデータへのアクセスは、業界が目指す相互運用性という目標に向けての大きな躍進といえま
す」。
Storage Tankは、ストレージ・エリア・ネットワーク上の情報の流れを解き放つソフトウェア管理テクノロジーであり、ストレージ・デバイスへのシームレスで透過
的かつ動的なユニバーサル・アクセスを実現します。現状では、ディスクやテープを使ったストレージ・サブシステムは、特定のホスト・システム、論理ボリューム、またはファ
イル・システムを対象に設計されています。その結果、ストレージが断片化され、ネットワーク上のストレージ資源の利用が非効率的になっています。Storage
Tankを使って統合ストレージ環境を構築すると、各ストレージ・サブシステムをネットワーク経由で最大限に活用できるようになり、パフォーマンスとデータの可用性を強化
できます。
この新しいテクノロジーは、IBMのアルマデン研究所(米国カリフォルニア州)の研究者によって開発され、その後、IBMの子会社であるチボリ・システムズによって開発が
進められたものであり、実現までに3年の歳月を要しました。Storage
Tankは、IBMの技術革新の歴史に連なる最新の成果となります。IBMは、先週、米国の競争力および生活水準向上への長年の貢献を認められ、データ・ストレージ・テク
ノロジーの開発および商品化とリーダーシップに対してNational
Medal of Technologyをホワイトハウスから授与されました。
「単一の仮想ストレージ・プールを持つオープン・システム管理のストレージ・ソリューションという概念により、ストレージ資源の最も効率的な利用が可能となります」The
Hurwitz Groupのストレージ管理システム担当ディレクターを務める業界アナリストのマイケル・カープ氏はこのように述べています。「お客様が必要としているの
は、これまでホスト・システムでしか実現できなかった高可用性、アプリケーションの移植性、および規模の経済効果をもたらすスケーラブルなマルチシステム・ストレージ・ソ
リューションです」。
Storage Tankでは、ポリシー・ベースのデータ・ストレージ管理ができ、機能は以下の通りです。
- ユニバーサル・ストレージ・システムへのプラグインや、物理的な場所に関係なくデータ資産やデータ・ストレージ資源の共有が可能な、異機種混合のオープ ン・システム・プラットフォームを実現できます。
- 管理者が設定するポリシーによって、管理、配置、アクセス、および使用を制御できます。
- ホスト・システムでは、ストレージ・サブシステムを個々のデバイスとして設定する必要がなくなります。代わりに、割り当てられたバイト数により、ストレージ全 体から必要な容量を取得できます。このため、特定のホスト・システム、論理ボリューム、またはファイル・システムにストレージ・デバイスをあらかじめ割り当てることによっ て生じていたストレージ資源の断片化が軽減され、ストレージをより効率的に利用できるようになります。
- ストレージ・グループと呼ばれる仮想データ・ストレージ資源によって、アプリケーションによるデータへのアクセスに影響を与えることなく、ストレージ・デバイ スの追加や取り外しを行うことができます。新しいストレージ・デバイスを動的に(特定のサーバーにボリュームを手動でクロスマウントする必要なく)追加できるため、透過的 な拡張が実現され、システムを停止する必要がなくなります。
Storage Tankは、ストレージ・エリア・ネットワーク・インフラストラクチャーの効率を最大限に高めるだけでなく、ストレージ管理コストの削減も実現します。ス
トレージの管理コストは、初期ハードウェアの導入コストを大きく上回ることが広く実証されています。
「企業の競争力およびビジネスの発展のために、デジタル情報の効果的な管理の重要性が急速に高まっています」と、チボリ
ストレージ・マネジメント・ソリューションズのバイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるラリー・オレックリンは語っています。「Storage
TankがIT管理者に提供する新しい強力な管理ツールにより、情報の爆発的増大への対処だけでなく、急速に拡大するネットワーク化されたストレージ・テクノロジーを簡単
にすることが可能になります」。
以上
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