ご参考資料
2001年5月7日
理化学研究所のゲノム科学総合研究センターが
IBM(R)のUNIX(R)サー
バー及びストレージ製品を採用
− ゲノム解析データのファイル共用システムとして −
日本IBM(社長・大歳卓麻)は7日、文部科学省傘下の特殊法人である理化学研究所(本所・埼玉県和光市、小林俊一理事長、以下 理研)の横浜研究所ゲノム科学総合
研究センター(和田昭允所長、以下 GSC)に、ゲノム解析データのファイル共用システムとしてIBMのUNIXサーバーとストレージ製品を納入したことを発表しました。
本格運用は本年7月末に開始される予定です。
ファイル共用システムは、研究者が遺伝子、ゲノム、タンパク質などの解析データ結果や、解析を行うためのプログラムなどを保管する目的で利用するシステムです。解析データ
を共有することにより、研究者は効率よく情報を管理・利用することができます。
今回採用されたシステムは、CPUにSOI(シリコン・オン・インシュレーター)と銅配線技術を採用した「IBM
pSeries 680 モデルS85」と、記憶容量2.5テラバイトに達する大容量のエンタプライズ・ストレージ・サーバー(ESS)、次世
代磁気テープ規格LTO(Linear Tape-OpenTM)に準拠した「IBM
UltriumTM(ウルトリウム)テープ製品」です。IBMのUNIXサーバーとストレージ製品群の
組み合わせが、ゲノム情報の解析に必須な要件である膨大なデータを高速かつ安定的に管理できるシステムとして評価されました。IBM
pSeries 680モデルS85は2台構成をとり、障害時のバックアップなどに対する備えも十分です。
なお、今回の理研へのシステム提案は、日本IBMのビジネス・パートナーであるアルゴグラフィクス(本社・東京都中央区日本橋、社長・藤澤義麿)と日本IBMの共同で行わ
れました。
IBMは、2000年8月にライフサイエンス分野に今後3年間で1億ドルの初期投資を行うことを発表しています。ライフサイエンスは、IBMが戦略の中核に置いている急成
長中の市場のひとつであり、ライフサイエンス業界向けに最先端のITソリューションを提供するライフサイエンス事業部門を設立しています。
以上
IBM、e-businessロゴは、IBM Corporationの商標。
Linear Tape-Open、LTO、Ultriumは米国におけるHewlett-Packerd Company、IBM Corporation、
Seagate Technology, Inc.の商標。
UNIXは X/Open Company Limited がライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標。
その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標。
<ご参考>
理化学研究所について
理化学研究所(理研)は、科学技術に関する試験研究を総合的に行い、その成果を普及させることを目的として科学技術庁(現:文部科学省)傘下の特殊法人として1958年に
設立されました。財団法人「理化学研究所」(1917年創設)、株式会社「科学研究所」時代を含めると80年以上にも及ぶ歴史を持つ、日本では唯一の自然科学の総合研究所
です。理研では、物理学、工学、化学、生物学、医科学などにおよぶ広い分野で研究が進められています。また、研究の規模もビッグサイエンスからスモールサイエンスまで多種
多様です。同研究所に属するゲノム科学総合研究センターは、国内のゲノム研究の中心的役割を担っています。
横浜研究所ゲノム科学総合研究センターについて
GSCは、理化学研究所が「遺伝子」、「ゲノム」、「タンパク質」の構造と機能に関する研究を体系的に実施するため、1998年秋に発足させた研究施設です。日本のゲノム
科学研究の中核拠点として、1999年から変異動物(マウス)や変異植物(シロイヌナズナ)を分子レベルから個体レベルまで体系的に作成する研究を行っています。
2000年春はゲノム情報科学研究グループを発足し、同年秋、横浜市鶴見区に研究施設を開設しました。GSCではゲノム情報の解析を通じて、生命現象全般の解明を行ってい
ます。