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2001年10月4日

製品群を大幅に機能強化
−IBM(R)のメインフレーム技術をUNIX(R)/IAサーバーへ展開−

−自己管理システムを構築するための開発プロジェクト『Project eLiza』を公表−

日本IBM(社長・大歳卓麻)は4日、サーバー製品群『IBM 』について、従来ハイエンド・サーバー製品「IBM zSeries」で培ってきたテクノロジーを、UNIXやIA (インテル・アーキテクチャー)のオープン系サーバー製品に展開し、ライン アップを大幅に強化した、と発表しました。

また同時に、IBMが提唱するe-ビジネスのインフラストラクチャーを実現するための、自己管理機能 (Self-Management) を持ったシステムを構築するた めの開発プロジェクト『Project eLiza(イライザ)』を公表しました。

本日の主な発表は以下の4点です。

『IBM pSeries 690(開発コードネーム:Regatta)』
・・・・・ 銅配線やSOI(シリコン・オン・インシュレーター)を利用した最新の次世代プロ セッサー「POWER4」を初めて搭載し、世界最速の性能を持つUNIXサーバーの最上位機種です。zSeriesで提供しているメモリー管理テクノロジーや 電源管理技術、パーティショニング技術などをUNIXサーバーとして初めて採用しています。
(詳細:2001年10月4日付プレス・リリース 「世界最速の性能をもつUNIXハイエンド・サーバー」

『エンタープライズ X-アーキテクチャー (開発コードネーム:Summit)』
・・・・・ IBM xSeries用の新しいチップセットです。銅配線やSOI などの半 導体技術やメモリーの機能など、zSeriesのサーバー技術をIntelのプロセッサと組み合わせています。業界標準のシステムで、優れたパフォーマンスと高可用性を提 供します。
(詳細:2001年10月4日付プレ ス・リリース「IAサーバーを革新するテクノ ロジー『エンタープライズ X-アーキテクチャー』を発表」

『IBM zSeries 900』の新モデルと新機構および機能拡張
・・・・・ 世界初の64ビット・メインフレーム『zSeries 900』に、z/OSTMやLinuxが稼動す る各論理区画間の高速TCP/IP通信機能を行うためのハイパーソケットのサポー ト、メモリーの キャパシティ・アップグレード・オン・デマンド (CUoD) など の新機能を追加しました。

『Project eLiza(イライザ)』
・・・・・ サーバーにインテリジェントな自己管理機能を持たせるための開発プロジェクトで、 各シリーズの製品計画に沿って、段階的に具体化していく予定です。システムの複雑さを最小化したり、運用・管理を容易にします。本日発表の pSeries 690やエンタープライズ X-アーキテクチャーにもeLizaの技術の一部が取り込まれています。


『zSeries 900』の新モデルと新機構および機能拡張
zSeries 900に新モデル、新機能、新機構が追加されました。主な機能拡張は以下のとおりです。

  • 新モデル(2064 1C1型〜1C9型)
    キャパシティー・アップグレード・オン・デマンド(CUoD)による拡張を最大16ウェイまで可能にした新モデルです。急激なワークロードの増加に対してもプロセッ サーを停止することなく最大16ウェイまで処理能力を増強できます。

  • メモリーのキャパシティ・アップグレード・オン・デマンド (CUoD)
    zSeriesは、Webアプリケーションなどの稼働時に発生する予測できない急激なワークロードの増加に対しても、プロセッサーを停止することなく、処理能力および I/Oの増強が可能です。本日の発表により、メモリーの増強もシステム稼働中に行えるようになりました。

  • ハイパーソケット(HiperSockets)
    z/OSやLinuxが稼動する各論理区画間で高速TCP/IP通信機能を行うための新機能です。 1台のzSeries 900サーバー内に最大4つの「論理的な LAN」を構成できるようになるため、システムやネットワークの負荷を最小化し、高速化を実現します。
    また、インテリジェント・リソース・ディレクター(IRD)の機能が強化され、Linuxのようなz/OS以外の区画に対しても、CPU資源を動的に管理できるようになり ました。

機能を拡張した新モデル(2064 1C1型〜1C9型)は、本年10月より出荷を開始します。価格は個別商談毎にサービス、ソフトウエアを組み合わせて決定しま す。

『Project eLiza』
Project eLizaは、今後のIT環境の課題である、複雑・多様化の加速にともなう管理対象の増加やスキルや人材の不足に対して、サーバーの自己管理 (Self-managing)機能を実現し、性能および信頼性向上、さらには、コスト削減の両立を目指す開発フレームワークの総称です。人間の身体が持つ自律神経や免疫 システムの機能をコンピューターに応用する当プロジェクトでは、サーバーだけでなくストレージやソフトウェアの分野でも研究が進められています。

自己管理(Self-managing)は、「自己構成(Self-configuring)」「自己最適化(Self-optimizing)」「自己修復 (Self-healing)」「自己防御(Self-protecting)」の4つの管理レベルに分けられており、異機種サーバー間のワークロード管理や、大規模クラ スター管理、 ワイヤレス管理、自己治癒システム (Blue Gene)など、それぞれの研究・開発プロジェクトの成果として、各シリーズの製品計画に沿って、段階的に具体化していく予定です。

Project eLizaの一例としては、障害発生時に内蔵の予備システムを自動的に働かせることで機能を回復させたり、高度なセキュリティ技術によってコンピューター 自身が障害から機能を保護することなどが挙げられます。また、変革を続けるe-ビジネスやインターネットの新技術に対応するために、OSやデータを自動的にインストールす ることで、自己を再構成する機能なども含まれます。

本日発表したpSeries 690には、eLizaが開発した技術の一部である、最初のエラー発生時に再発防止の対策をサーバー自身が行うFFDC (First Failure Data Capture) 機能等を、取り入れています。この新機能により、システム・ダウンにつながる障害率は、大幅に低減されました。

また、zSeriesでは、ロジカル・パーティションニング(論理分割)間で、処理量の増減によって、プロセッサーを始めとしたサーバー資源を自在に配分することが可能な 機能、IRD(インテリジェント・リソース・ディレクター)で、eLizaの自己最適化(Self-optimizing)を既に実現しています。

以上

IBM、e-businessロゴ、z/OSは、IBM Corporationの商標。
UNIX は、The Open Group米国およびその他の国における登録商標。
Intelは、Intel Corporationの米国およびその他の国における商標。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標または登録商標。
その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標。