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2002年11月8日

第16回「日本IBM科学賞」受賞者決定

日本IBM(社長・大歳卓麻)は8日、第16回「日本IBM科学賞」の選考を終え、6件6名の受賞者を決定しました。

日本IBM科学賞は、日本の科学分野の学術研究の振興と若手研究者の育成に寄与することを目的に、当社社会貢献活動の一環として、1987年に創立50周年を記念して創設 されました。対象は、国内の大学あるいは公的研究機関に所属する45歳以下の研究者(国籍不問)で、物理、化学、コンピューターサイエンス(バイオインフォマティクスを含 む)、エレクトロニクス(バイオ エレクトロニクスを含む)の4分野における基礎研究で優れた研究活動を行っている方々です。受賞者には賞金300万円と賞状、副賞として 記念メダルおよびIBMのノートパソコン「ThinkPad(R)」1台が贈呈されます。

本年は、過去最多の応募となる152件の研究成果の中から、江崎玲於奈芝浦工業大学学長を委員長とする7名の審査委員による厳正な選考と審査会を経て、下記6件6名の受賞 を決定しました。これにより第1回からの受賞は計98件104名となりました。

日本が世界をリードする付加価値の高い製品やサービスを提供しつづけるためにも、基礎科学分野の重要性が高まっています。当社では今後も当賞を通じ、日本の科学振興と優れ た人材の育成に貢献していきます。

第16回「日本IBM科学賞」の授賞式は、11月25日(月)13時30分から日本IBM箱崎事業所(東京都中央区)で開催し、受賞者による研究内容の発表も行なわれま す。



今回の受賞者とその研究業績は次の通りです。

(敬称略)

<物理分野>
・『ルテニウム酸化物におけるスピン三重項超伝導の発見とその物性解明』
  前野 悦輝(まえの よしてる) 45歳
  京都大学国際融合創造センター/理学研究科 教授

<化学分野>
・『新規時間分解熱力学量および輸送現象分光法の開発と展開』
  寺嶋 正秀(てらじま まさひで) 43歳
  京都大学大学院理学研究科化学 教授

・『高分子のらせん構造制御と機能に関する研究』
  八島 栄次(やしま えいじ)   43歳
  名古屋大学大学院工学研究科物質制御工学専攻 教授

<コンピューター サイエンス分野>
・『離散最適化における劣モジュラ関数最小化アルゴリズムの開発』
  岩田 覚(いわた さとる)    33歳
  東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻 助教授

・『細胞シミュレーションのパイオニア的研究』
  冨田 勝(とみた まさる)    44歳
  慶應義塾大学先端生命科学研究所 所長/環境情報学部 教授

<エレクトロニクス分野>
・『モデルベースの映像符号化と映像センサの高機能化の研究』
  相澤 清晴(あいざわ きよはる) 43歳
  東京大学大学院新領域創成科学研究科基盤情報学専攻 教授




日本IBM科学賞の審査委員会のメンバーは次の通りです。

 委員長 江崎玲於奈 芝浦工業大学 学長(1973年ノーベル物理学賞受賞)
 委 員  井口 洋夫  元 岡崎国立共同研究機構 機構長
(50音順)         東京大学 名誉教授
       後藤 英一 東京大学 名誉教授
               神奈川大学 特任教授
       榊  裕之  東京大学 生産技術研究所 教授
       白川 英樹 筑波大学 名誉教授(2000年ノーベル化学賞受賞)
       西島 和彦 東京大学 名誉教授
               京都大学 名誉教授
       鷹尾 洋一 日本IBM 理事  東京基礎研究所 所長

以 上

ご参考:
日本IBM科学賞のホームページ『科学の扉』( http://www.ibm.com/jp/comp any/society/science/)では、歴代の受賞者やその研究業績を紹介しています。また、受賞者の協力を得て、受賞者からの若者へのメッセージ、科 学のおもしろさについての随筆なども掲載しています。

IBM、ThinkPadは、IBM Corporationの商標。