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2002年12月3日

在宅重度障害者へのIT教育を最新技術で実施
=Face to Face教育の促進をめざして=

日本アイ・ビー・エム株式会社
  社会福祉法人 東京コロニー

日本IBM(社長・大歳卓麻)と社会福祉法人 東京コロニー(理事長・勝又和夫)は、ブロードバンド・ネットワークを通じて双方向にリアルタイムな映像・音声・文字情報に よるコミュニケーションを実現する技術を活用し、在宅の重度身体障害者のIT教育を支援する『重度身体障害者IT教育支援プロジェクト』を12月4日から本格的に開始しま す。

日本IBMは、東京コロニーに対し、遠隔地でのビデオ会議や共同作業を実現するリアルタイム・コラボレーション・ソフトウェア「Lotus® Sametime®」や、IAサーバー 「eServer xSeries™」などのIT関連機器をはじめ、実際に双方向の遠隔教育を実現するためのカスタマイズを含む導入・稼働のITサービスを提 供し、在宅重度身体障害者向けの『Face to Face』のIT教育環境構築を支援します。また、当教育コースで使用される教材の開発費を負担するなど、合わせて総額 約600万円相当の寄贈を社会貢献活動の一環として行います。

一方、東京コロニーは、すでに同法人が開発しているラーニング管理システム(トーコロBBS)を新しいIT教育環境と連携させるとともに、同法人が蓄積してきた障害者向け 教育の経験・知識を提供して重度身体障害者向けのIT研修コースを実施します。

今回のプロジェクトでは、Lotus Sametimeを活用し、講師は在宅の受講生に対して東京コロニー内の教室からCCDカメラとヘッドセットを利用して講義を実施 し、在宅の受講生はブロードバンドネットワークを経由してパソコンの画面を見て講義を聴くことが可能となります。また受講生は、同様にCCDカメラとヘッドセットを利用し て質問もできます。

12月4日から東京コロニーが実施する受講期間2年間のIT技術者在宅養成講座で実運用を開始し、2003年1月より下記短期IT講座も順次運用を開始する予定です。(2 年間で計12コースを実施予定。研修スケジュールの詳細については、http://www.tocolo.or.jp/syokunou/をご 欄ください。)
・ Web基礎編コース(計4クラス、各クラス5名、計20名対象)
・ Web応用編コース(計4クラス、各クラス5名、計20名対象)
・ MOUS(Microsoft ® Office User Specialist)研修コース (考案中、計4クラス、各クラス5名、計20名対象)

従来から、東京コロニーが実施している重度身体障害者向けの教育は、ネット上で行われる学習連絡・報告のほかに、講師が受講生の自宅を訪問しての講義や、東京コロニーのセ ンターに受講生が一同に会して行う集合教育を行っていました。東京コロニーでは、新たにLotus Sametimeとブロードバンド・ネットワークを活用することで、障 害者宅への訪問やセンターでの集合教育と同様の効果を得ることを目指し、さらにワークロードを一層効率化できるものと期待しています。

日本IBMと東京コロニーは今年7月に同プロジェクトの実施を決定し、Lotus Sametimeの導入/カストマイズなど関連するIT教育環境の構築と、講師と受講生 との共同での実環境テストの実施、講師に対するLotus Sametimeを有効に活用するための研修の実施など、年内実運用に向けての準備を進めてきました。

日本には約30万人の外出困難な1級の障害者がいるが、移動の困難さから就労に結びつけられるようなIT関連の研修を受講することが難しい状況にあります。当プロジェクト では、このような重度身体障害者向けのIT研修に、ブロードバンド・ネットワークやLotus Sametimeなどの最新の技術を活用することにより効果的な在宅研修を 実施し、より多くの在宅重度身体障害者の就労に結びつくような支援を目指して行きます。

以 上 

IBM、e-businessロゴ、eServer、xSeriesはIBM Corp.の商標。
Lotus、SametimeはIBM-Lotusの商標。
Microsoftは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標。
その他の会社名や製品名等はそれぞれ各社の商標または登録商標。