2003年11月6日
日本アイ・ビー・エム株式会社

第17回「日本IBM科学賞」受賞者決定

日本IBM(社長・大歳卓麻)は6日、第17回「日本IBM科学賞」の選考を終え、6件6名の受賞者を決定しました。

日本IBM科学賞は、日本の科学分野の学術研究の振興と若手研究者の育成に寄与することを目的に、当社社会貢献活動の一環として、1987年に創設されました。対象は、国 内の大学あるいは公的研究機関に所属する45歳以下の研究者(国籍不問)で、物理、化学、コンピューターサイエンス(バイオインフォマティクスを含む)、エレクトロニクス (バイオ エレクトロニクスを含む)の4分野における基礎研究で優れた研究活動を行っている方々です。受賞者には賞金300万円と賞状、副賞として記念メダルおよび IBMのノートパソコン「ThinkPad(R)」1台が贈呈されます。

本年は、124件の応募の中から、江崎玲於奈芝浦工業大学学長を委員長とする7名の審査委員による厳正な選考と審査会を経て、下記6件6名の授賞を決定しました。これによ り第1回からの授賞は計104件110名となりました。

日本が世界をリードする付加価値の高い製品やサービスを提供しつづけるためにも、基礎科学分野の重要性が高まっています。当社では今後も当賞を通じ、日本の科学振興と優れ た人材の育成に貢献していきます。

第17回「日本IBM科学賞」の授賞式は、11月28日(金)13時30分から千代田放送会館(東京都千代田区)で開催し、受賞者による研究内容の発表を行います。


今回の受賞者とその研究業績は次の通りです。

(敬称略)

<物理分野>
・『1分子蛍光イメージング法の開発と生物物理学への展開』
  船津 高志(ふなつ たかし) 45歳
  早稲田大学理工学部物理学科 教授

・『共鳴X線散乱法による電子軌道秩序の観測手法の開発とその応用』
  村上 洋一(むらかみ よういち) 45歳
  東北大学大学院理学研究科物理学専攻 教授

<化学分野>
・『新規分子磁性体の化学構築と物性探索』
  阿波賀 邦夫(あわが くにお) 44歳
  名古屋大学大学院理学研究科物質理学専攻化学系 教授

・『分子の組織化・階層化による高分子機能の発現に関する研究』
  加藤 隆史(かとう たかし) 44歳
  東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻 教授

<コンピューター サイエンス分野>
・『プログラム解析・検証のための先進的型システム』
  小林 直樹(こばやし なおき) 34歳
  東京工業大学大学院情報理工学研究科計算工学専攻 助教授

<エレクトロニクス分野>
・『磁性体/半導体ヘテロ構造のエピタキシャル成長とスピンエレクトロニクスへの展開』
  田中 雅明(たなか まさあき) 42歳
  東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻 助教授

(以上6件6名)
* 所属先・役職・年齢は2003年11月6日現在

日本IBM科学賞の審査委員会のメンバーは次の通りです。

委員長 江崎玲於奈 芝浦工業大学 学長(1973年ノーベル物理学賞受賞)
委 員 井口 洋夫 元 岡崎国立共同研究機構 機構長
東京大学 名誉教授
(50音順) 後藤 英一 東京大学 名誉教授
神奈川大学 特任教授
榊 裕之 東京大学 生産技術研究所 教授
白川 英樹 筑波大学 名誉教授(2000年ノーベル化学賞受賞)
西島 和彦 東京大学 名誉教授
京都大学 名誉教授
鷹尾 洋一 日本IBM 理事  東京基礎研究所 所長

以 上

ご参考:
日本IBM科学賞のホームページ『科学の扉』 では、歴代の受賞者やその研究業績を紹介しています。また、受賞者の協力を得て、受賞者からの若者へのメッセージ、科学のおもしろさについての随筆なども掲載して います。

IBM、ThinkPadは、IBM Corporationの商標。

日本IBMトップページ: http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース: http://www.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/press