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2004年3月15日

最短2週間でグリッドを簡単かつ安全に利用可能にする新サービス
‐ライフサイエンス、デジタルコンテンツ、製造業や金融業向けポータルサイト構築を支援‐

日本IBM(本社・東京都港区、社長・大歳卓麻)は15日、科学技術計算が必要な学術研究機関や高度な解析業務を行う製造業、ゲノム解析などライフサイエンスに取り 組む製薬業、高度なポートフォリオ管理やリスク管理を行う金融業、デジタルコンテンツ作成などのエンターテインメント分野を主な対象に、最短2週間で簡単かつ安全に利用で きるグリッド・ポータル・サイトを構築する新サービス「IBM(R)グリッドポータル構築支援サー ビス」の提供を開始しました。

グリッドコンピューティングは、組織をまたがり分散しているコンピューター資源を、ネットワークを介して仮想化し、大量のデータを解析する次世代インターネット技術として 急速に普及が進んできました。Globus(グローバス)やCondor(コンドール)など多くのオープンソースのグリッド用ミドルウェアが開発されていますが、専門知識 を持たない利用者がグリッド環境で大量データを扱うには、操作性やセキュリティ、管理面などに課題がありました。このため、ブラウザーさえあれば、特別なソフトウェアを使 用することなく高セキュリティのグリッド環境のアプリケーションやデータを利用できる、グリッドポータルへの関心が高まってきました。

本日開始した新サービスは、グリッド上で利用者認証(シングル・サイン・オン)や利用者管理、リソース管理などの機能を提供するグリッドポータルを短期間で構築する支援を 行うものです。このサービスでは、IBMがグリッドポータル構築で培ったノウハウを活用することにより、企業が安心して利用できるセキュリティや操作性を備えたグリッド ポータルを短期間で構築できます。すでに、日本IBMは昨年12月末に稼動開始した法政大学や、本日発表した理化学研究所のグリッドポータル構築を支援しています。

規模によりますが、従来のグリッドポータルは構築期間として最短でも約3カ月程度が必要でした。グリッド・ポータル・ソリューションは、最短3日間の「事前コンサルティン グ(要件や導入環境の確認など)」と同5日間の「導入・設定・稼動確認(ポータルの導入から稼動テストまで)」の2段階だけでグリッドポータルを構築できる*1という画期 的なサービスです。メールによる稼動後のサポートサービスも提供します。

新サービスの中核は、日本IBMが独自開発したグリッド・ポータル・アプリケーション「Grid System Gateway」です。当アプリケーションを中核に、業界標準のグリッドミドルウェア「Globus ToolKit」やネットワーク上に分散するコンピューター資源を単一仮想システムとして管理するスケジューラー、データベース、Webアプリケーションなどはすべてお客 様が別途用意したものを組み合わせて、グリッドポータルを構築します。

新サービスは、ポートフォリオ分析、データマイニング、解析・分析業務、デジタルコンテンツ作成などの大規模計算を行うアプリケーションをグリッド環境で早期に稼動させた いお客様に最適です。新サービスの料金は、規模によって異なりますが、約200万円(参考価格)からとなります。ハードウェアやソフトウェアの料金は含みません。

以 上

*1) グリッドコンピューティングへの適用を計画しているアプリケーションとシステム環境がグリッド環境に適していていることが前提になります。

・ IBMのグリッドコンピューティングの取り組みについて:
  http://www.ibm.com/grid/jp/

IBMは、IBM Corporationの商標。
その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

<ホームページ>
日本IBMトップページ : http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース : http://www.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/press