<ご参考資料>
2004年3月31日
オムロン株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
オムロンが新製品開発環境にグリッド・コンピューティングを採用
−「Fortran」による解析計算にグリッドを導入−
オムロン株式会社(本社・京都市下京区、社長・作田久男)と日本IBM(本社・東京都港区、社長・大歳卓麻)は、オムロンが高精度センシング機器の新製品開発環境として、
グリッド・コンピューティングを採用したことを発表しました。
オムロンは、新製品開発に伴う新たなIT投資を最小限に抑えつつ、新製品の開発サイクルと市場投入までの期間を短縮するために、新開発環境の導入を検討してきました。
特に高精度センシング機器の新製品開発では、科学技術計算用言語である「Fortran」で書かれた膨大なプログラムを動かして、ライブラリの計算処理などを行う必要があ
ります。しかし、この計算処理は既存開発環境では計算時間に30日から40日かかると試算されたため、製品市場投入期間の短縮のためには3日以内で計算結果を得られる新開
発環境の構築が必要となっていました。
オムロンは、スーパー・コンピューターをはじめとした、さまざまな新開発環境を検証した結果、わずか20時間から35時間程度で処理を完了できた日本IBMとアルゴグラ
フィックス(本社・東京都中央区、社長・藤澤義麿)が共同提案したグリッド技術を採用することに決定しました。グリッド・コンピューティングは、ネットワークを介して接続
した複数のコンピューター上で並列処理を行うことで、仮想的な高性能コンピューターを構築する「プロセシング・グリッド(計算グリッド)」を中心に、商用分野での適用が急
速に普及しています。
新システムは、Linux(Red Hat Linux)が稼動するIBM(R)のPCワークス
テーション「IntelliStation(R) Mpro」を35台接続し、ネットワーク上に分
散するコンピューター資源を単一仮想システムとして管理するミドルウェアを基に構築しています。グリッド技術の特徴の一つである、仮想化されたIT資源を使って、複数の計
算を同時に行える「パラレル(並列)・ジョブ・スケジューリング機能」の活用により、画期的な処理時間の短縮が見込まれています。
Fortranプログラムをグリッド環境に対応させるためのチューニング作業は、アルゴグラフィックスが日本IBMと協業しながら担当しました。Fortranで記述され
た膨大なプログラムをグリッド環境で稼動させるシステムは、本年3月に稼動を開始しました。
以 上
IBM、IntelliStationは、IBM Corporationの商標。
その他の会社名、製品名はそれぞれ各社の商標または登録商標。
<ホームページ>
日本IBMトップページ:http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース:http://www.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/press
