2004年12月6日
国内企業10社がオートノミック・コンピューティング技術を採用
−IBMが無償提供しているツールキットで自律管理機能を実現−
日本アイ・ビー・エム株式会社(本社・東京都港区、社長・大歳卓麻、以下 日本IBM)は、新たに7社を含む計10社のビジネス・パートナーが、日本IBMが2001年よ
り推進しているオートノミック・コンピューティング技術の適用に取り組んでいることを本日発表します。これら10社は、それぞれのIT環境における自律管理機能の実現のた
めに、IBM(R)が本年10月29日に発表した「オートノミック・コンピューティング・ツール
キット*1」を採用しました。
本日、新たにオートノミック・コンピューティングへの取り組みを発表する企業は下記のとおりです。(社名50音順)
エヌエスアンドアイ・システム・サービス
同社の可用性技術とTivoli(R)製品スキルに、オートノミック・コンピューティング技術を統
合し、先端的なシステム管理ソリューションを開発する計画です。オートノミック・コンピューティング・ツールキットを利用した「オートノミック・コンピューティング管理エ
ンジン」への実現に取り組んでいます。
キヤノンシステムソリューションズ
同社のシステム運用管理におけるこれまでの開発・運用実績と経験に基づき、システムの自動化と監視の分野で、これらを支援するソリューションとしてオートノミック・コン
ピューティング技術を適用しました。これによって、資源の最適化および障害発生時の問題判別時間の短縮化を目指します。
CSIソリューションズ
システムの導入から構築・運用までサポートする「システム・ライフタイム・ケア・サービス」において、オートノミック・コンピューティングの自己構成・自己修復技術を採用
することによって、顧客へのサービスを拡大します。
住商情報システム
同社のデータセンター「netXDC」において取り組んでいる運用標準化ソリューションに「Tivoli
Intelligent Orchestrator *2」を適用することで、自己構成/自己最適化を実現すると同時に、IT基盤の更なる信頼性向上を図り、お客様に付加
価値の高いサービスを提供していきます。
ニイウス
異機種サーバ群および仮想化ストレージからなる複雑な混在環境においてオートノミック・コンピューティング・ツールキットを適用することによって、明快な統合管理環境が実
現しました。その結果、問題判別、問題対応において最大70%の時間短縮が可能となりました。
日本情報通信
「Tivoliソリューション、オートノミック・コンピューティング技術」をITサービス管理に採用することにより、サービスの効率化と質の向上が可能になります。
日本ビジネスコンピューター
これまでネットワーク/サーバーの遠隔監視サービス等を行ってきた同社のシステム運用管理センター「SMAC(Solution
Management and Access Center)」は今後、オートノミック技術を活用した監視/自己修復ソリューションを提供します。また、2005年1月開
設予定の検証センター「SLCC(Solution
Competency Center)」においてもオートノミックコンピューティング技術を活用し、自社および他社製品/ソリューションの検証を実施する予定です。
なお、これまでに引き続き、今後さらにオートノミックへの取り組みを拡張していく企業は下記のとおりです。
新日鉄ソリューションズ
オートノミック・コンピューティング・ツールキットの、実システムへの適用の目処が付いた時点で、顧客にITインフラを提供する基盤ソリューション事業及び自社で運営する
データセンター内の各種サービスにおいて、オートノミック・コンピューティングの標準化技術として採用する検討を開始します。
東芝ソリューション
同社のクラスタソフトウェア「DNCWAREClusterPerfect(R)」と「IBM BladeCenterTM」を連携させるなど、IBMと実用的なオートノミック・コンピューティングの取り組みを推進しています。すでに多くの
お客様で、自己修復や自己最適化を実現したシステムが稼働しています。また、オートノミック・コンピューティング・ツールキット技術を同社の製品やサポートサービスに取り
入れることにより、今日の異機種混合環境にある企業システムの複雑さを軽減するソリューションの強化・拡大を目指しています。
日立ソフト
アプリケーション層におけるオートノミック・コンピューティングへの取り組みの
一歩として、同社のJ2EEベースの開発ツールである「Assam anyWarp」及び統合Eコマースソリューションである「jRetail@ソリューション」に、標準
でオートノミック対応機能を初めて搭載しました*。これを用いることによって、お客様が構築するWebシステムは、標準でオートノミック機能に対応できます。将来的には、
運用管理ソリューションやシステム構築へ応用していき、システムの更なる信頼性向上を目指していく予定です。
*アジア・パシフィック地域においてIBMが提唱するオートノミック・コンピューティング技術に対応したIBM社製品以外のソフトウェアとして。
IBMは、業界で初めてオートノミック・コンピューティングを提唱してから3年間、大幅なコストと時間の節減、セキュリティーの向上、ダウンタイムの短縮、エンド・ユー
ザーの満足度向上、生産性向上などの利益を企業に提供してきました。オートノミック・コンピューティングは、オンデマンド・ビジネスを実現する鍵であり、ITインフラの自
己管理度を高めることのできる応用技術です。オートノミック・コンピューティングにより、複雑なITシステム管理要件を簡素化し、経営者は実際のビジネスの問題や革新に集
中できるようになります。
IBMは、これまでWebSphere(R)、DB2(R)、Tivoli、
(R)、TotalStorage(R)、
ThinkPad(R)など50種類のIBMハードウェアおよびソフトウェア製品に415以上の
オートノミック機能を搭載してきています。2003年4月には、オートノミック・コンピューティングを利用したシステム構築を始める企業を支援するための無償アーキテク
チャー「ブループリント」を発表することによって標準化を推進しています。
異機種混合のIT環境におけるオートノミック・コンピューティングでは、オープン・スタンダード(業界標準)が必要条件です。IBMは、現行の標準を活用するよう努めてい
ますが、該当する標準が存在しない場合は、ビジネス・パートナーと協力して新たな標準を策定してきており、今後も推進していきます。
以上
(*1)オートノミック・コンピューティング・ツールキット:オートノミック・ソリューションの設計・検証を行うソフトウェア開発者を支援する、さまざまな資 産やツール、サポートを初めてパッケージ化したものです。オープンソースの統合ソフトウェア開発環境「Eclipse(エクリプス)」を採用したITの自己管理機能を開発 できるソフトウェア群です。最新版は、開発者向けオー トノミック・コンピューティング・サイトからダウンロードすることができます。
(*2)Tivoli Intelligent Orchestrator:システムをリアルタイムで監視し、必要なシステム運用を自動化して、システム全体 の最適化を図る自動化ソフトウェア。詳細は、http://www.ibm.com/jp/software/tivoli/products/td_orchest.htmlをご覧ください。
*オートノミック・コンピューティングについての詳細は、http://www.ibm.com/autonomic/jpをご覧ください。
*ブループリントについての詳細はhttp://www.ibm.com/autonomic/r/downloads/blueprint/index.html(PDF,965KB)をご覧ください。
IBM、Tivoli、DB2、WebSphere、BladeCenter、e-businessロゴ、
、TotalStorage、ThinkPadは、IBM
Corporationの商標。
その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
<ホームページ>
日本IBMトップページ:http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース:http://www.ibm.com/press/jp/