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<ご参考資料>

2004年12月6日

世界規模の人道的貢献活動「ワールド・コミュニティー・グリッド」を発足
−アイドル時のコンピューター資源を社会的な課題の解決に寄付−

[米国ニューヨーク州アーモンク 2004年11月16日(現地時間)発]
IBM(R)は11月16日(現地時間)、科学や教育、慈善活動の分野で世界をリードする組織の代 表者とともに、「ワールド・コミュニティー・グリッド(World Community Grid)」を発足させました。ワールド・コミュニティー・グリッドは、個人や企業が所有するコンピューターの使われていない時の処理能力を活用し て、世界を挙げて取り組んでいる医療や社会的分野の難しい課題への取り組みを支援する世界規模の人道的な貢献活動です。

ワールド・コミュニティー・グリッドは、世界中のコンピューターの空き時間の膨大な処理能力を活用して、エイズやHIV、アルツハイマー病、癌などの疾病のもととなる遺伝 子や自然災害の予測精度の改善、世界的な食糧・水の飢饉から守るための研究の支援に役立てる活動です。ワールド・コミュニティー・グリッドの Webサイト(http://www.worldcommunitygrid.org:英語)からフリー・ソフトをダウンロードし登録すれば、誰でも空き時間のコンピューター資源を寄付することができます。

ワールド・コミュニティー・グリッドのアドバイザリー・ボード議長を務める、IBMのエンタープライズ・オンデマンド・トランスフォーメーション担当シニア・バイス・プレ ジデントであるリンダ・サンフォードは、次のように語っています。「ワールド・コミュニティー・グリッドは貢献活動における全く新しいモデルといえるでしょう。IBMは、 私たちが日頃お客様にご対応する場合、重大な社会問題や医療問題の解決にも、最適なテクノロジーを責任もってご提供しています。」

ワールド・コミュニティー・グリッドが支援する活動の第一弾である「ヒトのたんぱく質解析プロジェクト(Human Proteome Folding Project)」は、非営利の「システム・バイオロジー研究所(Institute for Systems Biology)」が中心となり、ヒトのプロテオームを形成するタンパク質を究明することによって、疾病の治療と原因解明の開発に繋げることを目 的としています。

ワールド・コミュニティー・グリッドの諮問委員会は今後、グリッド・コンピューティング技術を使った人道的な研究をリードしている機関や非営利団体からの提案を審査し、選 定を行い、年間5、6件のプロジェクトを支援していく予定です。

ドリス・デューク慈善財団(Doris Duke Charitable Foundation)の医学研究プログラム・ディレクターで、ワールド・コミュニティー・グ リッドの諮問委員を務めるエレイン・ガリン博士は次のように語っています。「世界中の研究者は、ワールド・コミュニティー・グリッドを通じて膨大なデータを収集/分析する ことによって、さまざまな地球規模の医療や社会的な課題を解決できるでしょう。私はアドバイザーとしてこのプロジェクトのお役に立てることをとても嬉しく思っています。当 プロジェクトは、さまざまな課題解決に取り組む際に障害となってきた技術的限界を解決するきっかけを与えてくれるでしょう。」
ワールド・コミュニティー・グリッドの諮問委員会は、国立衛生研究所(National Institutes of Health)、ドリス・デューク慈善財団、マークル財団(Markle Foundation)、メイヨー・クリニック、オックスフォード大学、世界保健機関(WHO)、国連開発計画(UNDP)など世界有数の科学/研究関連組織や慈善団体の メンバーが委員を務めています。

IBMはワールド・コミュニティー・グリッドのインフラ構築のためのハードウェア、ソフトウェア、技術サービス、専門知識、およびホスティング、メンテナンス、サポート・ サービスを提供します。

また、IBMはこのプロジェクトにおいてグリッド・ソリューションのリーダーであるユナイテッド・デバイス社にも参加してもらい、参加者のPC/ラップトップ・コンピュー ターの使われていない時の処理能力を結集し、グリッドに利用することを計画しています。IBMとユナイテッド・デバイスは過去に天然痘研究グリッド(Smallpox Research Grid)の構築で協業しています。天然痘研究グリッドは、天然痘の治療法研究において、約3,500万種もの薬効分子の分析を迅速化するために、世界 226カ国200万人以上のボランティアが参加しました。その成果は、昨年末に米国防総省に提出され、その後も引き続き研究が行われています。

ある推計によると、現在、世界全体で使用されているPCの計約6億5,000万台のすべてがワールド・コミュニティー・グリッドに参加することが可能です。グリッド・コン ピューティングは、数千から数百万台のコンピューターの処理能力を結集することで、スーパー・コンピューター並みの演算能力を備えた巨大な「仮想」システムの構築を可能に する、現在最も成長しているテクノロジーのひとつです。

ワールド・コミュニティー・グリッドは、IBM社員数千人が提供するコンピューティング時間、そして世界中のPCやラップトップ型コンピューターから提供される総使用時間 で構成されています。また、ワールド・コミュニティー・グリッドは、IBM eServer(R) p630、x345システムや、IBM DB2(R)、AIX(R)およびLinux(R) OSを搭載する IBM Shark Enterprise Storage Server(R)などのIBMテク ノロジーに支えられています。IBM DB2は、数百万台ものコンピューターから一度に提供される可能性のあるデータの管理が可能であり、1日数百万ものSQLクエリーを サポートすることができます。

以上

IBMのグリッド・コンピューティングの詳細については、http://www.ibm.com/gridをご覧ください。
IBMの慈善活動の詳細については、http://www.ibm.com/ibm/ibmgivesをご覧くださ い。

IBM、DB2、AIX、e-businessロゴ、eServer、Enterprise Storage Serverは、IBM Corporationの商標。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

<ホームページ>
日本IBMトップページ:http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース:http://www.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/press