2005年3月25日
既存のIT資産を有効活用するための新メインフレーム向けソフト
—WebサービスとSOAに容易に対応−
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM、本社:東京都港区六本木、代表取締役社長:大歳卓麻)は、企業のメインフレームに蓄積された既存の資産を容易にWebサービス*1化して、先進のITインフラストラクチャーで利用したり、SOA*2に基づくシステム構築で利用できる機能を搭載したIBM®
のメインフレーム向けソフトウェアの新製品「CICS® Transaction Server
for z/OS V.3.1 (以下CICS TS V3.1)」および「IBM WebSphere® Application
Server for z/OS, V6.0.1 (以下WAS for z/OS, V6.0.1)」を本日出荷いたします。
CICS TS V3.1およびWAS for z/OS, V6.0.1の主な新機能は以下のとおりです。
■ CICS TS V3.1
変化の激しい今日のビジネス環境においては、業務プロセスおよびそれを支えるITを、変化に応じて柔軟に対応させることが企業に求められており、メインフレームをお使いのお客様もこのような対応を必要とされる場面が増えてきました。
CICS TS V3.1の最大の特長は、メインフレームのアプリケーションをWebサービス化するためのツールをあらかじめ搭載していることです。従来、メインフレームのアプリケーションをWeb環境の新しいアプリケーションと連携させるためには、お客様が独自にWSDL(Web
Services Description Language)*3の生成を行う必要がありましたが、CICS TS
V3.1よりツールで生成できるようになることで、開発にかかる費用とコストの削減が図れます。
これにより、既存の基幹アプリケーションを変更することなく、Webサービスといった先進のITインフラストラクチャーに容易に対応させSOAに基づくシステム構築を行うことで、お客様にとって以下のようなメリットをもたらします。
・ 既存のメインフレーム・アプリケーションも新しいアプリケーションと柔軟に組み
合わせて利用できます。
・ 異なるプラットフォームのサービスでも、ネットワークを経由して利用できます。
・ サービスを組み合わせることにより、企業の仕組みが変わった際にも容易に変化
に対応できます。
また、CICS TS V3.1はセキュリティー面での機能が向上しています。新たに、標準のセキュリティー・プロトコルで、z/OSのシステムSSLにより処理される「Transport
Layer Security1.0」および「SSL 3.0」をサポートします。これにより、CICSを用いたサービスの通信において、より安全な暗号通信を行うことができるようになります。
■ WAS for z/OS, V6.0.1
WAS for z/OS, V6.0.1では、SOAの基盤となる「ESB*4(Enterprise Service Bus:エンタープライズ・サービス・バス)」の機能が搭載されます。また、CICS
TS V3.1のWebサービス機能とWAS for z/OS, V6.0.1のESB機能を組み合わせることによって、メインフレームにおいてもSOAに基づくシステム構築ができるようになります。
新製品の使用料金は次のとおりです。
| 製品名 | 使用料金(税別) |
|---|---|
| CICS Transaction Server for z/OS, V3.1 | 月額使用料金 836,000円から |
| WebSphere Application Server for z/OS, V6.0.1 日本語対応版(注1) |
一括払い料金 1,472,000円から |
* zSeries® 890(2086-110)の場合。料金はご利用になるシステム構成におけるプロセッサー使用量により異なります
(注1)この製品は日本語データを扱うことができ、メッセージは日本語に翻訳されています。また、本製品は英語版も含んでいます。
以 上
(*1) Webサービスとは、インターネットを介して業務アプリケーションを自動的に連携させる技術です。標準言語や標準プロトコルに準拠させることで、社内外のデータのやり取りを人手を介さず行うことができます。
(*2) SOAとは、事業体において相互に結び付いているビジネス機能、業務プロセス、および組織を有機的に結びつけ、ビジネスの変更にも柔軟に対応できるITインフラを構築する考え方です。
(*3) Webサービスを記述するための、XMLをベースとした言語仕様。それぞれのWebサービスがどのような機能を持つのか、それを利用するためにはどのような要求をすればいいのか、などを記述する方法が定義されている。
(*4) SOA対応のサービス同士を連携する際に利用される、「バス」と呼ばれるデータをやり取りするための伝送路。
IBM、CICS、WebSphere、zSeriesは、IBM Corporationの商標。
その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
<ホームページ>
日本IBMトップページ:http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース:http://www.ibm.com/press/jp/
