本文へジャンプ

プレスリリース

国内最速クラスのスパコンを高エネルギー加速器研究機構に導入 IBM eServer Blue Gene Solutionを採用


2005年9月28日

国内最速クラスのスパコンを高エネルギー加速器研究機構に導入
IBM eServer Blue Gene Solutionを採用

日本IBM(社長:大歳卓麻)は、国内最速クラスの57.3テラフロップス(注: 1テラフロップスは、1秒間に1兆回の浮動小数点演算)の総合演算性能を有するIBM®のスーパーコンピューティング・システム「IBM eServer® Blue Gene Solution」(以下、Blue Gene Solution)が、高エネルギー加速器研究機構(機構長:戸塚洋二、以下KEK)の研究用スーパーコンピューター・システムとして採用されたことを発表しました。当システムは、2006年3月に稼働開始の予定です。

KEKのスーパーコンピューターは、高エネルギー加速器科学の数値理論研究、特に格子量子色力学によるクォークとグルーオンのダイナミクスのシミュレーションのために使用され、大きな成果を上げてきました。物質の最小構成要素であるクォークとグルーオンを研究することにより、宇宙や物質の起源および構造について多くのことが分かってきました。KEKは、素粒子や原子核の理論的な研究により、自然界の根底に潜む秘密を解き明かしています。この研究活動をさらに発展させるためには、大規模な数値シミュレーション能力が必要とされ、現有スーパーコンピューターの能力を格段に向上させることが求められていました。

こうした環境に対応するため、KEKの新しいスーパーコンピューターとして、Blue Gene Solutionの採用が決定されました。Blue Gene Solutionは、現在世界最速*のスーパーコンピューター「IBM Blue Gene/L」をベースとしており、今回10ラックでシステムを構築することにより、57.3テラフロップスの総合演算性能を提供します。選定に際しては、Blue Gene Solutionが持つ高い処理能力とコストパフォーマンス、低い消費電力、省スペース性が評価されました。

今回のスーパーコンピュータ・システムでは、PowerPC®ベースのBlue Gene Solutionが、POWER5™プロセッサー・ベースのHITACHI SR11000と共に、株式会社日立製作所が主契約社(プライムコントラクター)として受注したものです。

また、今回のシステム導入に際しては、2005年6月に日本IBM大和事業所(神奈川県大和市)に新設したディープコンピューティング開発研究所が、Blue Gene Solutionに対応した最適化チューニング等の技術支援を行います。ディープコンピューティング開発研究所では、ハードウェアの技術者だけでなく、ソフトウェア、先進技術、基礎研究、さらに産業別の専門知識を持つ技術者のスキルとノウハウを結集し、高度な計算能力のニーズに対応していきます。

以上

2005年6月に発表された「スーパーコンピューター上位500リスト」で、IBM Blue Gene/Lが1位にランクされています。

IBM、e-businessロゴ、eServer 、PowerPC、POWER5は、IBM Corporationの商標。
その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

<ホームページ>
日本IBMトップページ:http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース:http://www.ibm.com/press/jp/