<ご参考資料>
2005年10月20日
IBM、DataPowerを買収
- ビジネス・アプリケーション・ソフトウェアのセキュリティー向上と処理高速化を目的に -
[ニューヨーク州アーモンク 2005年10月18日(現地時間)発]
IBM®コーポレーション(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ)は18日(現地時間)、マサチューセッツ州ケンブリッジを拠点とする株式非公開企業、DataPowerを買収したことを発表しました。なお、金銭的な詳細については公表していません。
DataPowerは、コンピューター・トランザクションのセキュリティー向上と処理スピードの高速化を実現するXMLネットワーク機器製品を提供している企業です。
IBMは、DataPowerの買収により、オープン・スタンダードに基づく再利用可能なソフトウェア・コンポーネントで構成されるビジネス・プロセスの性能、セキュリティー、管理の向上を図ります。このソフトウェア・コンポーネントとは、SOA(サービス指向アーキテクチャー)を指しており、ビジネスとITを組み合わせる手法です。IT業界調査会社のガートナーによると、2008年までには、新規ソフトウェア開発プロジェクトの80%がSOAに基づくものになると予測しています。
オープン・スタンダード技術が幅広く採用されるようになり、ソフトウェア・アプリケーションの相互運用性が向上しました。これにより企業は、ビジネス環境の変化により迅速に対応できるようになり、また、生産性をより向上させることができるようになりました。しかし同時に、大量のWebサービス・トラフィックやウィルスなど悪意のある攻撃によるシステムが過負荷になることも増えてきました。そしてこれは、企業のITシステムに新たな需要を生み出すことになったのです。
IBMソフトウェア・グループのWebSphere®担当ゼネラル・マネジャー、ロバート・ルブラン(Robert
LeBlanc)は、次のように語っています。「SOAを通じてビジネス・プロセスを実行するというモジュラー・アプローチを採る企業が増えています。それに伴い、ITシステムに過大な負荷をかけることになりかねないWebサービス・トラフィックも増大しており、これに対応する技術への需要が高まっています。DataPowerの製品は、この課題に対処するものです。」
DataPowerの代表的な製品は、SOAインフラの合理化を図る「X150 Integration
Device」、XML処理の負荷を軽減させる「XA35 XML Accelerator」、メッセージレベルのWebセキュリティーを提供する「Security
Gateway」です。「Security Gateway」は、IBMのTivoli®ソフトウェアが持つSOAセキュリティー管理機能を補完するものです。
DataPower製品は、WebSphereといったIBM製品と既に統合してきており、SOAサービス、コンサルティングといった既存のIBM
SOA機能に基づいています。つまり、既存の150以上のIBMパートナー企業は、今回のDataPower買収によって、更なる利益を享受できるのです。
DataPowerのCEOであるジム・リコッタ(Jim Ricotta)氏は、次のように語っています。
「XML Webサービスは、異機種システム間の接続で最も普及しているプロトコルです。DataPowerの技術は、接続性だけでなく、メッセージレベルのセキュリティー、ルーティング、統合、スピードアップを提供します。」リコッタ氏はDataPowerの経営陣に留まりますが、同時にIBMのWebSphereソフトウェア分野の職責も担います。また、DataPowerの全社員は、IBMに転籍します。
DataPowerについて
DataPowerは、次世代アプリケーションやXML Webサービスの比類ない性能、セキュリティー、および管理性を確保する、インテリジェントなXML対応ネットワーク・インフラを企業に提供します。DataPowerの特許取得済のXML
Generation Three (XG3™)技術は、アプリケーション展開を合理化すると同時に、技術投資を即座に回収できるような業界初のワイヤースピードのXML対応アプライアンスを稼働させる原動力となります。1999年に創設されたDataPower社は株式非公開企業で、マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置いています。DataPower社の詳細については、
http://www.DataPower.com(英語)をご覧ください。
以上
IBM、WebSphere、Tivoliは、IBM Corporationの商標。
その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
<ホームページ>
日本IBMトップページ : http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース : http://www.ibm. com/press/jp/