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プレスリリース

IBM、「センター・オブ・エクセレンス」を新設


2007年11月20日

IBM、「センター・オブ・エクセレンス」を新設
- 安全な製品の、より迅速な市場投入を支援 -


[米国ニューヨーク州アーモンク 2007年11月16日(現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は16日(現地時間)、実績あるビジネス方法論とソフトウェア開発モデルを活用することによって企業の新製品の迅速な市場投入を支援するPLM(製品ライフサイクル管理)のセンターを全世界9カ所に開設すると発表しました。

このPLMセンター・オブ・エクセレンス(CoE)は、以下の各都市に設置されます。
ニース‐ラ・ゴード(フランス)、ボブリンゲン(ドイツ)、北京(中国)、 バンガロール(インド)、ニューデリー(インド)、大和市(神奈川県)、モントリオール(カナダ)、ホーソーン(米国ニューヨーク州)、ダラス(米国テキサス州)

企業は、CoEの「研究所環境」により、全世界3,000名以上の研究者、9,000名以上のソフトウェア開発者、1,000名以上のコンサルタントとテクノロジー専門家のスキルを駆使できるようになります。これらのチームはお客様と緊密な連携体制を取り、パートナー、サプライヤー、お客様で構成されるPLMコミュニティー全体において、製品ライフサイクル特有の何百万ものプロセスやトランザクションの統合を支援します。企業の将来の成長とブランドの名声のカギとなる新製品開発に利用できる、実績のある「PLMベスト・プラクティス」へのアクセスを得ることが、センターを訪れる企業にとって、最も重要性の高い要素となります。

いち早くCoE契約を締結したお客様には、米国を拠点とする唯一の大手オートバイ・メーカーであるハーレー・ダビッドソン・モーター・カンパニーや、革新的な輸送ソリューションで世界をリードするカナダ企業ボンバルディア社などがあります。

ボンバルディア・エアロスペースのアプリケーション担当バイス・プレジデントのロベール・ブノワ(Robert Benoit)氏は、次のように述べています。「当社の目標は、日常的な設計プロセス特有の、何百万ものデータやグラフィック処理の流れを簡潔にするテクノロジー・インフラを構築することです。IBMのセンター・オブ・エクセレンスと協力することで、IBMの専門知識を利用して、高い成功率を持つプルーフ・オブ・コンセプト(技術検証)を実現することができます。」

今回のCoEの設立は、2010年までに800億ドル近くになると見られるPLM市場に対するIBMの戦略強化を意味しています。センターのPLM専門家が重視しているのは、企業の製品ライフサイクルにおけるあらゆる側面をその他の重要な企業システムに統合させることです。企業の既存のテクノロジーをよりいっそう緊密にビジネス目標に合致させる方法として、SOA(サービス指向アーキテクチャー)を活用していきます。

製品ライフサイクル全体にわたって、異なるアプリケーションおよびデータ・ソースを結び付けることは難易度の高い課題です。AMR社のアナリスト、ジェフ・ホイロ(Jeff Hojlo)氏は、次のように述べています。「企業内では各グループが、CAD幾何学、製造プロセス、スペア部品データ、価格決定、パッケージングといった、自分たちの役割に基づいたレンズを通して製品情報をとらえています。このため、より迅速な意思決定サポートに向けて、社内外で役割に即したビューを実現することが必要不可欠になります。SOA(サービス指向アーキテクチャー)は、こうした複雑性を軽減します。」

IBMの製造およびサプライチェーン・ソリューション担当バイス・プレジデントのマイケル・ウィーラー(Michael Wheeler)は次のように述べています。「新製品が矢継ぎ早に導入されているという現状、そして製品ライフサイクルをいつでも活用できるようにしておく必要性から、企業は、世界中に専門家を揃えたグローバルなネットワークを持つ組織とパートナーを組みたいと考えています。IBMにとってPLMはめざましい成長を遂げている重要分野で、革新的な製品を幅広い顧客に提供する能力を大幅に向上したいというお客様の要望が、その成長を推進しているのです。」

センターでは、PLMの価値創出セミナーや企業統合ワークショップを開催するほか、IBMとビジネス・パートナーによる、実績ある相互運用可能なソフトウェア・テクノロジー、ビジネス・プロセス管理モジュール、および特定の業界またはプロジェクト用のプルーフ・オブ・コンセプト・ソリューションを提供します。現時点でセンターが提供するPLMの主要オファリングとしては、次のようなものが挙げられます。

エグゼクティブ・ワークショップ
お客様企業のエグゼクティブが、IBMグローバル・サービスの専門家チームに参加して、PLMを企業のビジネス戦略の一部に組み込むために必要な戦略を策定します。例えば、PLM価値創出ワークショップでは、お客様は業界のベンチマーク研究を利用して、自社のPLMパフォーマンスの水準が競合他社やパートナー企業と比較してどの辺りにあるのかという位置付けを行い、自社のビジネス目標に沿った改善分野を特定します。

プルーフ・オブ・コンセプト・ファクトリー
IBM Product Development Integration Frameworkは、ソフトウェア開発者が業界特化型ソリューションを構築するために活用できる、ソフトウェア資産を提供します。これらの業界フレームワークは、将来のテクノロジー・プロジェクトの基盤を形成するものです。ビジネス・サービスと呼ばれる、相互に関連する再コンフィギュレーション可能なソフトウェア・モジュールが盛り込まれたIBM SOA業界フレームワークを使用することで、お客様は業界のニーズや技術上の必要性に合わせて、ソリューションのカスタマイズができます。

SOAおよびWeb 2.0ソリューション
企業がより多彩な製品ポートフォリオを構築するにつれて、サプライヤーやパートナーとの連携協力の重要性が高まります。お客様は、標準ベースのSOA基盤により、Web 2.0テクノロジーを利用した複合アプリケーションの構築が可能で、急速に変化する流動性の高い環境におけるサプライヤーやパートナーとの連携が容易になります。例えば、製品のコンプライアンスに関する課題を特定しようとするメーカーは、IBMの統合コミュニケーション・プラットフォームであるLotus® Sametime®を活用できます。このプラットフォームは、在席確認、インスタント・メッセージング、Web会議、音声およびビデオのコミュニケーションを統合したもので、サプライヤーやパートナーを結び付け、あたかも同じ部屋にいるような状態で問題解決を行うことができます。

PLMプロセスの変革
IBMのCoEのスタッフがPLMデータおよびプロセスのオープン標準に協力することで、ビジネス・プロセスを多種多様な複数のPLMおよび企業アプリケーションへと拡大させることが可能となる、革新的なアプローチのデモを実行します。例えば、複数ブランドのPLMデータベースをSAP ERPおよびアフター・サービスの管理システムに結び付けるエンジニアリング変更プロセスのデモです。

PLMアプリケーション統合
疎結合のSOAを通じて、Product Data ManagementリポジトリーおよびSimulation Data ManagementリポジトリーというPLMアプリケーションを結合するために、Webサービス・インタフェースが採用されています。いったんSOAミドルウェアに結合されると、PLM製品データはシステム間を自由に行き来し、製品設計の自然な進行と変更管理プロセスに従うことができます。

PLMの新興テクノロジー
メーカーは、Linux®ベースのPDAおよびポケットPC機器上で3次元モデルのレンダリングや操作が可能なモバイル3Dビューアーなど、新しいテクノロジーのプロトタイプを活用できます。モバイル機器からMCAD(機械系CAD)をはじめとする3D設計へのアクセスが可能になることで、ビジネス・マネジャーや設計者は、いつでもどこでも最新の製品情報が得られるという柔軟性を手に入れることができます。

センターの多くでは、PLMのお客様にIBMおよびビジネス・パートナー・コミュニティーによるソフトウェアおよびサービスの豊富なポートフォリオを提供します。例えば、ニース‐ラ・ゴードのセンターでは、SOAリーダーシップ・センター、ワールドワイド原子力センター、およびRFIDコンピテンシー・センターを設けています。

詳細は、下記サイトをご覧ください。
http://www.ibm.com/solutions/plm/ (US)

以上


当報道資料は2007年11月16日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は 下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/22624.wss (US)

IBM、Lotus、Sametimeは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
その他のIBMの商標についてのリストは、下記サイトをご覧ください。
http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)