2007年11月29日
データセンターのエネルギー使用効率化を支援するソフトウェア
- システムのエネルギー消費を一括管理し、最大30%の電力使用量削減が可能に
-
日本IBM(社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は本日、オートノミック(自律)機能を利用してデータセンターのエネルギー消費を追跡し、お客様による電力使用量の監視と効率性向上およびコスト削減のための調整を支援する業界初の管理ソフトウェアの最新版、「IBM®
Systems Director Active Energy Manager(AEM)」を発表しました。データセンター内のサーバーやストレージが実際に使用した電力量そのものを把握することが可能になり、管理者はデータセンターにおける設備投資やエネルギー予算の見積と計画を、長期的視野で最適化できるようになります。
「IBM Systems Director Active Energy Manager」は、従来IBMのx86サーバー「IBM
System x」を中心に提供してきた電力管理ソフトウェア「PowerExecutive」の機能を拡張し、他のプラットフォームへ対応を拡大した製品です。AEMは、さまざまなプラットフォームを横断的に仮想化技術で運用、管理するソフトウェア「IBM
Systems Director」ファミリーの追加機能として提供されます。Systems Directorで提供される仮想的なシステムの一元管理に加え、IBMシステム製品における電力使用量の一括管理を可能にすることで、お客様のデータセンターにおける電力消費量やその管理にかかるコストの削減をサポートします。
AEMはこれまでPowerExecutiveで提供してきた、実消費電力とシステム内の温度測定、それらを蓄積した上での傾向、平均やピーク値の提供に加え、以下の機能を提供します。
- Power Trending機能ならびにThermal Trending機能:システムの電力使用量と、個々のシステムが吸入ならびに排出する空気の温度を監視し、レポートする機能。これらの機能で収集される情報をひとつに統合することで、電力使用に関するデータをソフトウェアで集中的に把握、これによりデータセンター内の限定的かつ局地的な温度調節に対応でき、さらなるエネルギー・コストの削減が可能に。
- Power SavingsモードとPower Capping機能:需要の変化に応じた使用電力の管理を行う「Power Savingモード」と、システムごとの最大使用電力を設定する「Power Capping機能」を併用することで、エネルギー使用効率の向上によるシステムの電力消費量を最大30%節減することが可能に。*1
- Intelligent Power Distribution Unit(iPDU:電力配分装置):AEMがサポートされていないIBMシステムの電力情報を収集するためのツール。iPDUを旧型サーバーなどAEM未対応製品の電源コードに接続することで、AEMによるシステムならびにデータセンター内の電力使用情報の収集が可能に。*2
また、AEMは「IBM Tivoli® Monitoring」や「IBM Tivoli Usage and Accounting
Manager」など、統合的な運用管理ソリューションを実現するTivoliソフトウェア製品群で用いられる、エネルギー管理のためのデータソースを提供します。AEMを含むIBM
Systems Director製品群とTivoliを併用することで、エネルギー・コストを管理すると同時に仮想環境および物理的環境の監視と管理を実行する、業界初の“プラットフォーム横断型”統合管理ソリューションを実現します。
なお本日は、IBMのPOWERプロセッサーを搭載するUNIX®サーバー「IBM
System p」ならびにミッドレンジサーバー「IBM System i」をサポートする「IBM
Systems Director Active Energy Manager (AEM) for POWER V3.1」、ならびにx86サーバー「IBM
System x」ならびにブレードサーバー「IBM BladeCenter®」をサポートする「IBM
Systems Director Active Energy Manager (AEM) for System x & BladeCenter
V3.1」を発表しました。さらに将来は、IBMのメインフレーム「IBM System z」をサポートするAEMを発表する予定です。*3
本日発表の製品概要は、下記の通りです。
「IBM Systems Director Active Energy Manager (AEM) for POWER V3.1」
- 前提ソフトウェア:IBM Systems Director V5.20.2
- 稼動OS:Red Hat Enterprise Linux®、SUSE Linux Enterprise Server など IBM Systems Director 5.20.2 サーバー・コンソールをサポートする OS*5
- 稼働プラットフォーム:UNIXサーバー「IBM System p」、ミッドレンジサーバー「IBM System i」、およびPOWER6搭載ブレードサーバー「IBM BladeCenter JS22」*4
- 価格:19,320円(税込、サーバー1台あたりの新規ライセンスおよびサブスクリプション1年分)
- 出荷開始日:2007年12月14日
「IBM Systems Director Active Energy Manager (AEM) for System x & BladeCenter V3.1」
- 前提ソフトウェア:IBM Systems Director V5.20.2
- 稼動OS:Windows® Server 2003、Red Hat Enterprise LinuxやSUSE Linux Enterprise Server など 、IBM Systems Director 5.20.2 サーバー・コンソールをサポートする OS*5
- 稼働プラットフォーム:x86サーバー「IBM System x」、ブレードサーバー「IBM BladeCenter」*4
- 価格:28,665円(税込、サーバー1台あたりの新規ライセンスおよびサブスクリプション1年分)
- 出荷開始日:2007年12月21日
なお本日発表の製品は、各製品の出荷日以降に下記サイトよりダウンロードでき、かつ50日間の無料使用が可能です。初期ライセンス、サブスクリプションライセンス、ならびにCD-ROMメディア等は、IBMおよびIBMビジネスパートナー経由で販売します。*6
IBM System Director Active Energy Manager V3.1 製品情報サイト(英語)
http://www.ibm.com/systems/management/director/extensions/actengmrg.html (US)
(上記サイト左メニュー「Downloads」からご利用いただけます)
IBMは卓越したハードウェア・テクノロジーと仮想化技術により、お客様のIT環境をシンプルにするサーバー統合を推進するとともに、IBMが全世界で提唱するデータセンターの省エネルギーへの取り組みである「Project
Big Green」を推進するための製品やソリューションを、今後もお客様に提供していきます。
注)
*1:IBMの経験に基づく推測値であり、全てのケースに適用を保証するものではありません。
*2:iPDU機能のご利用にあたっては、「モニタリング機能付き フロント・エンドPDU」を別途お求めいただきます。(税込147,000円、ケーブル別)
*3:AEMのSystem z対応版の正式な発表日や価格などは未定です。決定し次第正式にお知らせいたします。なお、IBMの将来の方針および意向に関する記載は、目標および目的を示すことのみを意図して提供されており、事前の通知なく変更または撤回される場合があります。
*4:一部対応しないモデルもございます。詳細は当社サイトにて確認ください。またストレージ製品は消費電力ならびに発熱量の収集機能のみ対応します。
*5:稼動OSのバージョンなどのより詳しい最新の内容は、当社サイトにて確認ください。
*6:50日間の試用期間後継続して利用いただく際には、一部機能を除きライセンス証書に記載されているライセンスキーの入力が必要となります。
<関連サイト>
IBMシステム製品 トップページ
IBM Tivoliトップページ
IBM Project Big Green トップページ
IBM、BladeCenter、IBM Systems Director Active Energy Manager、POWER、PowerExecutive、System
i、System p、System x、System z、Tivoliは、International Business Machines
Corporationの米国およびその他の国における商標。
Windowsは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標。
UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。
