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プレスリリース

新たな科学技術の発見のためのエンジンとなったIBM Blue Gene



2007年5月16日

新たな科学技術の発見のためのエンジンとなったIBM Blue Gene
- IBMの生んだチェス・チャンピオン「Deep Blue」の子孫として -


[米国ニューヨーク州アーモンク 2007年5月11日(現地時間)発]

10年前の今日(1997年5月11日)、IBM(NYSE:IBM)の「IBM® Deep Blue」がコンピュータとして初めて当時のチェス世界チャンピオンと対戦し、勝利を収めました。

Deep Blueには32個のプロセッサーが搭載されており、ガルリ・カスパロフ(Gary Kasparov)との歴史的な6番勝負では、1秒間に約2億手を読む演算が可能でした。それから10年経った現在、世界最速のスーパーコンピュータであり、Deep Blueの後継機である「IBM Blue Gene®」は13万1千個のプロセッサーを駆使し、通常の動作で毎秒280兆回の演算を処理しています。一人の科学者が一台の計算機を使用した場合には17万1千年休まずに計算し続けなければならないところを、Blue Geneならわずか1秒間で演算処理を行うことができます。

最新のテレビゲームチップにも採用されているCell Broadband Engine™はDeep Blueよりも優れていますが、今日のチップ設計概念であるマルチコアの先駆けとなったのが、Deep Blueで実践されたコンピュータ科学の理論(何百万回もの演算の同時的かつ並列的な処理)です。Blue Geneは科学分野、学術機関、政府機関の研究所などで稼働しており、ライフサイエンス(タンパク質の折りたたみ構造、遺伝子研究、脳研究)、流体力学、量子化学、天文学・宇宙研究、材料科学、気候モデリングの各分野で、目に見えない世界を探求し、新たな洞察をもたらしています。

Blue Geneシステムは現在、世界最速スーパーコンピュータのトップ500ランキングにおいて、第1位および第3位にランクされています。また上位50機種中には、米国エネルギー省のローレンス・リバモア国立研究所に導入されているBlue Geneが含まれています。これらを含め現在Blue Geneは、米国内15ヶ所、ならびにスイス、日本、ドイツ、オランダ、フランス、英国でも導入されています。*1

Blue Gene - 世界で最もエネルギー効率が高いコンピュータ
green500.orgによると、Blue Geneは世界で最もエネルギー効率が高いコンピュータとされています。1999年にBlue Geneプロジェクトがスタートした当初から、IBMはスーパーコンピュータが将来的に消費電力と設置面積の要件に制約を受けるだろうと認識していました。そのような観点からBlue Geneは、消費電力1キロワット当たりで最大限の性能を発揮するように設計されています。

IBM Blue Geneについてより詳細な情報は、下記サイトでご覧いただけます。
http://www.ibm.com/servers/deepcomputing/bluegene.html (US)

IBM Blue Geneの写真は、下記サイトよりダウンロードいただけます。
http://www.ibm.com/press/us/en/photos.wss?topic=436 (US)


*1:日本では現在、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)に「IBM Blue Gene Solution」が導入されています。その国内最速クラスの処理能力を活用し、物質の質量の起源となる量子色力学における自発的対称性の破れの現象を世界で初めて実証しました(2007年4月24日、KEKより発表)。

以上

当報道資料は2007年5月11日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/21527.wss (US)

IBM、Blue Geneは、IBM Corporationの商標。
Cell Broadband Engineは、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの商標。
その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

<関連サイト>
IBM Deep Computingトップページ:http://www.ibm.com/jp/solutions/deepcomputing/

<ホームページ>
日本IBMトップページ : http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース : http://www.ibm. com/press/jp/