2007年5月17日
IBMのガバナンスおよびリスク・マネジメントへの取り組みが
お客様の業務のセキュリティー保護と最適化に貢献
データ、資産、セキュリティーに対するビジネス・インサイトをさらに明確化した、回復力に富むオペレーションのためのソリューションを発表
[米国ニューヨーク州アーモンク 2007年5月15日(現地時間)発]
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は15日(現地時間)、2008年までに300億ドルを超えると予測(注)されるITガバナンス(統治)およびリスク・マネジメント市場を対象とする新テクノロジーおよびサービスを発表しました。
データのプライバシー、セキュリティーおよびビジネス・レジリエンス(ビジネスの回復力)に関連して、政府および業界団体の課す規制要件は増える一方となっています。そうした状況を受けて各企業や団体は、ITガバナンス管理を効果的に実施することが重要であることを理解し、ITパフォーマンスのおおよその目標を定め、セキュリティーに対する脅威の影響を最小限に抑えてビジネス・レジリエンスを改善するためのリスク・マネジメント戦略を実行しています。
ITガバナンスとリスク・マネジメントは、グローバルなビジネス・リーダーの最優先課題として急速に位置づけられるようになってきました。最近のIBMの調査では、CFOの78%が、今後3年間で情報を統合してビジネス・インサイト(洞察)を提供するためのガバナンス体制を導入する、としています。また、CIOの64%がセキュリティー・コンプライアンスとデータ保護をIT組織が直面している最も重要な課題の一つであると見ています。
お客様がリスクを低減し、効果的なITガバナンスを実現することに貢献するIBMのアプローチは、お客様の最も戦略的なITに関する取り組みからスタートし、ITライフサイクルを通じたビジネスとITの整合性、可視性、および管理の改善を支援することを目的としています。IBMは、サービス・マネジメント、ビジネス・コンティニュイティー(事業継続性)およびセキュリティーの最適化を支援することにより、ビジネス・パフォーマンスとビジネス・レジリエンスの改善に重点的に取り組んでいます。
IBMはまた、最近のインターネット セキュリティ システムズ(Internet Security
Systems™)、コンサル(Consul)、ファイルネット(FileNet)、およびマイクロミューズ(Micromuse)の買収を通じて、複数のガバナンスおよびリスク・マネジメント機能を新たに獲得しました。
IBMのガバナンス・アンド・リスク・マネジメントおよびIBM® Tivoli®
Software担当CTOのアラン・ガネック(Alan Ganek)は、次のように述べています。「新しい要求にいち早く応え、新しい脅威に対処するなど、企業の神経系統に相当するITはビジネス・サービスに関する需要の変化にダイナミックに適応しなければなりません。ライフサイクル単位でITガバナンスとリスク・マネジメントを導入することが重要なのは、今日の企業がグローバル化の進展、複雑な規制、そして進化し続けるセキュリティー脅威という状況に直面しているためです。IBMは、お客様が回復力を備え、遂行力の高い、確実なコンプライアンスに基づくビジネスを実現できる、経験に裏打ちされたアプローチと方法論と組み合わせた自己管理オートノミック・テクノロジーのリーダーシップを提供します。」
フィラデルフィア証券取引所(Philadelphia Stock Exchange)は、IBMのテクノロジーおよびサービスを活用して、ITガバナンスとリスク・マネジメントの課題に取り組んでいます。
フィラデルフィア証券取引所のクオリティー・アシュアランス担当バイス・プレジデントであるバーニー・ドネリー(Bernie
Donnelly)氏は、次のように述べています。「全国規模の証券取引所には、安全で、業界の要求を満たし、変化する状況に適応するだけの柔軟性を備えることが必要です。私たちはIBMと協力し、ビジネスのスムーズな実行と、内外からの電子的な攻撃からシステムを保護する上で欠かせない、コンプライアンス監視、監査、レポートを自動化するITガバナンスおよびリスク・マネジメント戦略を策定し、導入しました。」
業界で最も豊富なサービスとテクノロジー製品のポートフォリオにより、IBMは、いっそう効果的なITビジネス・ガバナンスおよびリスク・マネジメントを実現することで、ビジネス・パフォーマンスとビジネス・レジリエンスの最適化というお客様の課題に取り組むべく、以下のような新機能を発表しています。
- 組織全体にわたるITの統治
資産ベースのサービス群であるBusiness of IT Dashboardは、お客様がITガバナンスとリスク・マネジメントの重要領域における現在の長所と短所を評価し、ITパフォーマンスとビジネス・パフォーマンスの歩調を一致させることができるように設計されています。一般に個別のシステムに対して限られたビジビリティーしか提供しない他のIT監視ツールと異なり、(IBM Tivoli Netcool®テクノロジーに基づく)Business of IT Dashboardサービスおよびソフトウェアは、IT組織内外の多様な階層のユーザーに合わせてビューを提供します。これによりお客様は、ビジネスの実績と成果に直結するIT活動とITパフォーマンスを監視し、それらの実現を確実なものとするリアルタイム・アプリケーションの評価、計画、設計、導入、管理を行うことができます。またこのダッシュボードにより、お客様はIT投資とビジネス上の優先事項および要件との整合をはかり、効果向上を実現するITプロセス自動化を拡大し、セキュリティー・リスクを把握および管理することができるようになります。
IT Lifecycle Management and Governance Services for Tivoliサービス・デスクは、お客様による総合的サービス・デスク・ソリューションの迅速かつシームレスな導入を可能にします。サービス・デスク・ソリューションは、サポート・プロセスを統合し、IT課題に関する窓口を一本化し、ビジネス・レポートの活用をより容易にし、主要なパフォーマンス・インジケーターを確立するために設計されています。
- サービス・マネジメントの向上による、情報に基づく意志決定
新しいTivoli Business Service Managerソフトウェアは、ビジネスおよび業務スタッフに対して重要なビジネス・サービスの健全性やパフォーマンスをリアルタイムに把握する機能を提供することで、効果的な意思決定を可能にします。このソフトウェアは、マイクロミューズ買収により実現したものであり、Netcool/Realtime Acitve DashboardsとTivoli Business Systems Managerを組み合わせたものです。Tivoli Business Service Managerは、リアルタイム・サービス・スコアカードと主要パフォーマンス・インジケーターにより、組織全体にわたるさまざまなサービスやプロセスの高度なビューをもたらします。業務スタッフは、個々のデバイスやシステムについて、そのリアルタイムのステータスに加え、トランザクションの不具合、プロセスのボトルネック、通常の収益における変化などを見て取ることができます。
- リアルタイムでのセキュリティー脅威の管理
IBM Tivoli Security Operations Manager v4.1は、リアルタイム・ダッシュボードを提供するセキュリティー・イベント・マネジメント・プラットフォームです。このダッシュボードは、組織が、悪意ある外部の人間、社員または請負業者によるセキュリティー脅威にさらされても、そのコンピューター・ネットワークを継続的に稼働させることができるように設計されています。このソフトウェアは、自動的にITインフラのあらゆる経路を通過するデータを分析し、セキュリティー脅威を検知し、インシデントの把握、調査および応答のプロセスを最適化および自動化します。これにより、ネットワークのセキュリティー・ポリシーやIT管理手段を監視および実行することができるため、脅威やポリシー違反がインシデント化する前にユーザーがこれを素早く認識して影響を緩和することを可能にするとともに、運用およびコンプライアンスに重点を置いたレポートを提供します。
- ITサービス・ライフサイクルを通じた投資バランス
IBM Rational® Portfolio Manager v.7.1は、企業向けプロジェクト管理ソリューションであり、IT投資のバランスを取り、サービス上の優先事項を特定するために、CIOからプロジェクト・マネジャー、ビジネス・アナリスト、開発者にいたるまで、組織のあらゆる人間が利用することができます。新しいWeb 2.0インタフェースを利用することで、チーム・メンバーはその作業を管理し、時間および費用に関するレポートを提出することができ、またRational Portfolio ManagerとIBMのRational製品群を緊密に連携することで、ソフトウェアのプロジェクトを確実に予定通りに企画、構築、テスト、導入およびプロビジョニング(事前設定)することが可能になります。Rational Portfolio Manager向けの分析用コンポーネントによって、ソフトウェア開発チームを対象とする自動化された決定および承認のサイクルを実現し、またプロジェクトにおけるトレンドや重複を特定することもできます。プロジェクト・チームは、コンプライアンス・レポートを生成してプロジェクトの立ち上げを容易にする新しいテンプレートとベスト・プラクティスを活用することで、効率性を向上できます。
さらにIBMは2007年に入り、高度なITガバナンスとリスク・マネジメントを実現するソリューションを求めるニーズに応える、複数のテクノロジーおよびサービスを公表してきました。主なものは以下の通りです。
- Business of IT Workshop
- System z™メインフレーム・セキュリティー・アーキテクチャーにおける技術進展
- エンド・ツー・エンド管理サービスとしては初めての緊急危機対応機能を提供するためのシスコ社との業務提携
- デジタル・ビデオ監視サービス
- 中小企業向けの新しいサービス・プロダクトを含む、拡張版IBM Internet Security Systems (ISS)侵入防止システム製品ラインおよびManaged Security Servicesポートフォリオ
- IBM FileNet P8 4.0 Enterprise Content Managementソフトウェア・プラットフォーム
- データ・ガバナンスおよびコンプライアンスに適した、情報拡大の管理性、コスト管理性または情報保全性の向上をはかる、新しいIBM System Storageオファリング
IBMの戦略について、およびガバナンス&リスク・マネジメント・テクノロジーおよびサービスについての詳細は、 http://www.ibm.com/press/us/en/presskit/21544.wss (US)でご覧いただけます。
(注)AMRリサーチのアナリスト・レポート「2007-2008年:ガバナンス、リスク・マネジメント、コンプライアンスへの市場の需要(Market
Demand for Governance, Risk Management and Compliance 2007-2008)」による。
以 上
当報道資料は2007年5月15日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/21549.wss (US)
IBM、Netcool、Internet Security Systems、Rational、System z、Tivoliは、IBM Corporationの商標。
<ホームページ>
日本IBMトップページ : http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース : http://www.ibm. com/press/jp/
