2007年7月27日
21世紀のスキルとリーダーを育成する「Global Citizen's Portfolio」を発表
[米国ワシントンD.C 2007年7月25日(現地時間)発]
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は25日(現地時間)、「Global
Citizen's Portfolio(地球市民のポートフォリオ)」を発表しました。これはIBM社員がグローバルなリーダー、プロフェッショナル、および市民になるためのスキルと専門知識の強化に貢献する、一連の投資とプログラムです。
IBM会長・社長兼最高経営責任者であるサミュエル・J・パルミサーノは、次のように述べています。「地球規模の競争という現実とイノベーションの力によって、これまでにないペースで科学、ビジネス、技術の最前線が変化しているため、専門的知識は固定的ではなくなっているのです。競争力を維持するためには、企業やコミュニティー、国家と同様に、個人もまた新しい分野や新しいスキルを学んで、継続的に適応していく必要があります。今回発表した「Global
Citizen’s Portfolio」は、IBM社員が新しいスキルを身につける能力を高めます。」
IBMは、社員のために「Global Citizen's Portfolio」を創出する目的で、今後3年間で最大6,000万ドルを拠出することを表明しています。このポートフォリオは、社員のキャリアとスキルに関するトレーニングをサポートするIBMの幅広いプログラムに基づいています。
ポートフォリオの当初の構成要素は以下の通りです。
- Matching Accounts for Learning(学習のためのマッチング口座):開始時に、少なくとも5年以上勤務している社員の学習に対する拠出額に対して、IBMが50%を負担します。社員による拠出金は、年間1,000ドルまでは利付き口座に預けられます。このプログラムは、米国で試験的に実施され、続いて地域ごとのスキル、トレーニングの必要性、そして教育に対する政府の支援に基づいて、グローバルに展開されることになります。
IBMのヒューマン・リソース担当シニア・バイス・プレジデント、ランディ・マクドナルド(Randy MacDonald)は次のように述べています。「ニュー・エコノミーの下で、どのような種類のスキルが必要なのかを理解する最善の立場にいるのは、個人です。IBMは、社員が競争力を持ち、プロフェッショナルとしての目標を達成できるよう支援することは、責任あるグローバル企業の務めであると考えています。」
- The Corporate Service Corps(コーポレート・サービス部隊):このプログラムでは、IBM社員を、21世紀のビジネスの背景となっている多様な文化、政策環境、および社会的な期待に触れさせることで、彼らにリーダーシップ開発体験の機会を提供します。IBMは、NGOと協力して、さまざまな国の、異なる事業部門に所属する社員による小グループを、会社組織の外部に配置します。このグループは対外関係を構築して、グローバルな経済的機会の向上や教育資源へのアクセスといった世界の最も困難な問題に取り組みます。企業サービス部隊は、開始時点からすでに国際的です。最初の3年間で約600名のIBMの参加者が、全世界から選抜される予定です。プロジェクトは、新興経済国や発展途上国を対象としています。
- Enhanced Transition Services(強化版移行サービス):IBMの社員に政府機関、非営利団体、教育団体、および経済開発団体での体験を積む機会をもたらす架け橋となります。IBMのTransition to Teaching(教育者移行支援)イニシアティブの成功を受け、この新しいプログラムは、官民、および市民・個人の協力関係を構築します。需要の大きな分野でどのようなスキルが必要となるのかを把握し、IBMの社員が自分たちの属する社会に貢献するために、こうした分野で第2のキャリア開発を支援します。
コーポレート・アフェアーズ&コーポレート・シチズンシップ担当バイス・プレジデント、スタンレー・リトウ(Stanley
Litow)は次のように語っています。「今日のグローバル経済において、人々は仕事を移ったり、あるいは退職したりと常に動いています。それでも自分たちが築き上げた関係は大切にしており、過去の雇用主ばかりでなく、自分たちの社会に対しても引き続き貢献することができます。私たちの新しいプログラムには、(1)個人でリーダーシップ・スキルを開発できる、(2)IBMとそのパートナーが、このスキルによるメリットを享受できる、そして(3)コミュニティーも利益を得られる、という3つの長所があります。」
パルミサーノは、ワシントンのロナルドレーガンビル・国際貿易センターで行われた2日にわたる会合「The
Forum on Global Leadership: U.S. Competitiveness in a Globally Integrated
Economy(グローバル・リーダーシップ・フォーラム:グローバルに一体化した経済における米国の競争力)」におけるスピーチで、「Global
Citizen’s Portfolio」を発表しました。
IBMが米国商務省、米国商工会議所、およびピーターソン国際経済研究所と共に主催したこの会合では、グローバル規模で相互に結びついた世界において競争力を高めるための革新的な方法について、意見を交わし議論するために、数百人の実業界、学会、政府、および各コミュニティーのリーダーたちが一堂に会しました。
パルミサーノは次のように語っています。「IBMは、一定の立場にある個人、より機敏で革新的な企業、より健全で活発なコミュニティー、そしてより競争力のある国家の間で、互いに利点を向上できる、強力な好循環が生まれる可能性を見据えています。私たちは『Global
Citizen’s Portfolio』によってIBMがさらに競争力を備え、より成功した企業となることを大いに期待しています。そのためには投資が必要なのです。しかし世界のどのような企業でもそうですが、IBMの成功は最高の専門知識と人材を得ることにかかっています。私たちは製品やサービスばかりでなく、企業経営のあり方、そして社員、各種コミュニティー、ひいては市民社会全般との関係におけるイノベーションが、最も優秀で、最も創造的な社員を集める上で有益であると考えています。」
当報道資料は2007年7月25日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/21937.wss
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