2007年11月6日
POWER6搭載サーバーのさらなる仮想化とシステム最適化を加速
- 最新OS「AIX6」ならびにSystem pの機能を拡張するソフトウェアを発表 -
日本IBM(社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は本日、IBMのUNIX®サーバー「IBM®
System p™」向けのオペレーティング・システム(OS)の最新バージョンとなるAIX®6の最新版「IBM
AIX V6.1」を、11月9日から出荷を開始することを発表しました。出荷開始日以降、AIX6をSystem
pのOSとして選択できるほか、従来のAIX 5をお使いのお客様は、「AIXソフトウェア・メンテナンス」を利用しAIX6へ無料でアップグレードすることが可能です。
AIX6は、5月に発表したIBMの次世代プロセッサー「POWER6™」に対応する、以下の最新の2つの仮想化機能をサポートし、お客様のシステムの最適化を実現します。
まずAIX6は、POWER6プロセッサーの仮想化機能である「ライブ・パーティション・モビリティ(Live
Partition Mobility)」を正式にサポートします。ライブ・パーティション・モビリティは、System
p上の論理区画を筐体間をもまたがって瞬間的に移動させる、高度な仮想化機能です。この機能により、筐体の交換や更新の際にアプリケーションを止める必要がなくなり、システム・メンテナンスに伴う計画停止が不要になるなど、お客様のシステム管理の手間を削減することができます。この機能は「IBM
Advanced POWER Virtualization(APV)」エンタープライズ版*1で実現されます。
また、AIX6のもうひとつの先進的な仮想化機能「ライブ・アプリケーション・モビリティ(Live
Application Mobility)」を実現するソフトウェア「Workload Partition Manager™
for AIX」*2を、本日あわせて発表します。ワークロード・パーティション(Workload
Partition:WPAR)とは一つの論理区画内で複数のAIX6のインスタンスを稼働させる技術です。ライブ・アプリケーション・モビリティ機能を使うことで、論理区画上のあるAIX6ワークロード・パーティションを、アプリケーションを稼働したままその環境ごと、同じ筐体内あるいは異なる筐体内の別の論理区画に移動させることができます。これによりアプリケーションのパフォーマンスと可用性向上、ならびにシステム使用率の最適化への効果が期待できます。また、グラフィカルなユーザーインターフェースによる操作画面が提供されており、稼働アプリケーションの移動は自動設定または手動で簡単に行うことが出来ます。「Workload
Partition Manager for AIX」は、POWER4™、PowerPC® 970、POWER5™、POWER5+™ならびにPOWER6プロセッサー上で稼働するAIX6上で利用可能です。
さらに、きめ細かいシステムへのアクセスコントロール、暗号化されたファイルシステムやカーネルの動的更新などによるセキュリティや可用性の向上、サーバーの消費電力を計測し常に最適の使用状態を保つ電力管理ソフトウェア「IBM
Systems Director Active Energy Manager for POWER™ V3.1」*3など、お客様のシステム資源の最適化とデータセンターの消費電力削減に貢献する機能を提供します。
なおAIX6は、POWER4、POWER5、およびPOWER5+の各プロセッサー上でも稼働する上、AIX5で開発されたアプリケーションを再コンパイルすることなくAIX6上で稼働させることも可能です*4。お客様は過去のシステム投資や資産を保護しながら、最新のAIX環境を利用いただけます。
AIX6は2007年7月にベータ版を公開し、14,000を超えるベータ版のダウンロードによるお客様やISV(Independent
Software Vendor:独立系ソフトウェア会社)によるテストの実施を経て、今回の正式版の発表にいたりました。IBMはお客様の声を生かし、システムのパフォーマンス向上から、仮想化によるサーバー統合やシステムの省電力機能などによるデータセンターの最適化まで、お客様のシステムにかかる要望や課題を解決するソリューションを、これからも提供していきます。
以上
注)
*1:「IBM Advanced POWER Virtualization(APV)」スタンダード・エディションは、System
pハードウェアの機構のひとつとして提供されます。System pおよびPOWERプロセッサー搭載のBladeCenter
のモデルやプロセッサーの数量により価格等の詳細は弊社営業担当員までお問い合わせください。
*2:「Workload Partition Manager for AIX」の最小構成価格は105,000円(1年分ソフトウェア・メンテナンス込み)から、2007年11月9日より出荷を開始します。ただSystem
pおよびPOWERプロセッサー搭載のBladeCenter のモデルやプロセッサーの数により価格が異なりますので、詳細は弊社営業担当員までお問い合わせください。
*3:「IBM Systems Director Active Energy Manager for POWER V3.1」は、本日時点では将来の提供予定としての発表になります。価格ならびに提供開始日は、決まり次第追ってお知らせいたします。
*4:AIX上で稼働するアプリケーションの互換性に関する情報の詳細は、下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/systems/jp/p/aix/developer/
IBM、AIX、POWER、POWER4、POWER5、POWER5+、POWER6、PowerPC、System p、Workload
Partition Managerは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標。
その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
<関連サイト>
IBM System pトップページ トップページ
IBM AIX トップページ
IBM Project Big Green トップページ
<ホームページ>
日本IBMトップページ:http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース:http://www.ibm.com/press/jp/
