2007年11月7日
業界初4GHz POWER6プロセッサーを搭載するブレードサーバー
- i5/OS対応の開発意向も表明、中堅企業向けのブレード市場をさらに拡大 -
日本IBM(社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は本日、4.0GHzの動作周波数を発揮する次世代プロセッサーPOWER6™を搭載したブレードサーバー「IBM®
BladeCenter® JS22」を発表しました。webアプリケーションからハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)までの幅広い用途に向け、さらなるパフォーマンスの向上と高い可用性を提供する製品です。最小構成価格は932,505円(税込)から、11月30日より出荷を開始します。
「IBM BladeCenter JS22」は、業界で初めて4.0GHzのPOWER6プロセッサーを4コア搭載した、高いパフォーマンスと可用性、ならびに省エネルギーを実現するブレードサーバーです。POWER6がサポートする先進の仮想化機能を実装することで、ハードウェアの基本的な制御を行うファームウェア上で稼働するハイパーバイザー(Hypervisor)によるサーバー資源の細分化した利用、稼働中のパーティションの柔軟な移動などが可能になります。これらの仮想化機能により、サーバーの使用率や可用性が向上する上、システムメンテナンスのための計画停止が不要になるなど、お客様のシステム管理の手間を省くことができます。
BladeCenter JS22は、従来の「BladeCenter H」(JS22を最大14枚収納)ならびに「BladeCenter HT」(同最大10枚収納)の各シャーシに対応します。BladeCenterファミリーの最大の特長である共通アーキテクチャーを採用しているため、シャーシ内での他のBladeCenterサーバーとの混在が可能であり、これまでのお客様のBladeCenterへの投資を保護しながら、システムの拡張や増強に柔軟に対応します。またオペレーティング・システムもAIX®ならびにLinux®をサポートしており、ブレードサーバーでUNIX®サーバーのパフォーマンスや仮想化機能を柔軟に活用したいお客様に最適です。
BladeCenterの特長である高い集積性や信頼性に加え、BladeCenter JS22の持つPOWER6による高い省電力性や高度な仮想化機能により、お客様のサーバー統合をより推進し、データセンターにおけるサーバー台数や設置面積の縮小や消費電力の削減を実現できます。実際に他社UNIXサーバーとBladeCenter
JS22との同等パフォーマンス構成を比較した場合、23ラック相当の5Uサーバーと同等規模のシステムをBladeCenter JS22をわずか1ラックで構成でき最大95%のフロア設置面積の削減、ならびに最大92%の消費エネルギーの削減が可能になります。*1
また本日、BladeCenter JS22におけるi5/OSのサポート、ならびに100V電源対応シャーシである「BladeCenter S」への対応について、それぞれ開発意向を表明しました。これまで多くの中堅企業のお客様を中心にお使いいただいているSystem
i™と同様の環境をブレードサーバーでお使いいただける上、データセンターに設置することなくオフィス環境に手軽にブレードサーバーを導入いただけるBladeCenter
Sへ対応することで、中堅企業へのより幅広いブレードサーバーの導入を促進するものです。なお、これらの開発意向表明に関する正式な対応は、2008年第1四半期以降の開始を予定しています*2。
本日発表の製品概要は、下記の通りです。
「IBM BladeCenter JS22」
- 4コア 4GHz POWER6プロセッサー搭載
- 最大32GB DDR2メモリー(DIMMスロット×4)
- 最大146.8GB SASディスク
- OS:AIX V5.3 TL 5300-06 SP4 以降、AIX V5.3 TL 5300-07 以降、AIX V6.1 TL 6100-00 以降、Novell SUSE Linux Enterprise Server 10 for POWER SP1 Update 1 以降、Red Hat Enterprise Linux for POWER V4.6以降、Red Hat Enterprise Linux for POWER V5.1 以降、ならびにi5/OS(対応バージョンを含め2008年第1四半期以降正式発表予定)
- 仮想化ソフトウェア「Advanced POWER Virtualization(APV)」スタンダードエディションを標準でサポート*3。
- 保証期間:3年間オンサイト修理(翌日以降対応)
- 最小構成価格:932,505円(税込)
- 出荷開始日:2007年11月30日
なお本日発表の製品は、IBMならびにIBMビジネスパートナー経由で販売します。
IBMはお客様のニーズに応えるBladeCenterのポートフォリオをこれからも提供するほか、その高い性能と多彩な特長で、お客様のデータセンターの最適化を推進するソリューションを提供して行きます。
以上
注)
*1:この数値は180台のSun Fire V490をIBM BladeCenter JS22を何台で置き換えが可能かという値を、SPECint_rate2006ならびに仮想化を用いた場合/用いなかった場合それぞれでのサーバーの稼働率に基づき算出したものです。
- 1) 一定時間に処理可能なタスク数(スループット)を示す指標であるSPECint_rate2006のベンチマークにおいて、Sun Fire V490 systems 180台(23ラック)の場合、2.1GHzプロセッサー計720コアでのSPECint_rate 2006でのベンチマーク値(2007年10月23日現在)は78.0。これに対し、IBM BladeCenter JS22 56台(42uラック1台にJS22をBladeCenter Hシャーシ4台で収納)の場合、4.0GHzプロセッサー計224コアでの同ベンチマーク値(2007年11月6日現在)は84.7。この結果より、同等のサーバー稼働率と仮定した場合、56台のBladeCenter JS22の累積能力のほうが60台のSun Fire V490よりも優れていることが算出できます。
- 2) Alinian社により公表されている調査結果に基づく仮想化利用の際の稼働率を、3Xの仮想化実績数値に適用して算出した数値は、下記の通りです。(Alinean社の調査結果参照)
http://www.ibm.com/services/us/cio/optimize/opt_wp_ibm_systemp.pdf (US) - 仮想化を用いないSun Fire V490の稼働率は20%、仮想化を用いたIBM BladeCenter JS22の稼働率は60%。これにより下記の値を算出。
- Sun Fire V490の能力=180台×78.0×20%=2,808
- IBM BladeCenter JS22の能力=56台×84.7×60%=2,845.92
この結果から、56台のBladeCenter JS22の使用率60%の能力のほうが、180台のSun Fire V490の使用率20%の能力よりも優れていることが証明されます。
なお、IBMのみならず、Sunも自社の仮想化ソリューションを用いた場合は、IBM BladeCenter JS22の1ラックで、Sun Fire
V490の7.5ラック分を置き換えることが出来る計算になります。
SPEC®とベンチマーク名であるSPECrate®、SPECint®、SPECjbb®はStandard
Performance Evaluation Corporation(標準性能評価法人:SPEC)の登録商標です。なお最新のベンチマーク結果は、下記URLで確認できます。
http://www.spec.org/ (US)
*2:i5/OSは、2008年第1四半期以降に対応バージョン等を含む詳細を発表予定です。なお、IBMの将来の開発計画、予定および価格に関する記載事項は、計画を目的としてのみ記載されており、通知なく変更または撤回されることがあります。
*3:ライブ・パーティション・モビリティの利用が可能な「APVエンタープライズエディション」はオプションでの提供となります(有償)。価格等の詳細は弊社営業担当員までお問い合わせください。
IBM、AIX、BladeCenter、POWER6は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
<関連サイト>
IBM BladeCenterトップページ
IBM Project Big Green トップページ
<ホームページ>
日本IBMトップページ:http://www.ibm.com/jp /
プレスリリース:http://www.ibm. com/press/jp/
