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プレスリリース

Blue Gene、他社製品を引き離す快走


2007年11月13日

Blue Gene、他社製品を引き離す快走
- ペタフロップスの壁に迫る途上で、IBMの世界最速コンピューターが業界を席巻 -


[米国ニューヨーク州アーモンク 2007年11月12日(現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)のBlue Gene®/Lスーパーコンピューターは、「TOP500 Supercomputers」の公式リストにおけるトップの座を4年間連続して堅持、さらに新たな世界記録を樹立しました。カリフォルニア州ローレンス・リバモア国立研究所に設置された世界最速のコンピューターBlue Gene/Lは現在、他社のどの製品と比較しても3倍近く高速な処理スピードを実現しています。

リバモア研究所のBlue Gene/Lはこの夏に性能が拡張され、毎秒478兆回の演算(478「テラフロップス」)を持続的に実現するまでにいたりました。世界で2番目に高速(ヨーロッパでは1番)のコンピューターは、ドイツの研究コンソーシアム、ユーリッヒ(Julich)に新たに設置されたBlue Gene/P(Blue Gene/Lの姉妹機)です。ユーリッヒのBlue Gene/Pは167テラフロップスを実現しています。

IBMのシステムは今回のTOP 500リストにおいて、他のどのベンダーをも上回る232システムがランキング入りしています。こうしたIBMの最速システムの中で多数派を占めているのが、汎用プロセッサーを使用して構築したクラスター構成のもので183システムありますが、これもTOP 500における記録となっています。IBMは、このようなPCサーバー・チップを使って最も強力なスーパーコンピューターを構築することにかけては、業界の第一人者です。また、IBMはトップ10に4システム(すべてBlue Gene)、トップ100に38システムのスーパーコンピューターがランクインしており、それぞれで競合他社を凌いでいます。ランキング入りしたIBMの232システムによる処理能力を合計すると、このリストに登場するシステムの総処理能力の45%に相当します。

ペタフロップの壁を崩す

業界の最前線をひた走るIBMは、“ペタフロップス”として知られるコンピューティングのマイルストーンに肉薄しつつあります。ペタフロップスとは毎秒1,000兆回の演算を処理する能力です。ペタフロップス・コンピューターは、非常に詳細な予測シミュレーションを可能とし、科学およびエンジニアリング分野に急激な躍進をもたらします。例えば地震シミュレーションでは、サンアンドレアス断層(サンフランシスコ地震の震源断層)に沿って地域全域に発生する振動を建物ごとに表示することができ、将来の耐震建造物の設計に貢献します。

IBMは、“ペタスケール”時代を主導するスーパーコンピューターのプラットフォームを複数用意しています。IBMは、ペタフロップもしくはそれ以上の高速演算に特化したシステムであるBlue Gene/Pを今年6月に発表しました。これは発表当初こそ科学・研究市場をターゲットとしているものの、その拡張メモリーおよびSMPノードは、より幅広いアプリケーションに対しても魅力あるものとなっています。また、来年にはIBMの最新世代POWER™プロセッサーをベースとするスーパーコンピューターが、気象予測、気候モデリング、エネルギー探査、自動車および航空宇宙工学といった商用および技術市場をターゲットとして商品化されます。

2008年の「Roadrunner」に向けて

また、IBMのペタフロップス・ポートフォリオを完成させるのが、「ロードランナー(Roadrunner)」というニックネームを持つコンピューターです。これはAMDのPCタイプのプロセッサー数千基と、ソニーのPlayStation 3の心臓部に使われているグラフィックス・プロセッサー「Cell Broadband Engine」を融合したハイブリッド設計のコンピューターです。米国エネルギー省のロス・アラモス国立研究所に2008年夏に導入される予定のロードランナーは、ペタフロップスを超える高速演算が可能です。ロードランナーは、2つの様式のマイクロプロセッサーを組み合わせることで大幅な消費電力の削減が可能になり、したがって非常にエネルギー効率の優れた運用環境を実現します。

IBMのペタスケール・ハードウェアへの取り組みは、アプリケーション・サポートや開発ツールといった関連するソフトウェアへの投資と足並みをそろえて進められており、生産性、使いやすさ、実用性の向上をもたらします。一例を挙げれば、IBMは来年、Blue Geneアプリケーションのサポートを拡大し、Blue Gene/Pが米国内で最初に配備されるアルゴンヌ国立研究所(イリノイ州)との提携による新しいオープンソース開発者プログラムを提供します。

Blue Geneについて

IBM® System Blue Gene Solutionは、IBMのPower Architecture™を基盤として構築されており、今日の他のスーパーコンピューティング・システムに比べ少ない消費電力と設置面積ですむと同時に、帯域幅、拡張性、大量のデータ処理能力という点で最適化されています。Blue Geneシステムは現在さまざまな業界において、ライフサイエンス、金融モデリング、流体力学、量子化学、分子動力学、天文学、宇宙研究、気候モデリングなどの研究能力の向上のため活用されています。

「TOP500 Supercomputer Sites」は、スーパーコンピューターの専門家であるテネシー大学のJack Dongarra氏、NERSC/ローレンス・バークレー国立研究所のErich Strohmaier氏ならびにHorst Simon氏、ドイツ・マンハイム大学のHans Meuer氏らが編纂し、公開しています。TOP500の全リストは、下記サイトでご覧いただけます。
http://www.top500.org (US)

IBMスーパーコンピューティングの詳細は、下記サイトでご覧いただけます。
http://www.ibm.com/servers/deepcomputing/ (US)

以上

当報道資料は2007年11月12日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/22579.wss (US)

IBM、Blue Gene、POWER、Power Architectureは、米国およびその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標。
Cell Broadband Engineは、米国およびその他の国におけるSony Computer Entertainment, Inc.の商標。
その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

<関連サイト>
IBM ディープコンピューティング トップページ
IBM Power Architecture トップページ

<ホームページ>
日本IBMトップページ:http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース:http://www.ibm. com/press/jp/