2008年1月16日
SUMCOの新工場向け生産管理システムをSystem z9で構築
日本IBM(社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は本日、株式会社SUMCO(本社:東京都港区、代表取締役社長:重松健二郎、以下:SUMCO)が佐賀県伊万里市に開設する、シリコンウェハー生産のための同社の新工場における生産管理システムを、IBMのオープン・メインフレーム「IBM®
System z9®」とIBMの独自OS「z/OS®」で構築したことを発表しました。当システムは2008年の新工場の開設にあわせ、本番稼働を開始する予定です。
携帯電話や薄型テレビ向けなど半導体需要の急増に伴い、半導体材料のメーカー各社は積極的な設備投資と増産体制の整備を進めています。SUMCOは2007年の9月に、2009年6月をめどに同社の主力製品である300mmシリコンウェハー生産能力をグループ全体で月産146万枚に引き上げる計画を発表しています。今回は、この計画の中で新たに開設される同社第5工場の生産管理システムに、IBMのオープン・メインフレーム「IBM
System z9」が採用されたものです。従来のこのような生産工程管理システムではUNIX®サーバーが採用されることが一般的でしたが、「IBM
System z9」の障害発生率が極めて低いこと、冗長クラスタリング構成である「並列シスプレックス」などの高い障害対策機能を持つこと、ならびに本番稼働中に予防保守作業ができシステムの停止を最小限に抑えることが可能な点などが評価されました。
「IBM System z9」は、筺体内で機器やネットワークチャネルの冗長化を実現していることや、「並列シスプレックス」では複数の本番システムを冗長構成で稼働させ、万が一の障害発生時には、その障害システムを切り離すことで、障害の発生ならびに障害発生時の影響を最小限に抑えることが出来ます。また、システムの稼働中にCPUの交換やソフトウェアの更新が可能なことで、保守作業に伴うシステムの停止時間を極小化することが可能です。
加えて、今回の「IBM System z9」のオペレーティング・システム(OS)にはz/OS を採用し、既存工場のUNIXシステムで稼働しているC言語で書かれた生産管理アプリケーションを活用します。使用していたリレーショナル・データベースDB2®やMQなどのミドルウェアは、アプリケーションの変更無しに、System
z™のDB2 for z/OSやWebSphere® MQ for z/OSなどに置き換えたことで、可用性を向上させました。メインフレームへ従来のUNIXシステムの資産を横展開することで、システムの構築期間短縮やコストの縮小が実現しました。さらにメインフレームの持つ仮想化技術を活用し、システム内に論理区画を設定し運用することで、運用におけるワークロードの割り振りや将来のシステムの増強に柔軟に対応できます。
IBMは約40年にわたって培ってきた仮想化をはじめとするメインフレーム技術により、お客様に堅牢、柔軟、かつ拡張性の高いシステムをこれからも提供していきます。SUMCOではこのメインフレームの技術を今後も積極的に採用し、System
zにシステムを統合していく方針です。
株式会社SUMCOについて
詳細はSUMCOホームページを参照ください。
http://www.sumcosi.com/
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