2008年2月4日
IBM、業界初のマスター・データ管理ソフトウェアを発売
IBM InfoSphere Master Data Management Serverの提供を開始
[米国ニューヨーク州アーモンク 2008年1月30日(現地時間)発]
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は30日(現地時間)、企業が顧客、製品、口座に関するデータの集中管理化を進めて全社的に利用できるようにする新しいソフトウェア、IBM
InfoSphere Master Data Management (MDM) Serverの提供を開始したと発表しました。
組織の運営や重大な経営判断を実行する際の基盤となる情報を、マスター・データと呼びます。今日、多くの企業ではマスター・データが複数のフロントオフィスおよびバックオフィスの情報システムに分散しており、全社的レベルでのデータ共有が不可能な状況にあります。このような問題から収益機会の逸失や業務の非効率が発生し、企業に何百万ドルもの損失を与えているため、企業は新たに生み出されつつあるビジネス機会を勝ち取り活用する手段として、マスター・データをいっそう柔軟に維持・利用する方法を追求しています。
この課題に対処する「マルチフォーム・マスター・データ管理」と名付けられたIBMのアプローチは、企業が日常業務においてマスター・データを定義、作成、利用するための多種多様な方法に対応します。
IBM InfoSphere MDM Serverは、顧客、製品、口座、サプライヤー、住民、従業員、見込み客、ゲスト、代理店、品目、バンドル製品、部品、契約などさまざまなマスター・データを管理する機能を、すぐに実務利用できるパッケージとして提供する初の製品です。当製品は、データの作成、閲覧、編集を行うための高度な機能およびセキュリティ・ルールを提供します。また、データからの抽出に基づくインテリジェンス&インサイト機能をあらかじめ搭載しており、これらの分析結果を日常のビジネス処理に投入することで、セールス、マーケティング、財務にまたがる業務の改善が実現します。
IBMのインフォメーション・プラットフォーム&ソリューションズ担当バイス・プレジデントのパライック・スウィーニー(Paraic
Sweeney)は、次のように語っています。「IBM InfoSphere MDM Serverは、単一プラットフォーム上で優れた機能的要求事項を設定することにより、これまでのマスター・データ管理製品よりもはるかに高い機能を実現しています。これは、企業が幅広いタイプのマスター・データの精度を維持する上で役に立ちます。また、企業はマスター・データを利用して効率の大幅アップとより優れた顧客サービスを実現する上で必要なツールと、あらかじめ構築済みの機能を手にすることができます。」
IBM InfoSphere MDM Serverには、中断することなく増進する成長に対応できる単一プラットフォームで、お客様がエントリー・レベルのMDMプロジェクトにも、大規模なSOA
MDMシステムにも、当製品を柔軟に活用することを可能にする導入オプションがあります。
当製品に盛り込まれた各種新機能は、組織がバリュー・パッケージやバンドル製品を管理する上で役立ちます。例えばリテール銀行は、顧客の貯蓄、当座預金、クレジットカードを一元管理された口座のもとで管理することができます。このような処理は技術的にみて困難がつきまとうため、現在多くの銀行が頭を悩ませているものです。また、銀行はMDM
Serverを使ってバンドル商品の調整・構築、請求書および明細書の一括発行や一括支払い、さらに口座単位でのサービスのカスタマイズを行うことができます。加えて、企業は日常業務においてより柔軟に新しい製品データの作成および追加、さらには製品階層の管理を実行することができます。
また、IBM InfoSphere MDM Serverは、イベント通知機能を強化することで、組織が顧客をより深く理解する能力を高めます。この通知機能は、顧客のステータス、好み、本人識別に関する新たなデータが入るごとにそれを指示するフラッグを示すよう設定することができます。今回のリリースでは、組織がコンプライアンスに関するデータおよび「KYC(know
your customer:本人確認)」規則の管理に要する時間および費用を削減するのに役立つ新機能が提供されています。
以上に加え、IBM InfoSphere MDM Serverは強力なデータ・ガバナンスの新機能を提供しており、データ保守に必要なプロセス決定のニーズの増大に企業が対応できるよう支援します。当ソフトウェアはDSP(Duplicate
Suspect Processing)の高い荷重を管理するための新しいデータ管理タスク・マネジメント機能と、強化版のワークロード管理ツールおよびユーザー・インタフェースを備えています。
IBM InfoSphere Master Data Management Serverは、新製品および既存製品の機能強化版で構成されて市場に投入されるIBMの製品ファミリーであり、2008年を通じてラインナップの拡充をはかっていきます。今後のオファリングには、今夏に提供を開始する予定のIBM®
WebSphere® Product Centerの新バージョンが含まれています。小売、流通、消費財、家電業界の企業をターゲットにしたWebSphere
Product Centerは製品情報を戦略的なビジネス資産へと転換するもので、新製品の発売、電子商取引、マルチチャネルの管理を含む、全社的なセールス、マーケティング、サプライチェーンの取り組みを活性化する上で力を発揮します。WebSphere
Product Center内のデータはMDM Serverへのエクスポートが可能で、MDM Serverはそうした製品データをリアルタイムのビジネス・プロセスに活用します。
詳細については、http://www.ibm.com/software/data/ips/products/masterdata/(US)をご覧ください。
当報道資料は2008年1月30日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/23412.wss
IBMおよびWehSphereは、International Business Machines Corporationの米国ならびにその他の国における商標。
