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プレスリリース

新たなサーバー・プラットフォーム「IBM Power Systems」を発表


2008年4月9日

新たなサーバー・プラットフォーム「IBM Power Systems」を発表
- System iとSystem pを統合し、3つのOSの組み合わせでシステムの選択肢を拡大 -

日本IBM(社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は本日、次世代エンタープライズ・データセンターを実現するための新たなハードウェア・プラットフォーム「IBM Power Systems」を発表しました。「IBM Power Systems」は、Powerアーキテクチャーを採用している従来のミッドレンジ・サーバー「IBM® System i™」とUNIX®サーバー「IBM System p™」を統合し、世界のおよそ15,000ものアプリケーションが稼働する環境を実現するサーバー・プラットフォームです。小・中規模システムから大規模システム、さらにはHPC(High Performance Computing)まで、あらゆる規模や要件のシステムの構築や統合、拡張において、ビジネスのニーズに迅速に対応できるお客様のIT基盤の構築と最適化を実現する、柔軟なITインフラを構築することが可能になります。

「IBM Power Systems」は、POWER6™プロセッサーを搭載するサーバー上で稼働するオペレーティング・システム(OS)を、「IBM AIX®」、「IBM i(旧:i5/OS®)」、およびLinux®から自由に選べる上、Powerアーキテクチャーの先進的な仮想化機能を提供する「PowerVM™ Edition」を活用することで、LPAR(論理区画)により1台のサーバー内でサポートしている複数種類のOSを混在して利用できます。IBMのOSに加えオープン環境にあるサーバーやOSを一元的に管理する「IBM Director」ファミリーにも対応しており、複雑で高度なシステム環境をダイナミックに統合管理することができます。

また、POWER6プロセッサーの持つ高い省電力性能による消費電力削減やサーバー使用率の向上に加え、サーバーの使用電力管理ソフトウェア「IBM Director Active Energy Manager」の活用により、お客様のシステムやデータセンターの省エネルギー化に貢献します。さらに、システム稼働状況の自動監視、障害の自動検出と修復機能など、メインフレームで培った高可用性を維持するRAS(信頼性・可用性・保守性)機能を備えています。

また本日は、新たなプラットフォーム「Power Systems」と同時に、Power Systemsラインアップの充実をはかるための4つの新製品を発表しました。

「IBM Power 595」:パフォーマンスと拡張性を最大限に発揮するモデル
5.0GHzのPOWER6プロセッサーと4TBのメモリーを搭載する、最大64コアのマルチ・プロセッシング(SMP)構成が可能なハイエンドモデルです。他社同等機に比べ2倍の価格性能比を発揮し*1、PowerVM Editionを用いた仮想化や、必要なリソースを必要なときに利用できるオプション「キャパシティー・オンデマンド(Capacity on Demand;CoD)」の活用により、高い可用性や柔軟性をもつシステムの構築や運用を可能にします。大規模なトランザクション処理やデータベース・アプリケーションに最適なサーバーです。

「IBM Power 575」:独自の冷却技術を用いた、高度高速計算に特化したモデル
1フレームで最大448個の4.7GHz POWER6プロセッサー・コアによるクラスター構成*2、ならびに最大3.5TBのメモリーを搭載可能な、大容量の高度な並列処理計算ワークロードならびにアルゴリズム計算に特化したHPC(High Performance Computing)専用モデルです。従来の同等機種のおよそ5倍のパフォーマンスを発揮する上*3、独自の水冷方式を採用して冷却効率を高めたことによる、パフォーマンスの維持とシステムダウンの最小化を実現します。

「IBM Power 550 Express」:サーバー統合やアップグレード向けに最適なモデル
最大8コア*4の3.5GHzまたは4.2GHzのPOWER6プロセッサーを搭載する、Power Systemsのミッドレンジ・モデルです。PowerVM Editionの仮想化機能や、x86アーキテクチャー・サーバー上のアプリケーションをPOWER®プロセッサー上のLinuxで稼働することを可能にするオプション「PowerVM Lx86」の活用で、分散するサーバーの統合に高い効果を発揮します。またエントリーモデルからのアップグレードにも対応しており、中規模のアプリケーション・サーバーやデータベース・サーバーとして、柔軟性の高いシステムをできます。また当製品は、必要な機能を、必要な規模で、適切かつ購入しやすい価格で提供する、中堅企業向け製品群「IBM Express Advantage オファリング」に対応しています。

「IBM Power 520 Express」:パフォーマンスと手ごろさを兼ね備えたモデル
最大4コア*4の4.2GHz POWER6プロセッサーを搭載する、Power Systemsのエントリーモデルです。エントリーモデルながらPower Systemsの特長である高い可用性や、PowerVM Editionを活用した先進の仮想化機能によるシステムの柔軟性を実現でき、小規模のアプリケーション・サーバーやデータベース・サーバーに最適です。またOSはAIXに加え中堅企業で多く使われているiやLinuxが稼働するため、幅広いアプリケーションに対応できます。また当製品は、必要な機能を、必要な規模で、適切かつ購入しやすい価格で提供する、中堅企業向け製品群「IBM Express Advantage オファリング」に対応しています。

なお、昨年発表した「IBM System i 570」ならびに「IBM System p 570」は、本日をもって「IBM Power 570」に名称を変更し、今後はPower Systemsミッドレンジ・モデルのラインアップのひとつとして、当製品を提供していきます。

本日発表の製品はIBMならびにIBMビジネスパートナー経由で販売します。なお、発表製品の仕様概要は、添付資料または下記URLを参照ください。

IBM Power Systems:製品情報 http://www.ibm.com/systems/jp/power/hardware/index.html



また、Power Systemsをより広く簡単にお使いいただくための、システム導入や移行支援として提供してきた従来のサービス・プロダクトを、今後も拡充をしていきます。システム導入支援から、仮想化や可用性を実現する高度なオプションの設定サポートまで、Power Systemsをより活用いただけるメニューを順次追加します。

IBMは2008年2月に発表した「次世代エンタープライズ・データセンター」で提唱する、“仮想化・統合”、“エネルギー効率化”、“事業継続性”、ならびに“サービス管理”の4つの重点分野に基づき、あらゆる環境で簡単に、高度な、かつ高い省エネルギー性を発揮するシステムを構築するための製品やソリューションを、これからも提供していきます。


注)
*1:一定時間に処理可能なタスク数(スループット)を示す指標であるSPECint_rate2006の、2008年4月8日現在のベンチマーク結果に基づくもの。IBM Power 595(64コア128スレッドの4.2GHz POWER6プロセッサー・チップ32個ならびに256GBメモリー搭載)での結果が1,650であるのに対し、HP Integrity Superdome(64コア128スレッドの1.6GHzプロセッサー・チップ32個ならびに256GBメモリー搭載)での結果は824。なお最新のベンチマーク結果は、下記URLで確認できます。
http://www.spec.org/
*2:1ノードあたり32コアで構成され、1フレームは14ノードまで拡張が可能です。
*3:IBM調べ。4.7GHz POWER6プロセッサー搭載の「IBM Power 575」1フレームと、1.9GHz POWER5+™プロセッサー搭載の「IBM System p5™ 575」1フレームを比較したGFLOPSの計算に基づきます。
*4:IBM iを稼働させる場合のみ、「IBM Power 520 Express」上でのサポートは最大2コア、「IBM Power 550 Express」でのサポートは最大4コアとなります。

<関連サイト>
IBM Power Systems トップページ
IBM 次世代エンタープライズ・データセンター トップページ
IBM Project Big Green トップページ

IBM、AIX、i5/OS、POWER 、POWER5+、POWER6、PowerVM、System i、System p、System p5は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。