本文へジャンプ

プレスリリース

iTricityとIBM 新クラウド・コンピューター・ホスト・センターを共同で設立


2008年6月23日

iTricityとIBM
新クラウド・コンピューター・ホスト・センターを共同で設立

[オランダ・アムステルダム 2008年6月18日(現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)とユーティリティ基盤サービスプロバイダiTricityは本日、iTricityが今後ベルギー、オランダ、ルクセンブルク向けに、クラウド・コンピュティング・ホスト・センターを新設する予定であることを発表しました。IBMの“ブルー・クラウド”テクノロジーに基づき、iTricityはこのセンターを通じて、顧客にホスト・コンピューター・サービスを提供します。IBM、iTricityの2社は共同で、この画期的なセンターを設立します。

クラウド・コンピューティングとは、インターネットを通じて、ユーザーがどこからでもアプリケーションにアクセスすることのできる、新しいコンピューティング・モデルです。簡易化されたユーザ・インターフェースにより、ユーザーは、サポートするインフラを意識することなくアプリケーションを利用できます。

IBM ブルー・クラウド、そして一連のクラウド・コンピューティング・サービスにより、企業のデータ・センターは、ローカル・マシン上だけでというよりも、分散した、世界中からアクセスすることができるリソースにわたって計算が行えるようになり、インターネットのようにより多くのことが行えるようになります。IBM ブルー・クラウド・テクノロジーは、コンピューター・リソースをダイナミックに提供・共有することで、大きな経済効果が達成できます。この優れたサービス・マネジメント・プラットフォームは、更に多くのITリソースがクラウドに追加されたとしても、管理コストを増加させることはありません。

新センターでは、iTricityコンピューター・サービスを定額または使用量に応じた料金のクレジットカードの月払いで提供します。ホスティング・サービスは、アムステルダムにあるiTricityの5つのデータ・センターにて実施予定です。

iTricityの最高経営責任者で、創立者でもあるロバート・ロージア(Robert Rosier)氏は、次のように語っています。「私達は、この新しく、とても画期的なクラウド・コンピューティング・センターを、ヨーロッパに設立することを嬉しく思います。柔軟性のあるコンピューティング・リソースに対するお客様のご要望は、急激に増加しています。そのため、更にセキュリティー、持続性、コンプライアンスといった側面に、目を向ける必要があります。迅速性のみが、最も重要な選択基準というわけでは、もはやありません。ホスティング・サービスは信頼性と複数拠点による完全な回復性を持ち、業務ルール、規則を遵守するものであるべきです。IBMのブルー・クラウド・テクノロジーにより、私共の複数データ・センター環境に、迅速で信頼性のあるITリソースを提供することができます。お客様は以前に比べて、より迅速、簡単に、iTricityのクラウド・コンピューティング・センターの共有ITリソースにアクセスできるようになります。

iTricityは、リソース利用の改善により、業務能率の向上、エネルギーの効率化を目指しています。iTricityは現状のクラウドコンピューターの性能に、より強力な機能を追加する予定です。クラウドセキュリティ・マネージメント、インフラ・プロファイル、セルフ・サービス提供、また支払いポータルなどが挙げられます。」

iTricityは、2005年以来、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、ドイツなどの様々な企業、またスポーツ、政府、金融、自動車、健康、各種分野にわたる様々な産業に、ホスティング・サービスを提供してきました。

iTricityの顧客は、この新しいクラウド・コンピューティング・サービスに、強く賛同しています。Sportlinkの経営責任者であるジョス・スワット(Jos Swart)氏は、次のように語っています。「新しいサービスでは、リソースを使用した分だけ支払います。そして、もし更にリソースが必要な際には、迅速にサービスの提供を受けられるという柔軟性があります。」Sportlinkは、多くのスポーツ連盟にサービスを提供する、アプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)です。Sportlinkは過去2年にわたって、iTricityのサービスを使用し、iTricityプラットフォームの今後の展開に期待しています。

アイルランド・ダブリンにあるIBMのクラウド・コンピューティング・センター、そして米国カリフォルニア州シリコンバレーのIBM High Performance Solutions研究所は、これらのセンターの設立についてiTricityと協力していきます。

IBM High Performance Solutions研究所のバイスプレジデントであるウィリー・チュー(Willy Chiu)博士は、次のように語っています。 「IBMは、クラウド・コンピューティングのグローバル・コミュニティーへの、iTricityの参加を歓迎しています。IBM ブルー・クラウド・テクノロジーを使用したコンピューター・センター事業は、アメリカ、ヨーロッパ、アジアで拡大しています。」

センターは、IBM® System x™、System p™サーバー、そしてIBM Tivoli® Provisioning Manager Softwareによって、構成されます。5つのデータ・センターは、仮想ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)、そしてマルチ・プロトコル・ラベル・スイッチングの最新技術によって接続されます。アムステルダムのクラウド・コンピューティング・センターは、iTricityの姉妹会社であるGlidePathによって管理される堅牢なインフラとなります。センターはインフォメーション・セキュリティ・コード-ISO27001に従います。銀行や政府機関などで必要とされる、高レベルのセキュリティー機能にも、iTricityは対応します。(承認機関等からの監査なども含みます)

IBM クラウド・コンピューティングの軌跡
IBMは世界中で、そのクラウド・コンピューティングの威力を拡大してきました。過去数年にわたって、IBMのクラウド・コンピューティングのお客様として、中国江蘇省のSogeti(Capgeminiのローカル・プロフェッショナル・サービス部門)、ベトナム政府機関や大学などが挙げられます。IBMは2008年3月に、ヨーロッパで最初のクラウド・コンピューティング・センターを、アイルランド・ダブリンに設立しました。2007年10月には、IBMは、クラウド・アプリケーションのプログラミング技術を大学の学生に提供する、教育プログラムをGoogleと共同で発表しました。そして2007年11月、IBMはその次世代エンタープライズ・データセンター、そして世界中のIBM クラウド・コンピューティング・センター設立の鍵となるブルー・クラウド・テクノロジーの提供を開始しました。

iTricityについての詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.itricity.nl/cloudcomputing

IBMのクラウド・コンピューティング・サービスについての詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.ibm.com/developerworks/websphere/zones/hipods/(US)
http://www.ibm.com/press/us/en/photo/22615.wss


当報道資料は2008年6月18日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/24482.wss

IBM、System p、System xおよびTivoli は、International Business Machines Corporationの米国ならびにその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。