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プレスリリース

ウェブ・アクセシビリティーを促進するソフトウェアを開発


2008年7月8日

IBM、ウェブ・アクセシビリティーを促進する
コラボレーション・ソフトウェアを開発

視覚障碍者と一般のインターネット・ユーザーが協働で
ユーザー志向のアクセシビリティーを推進

日本IBM (社長兼会長:大歳卓麻、NYSE: IBM) は、本日、インターネット上で一般のユーザーと視覚障碍を持ったユーザーが協働してウェブ・ページのアクセシビリティーを向上させるためのツール「ソーシャル・アクセシビリティー・コラボレーション・ソフトウェア」とそれを支えるコラボレーションサイト「ソーシャル・アクセシビリティ・プロジェクト」*を公開しました。
* ソーシャル・アクセシビリティ・プロジェクト
http://services.alphaworks.ibm.com/socialaccessibility/ (US)

インターネットは、健常者だけでなく障碍者や高齢者などにとっても、情報を容易に入手することができ、様々なサービス受けることのできる便利で欠くことのできない社会基盤の一つとなってきています。誰でもインターネットを気軽に使えるように、JISでの標準化をはじめとして様々な活動が行われています。しかし、ウェブ上のサービスの増加に伴い、制作側が配慮しているつもりでも、多様なユーザーの使い勝手を全て把握することは難しく、制作者の気づかない部分で利用に支障をきたしていることもあります。

今回、日本IBM 東京基礎研究所が開発したコラボレーション・ソフトウェアの特徴は、視覚障碍を持ったユーザーと一般のユーザーが協働で、対象となるウェブ・ページのコンテンツに変更を加えることなく、アクセシビリティーを向上できることです。

たとえば、視覚障碍者が、読み上げ機能付きのブラウザーを使っていて「写真が掲載されているようだが、どんな写真かわからない」「目的のページにたどり着けない」など、閲覧しているウェブ・ページで理解できない箇所を見つけた際、ソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクトのサーバーにメッセージを送信します。

送信されたメッセージは、ソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクトのサイトに表示されます。表示を見た一般のインターネット・ユーザーは、報告された問題に対して、「写真注釈:夕日に映える富士山」など適切な情報をツールを使って付加し、ソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクトのサーバーに登録します。その後、視覚障碍者がそのウェブ・ページにアクセスすると、ソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクトのサーバーから登録された付加情報が自動的に読み込まれ、掲載された写真を理解できるようになります。こうして、実際のウェブ・ページのコンテンツに変更を加えることなく、短時間でウェブ・ページの問題が改善されます。

また、ソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクトのウェブ・サイトでは、ユーザーごとの投稿数や修正数のランキングが表示されたり、視覚障碍を持ったユーザーと一般のユーザー、もしくは一般のユーザー同士が問題点について話し合う場を提供するなど、協働を支援する環境を提供しています。

日本IBMでは、「ソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクト」の試作Webサイトをソーシャル・アクセシビリティー・コラボレーション・ソフトウェアと共に、IBMアルファワークス・サービスの一環として本日より提供しています。IBMアルファワークスからソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクトに登録すれば、視覚障碍を持ったユーザーのWebアクセシビリティー向上のための活動に、誰でも参加することができます。IBMアルファワークスでは、IBMの各研究所で開発中の最新技術を開発者向けに提供しています。
alphaWorks:
http://www.alphaworks.ibm.com/ (US)

<関連サイト>
ソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクト (US)
東京基礎研究所

<YouTube動画へのリンク>
http://jp.youtube.com/watch?v=RINjhjWfBVU

IBMは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。