プレスリリース

第22回「日本IBM科学賞」受賞者発表

2008年11月12日

第22回「日本IBM科学賞」受賞者発表
−次世代の日本のイノベーションを支える4名の若手研究者が受賞−

日本IBM(社長兼会長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は、第22回「日本IBM科学賞」の選考を終え、4件4名の受賞者を決定しました。

日本IBM科学賞は、日本における科学分野の学術研究の振興と若手研究者の育成に寄与することを目的に、当社社会貢献活動の一環として1987年に創設され、本年で22回目を迎えました。対象は、国内の大学ならびに公的研究機関に所属する45歳以下の研究者(国籍不問)で、物理、化学、コンピューター・サイエンス(バイオインフォマティクスを含む)、エレクトロニクス(バイオエレクトロニクスを含む)の4分野における基礎研究で優れた研究活動を行っている方々です。受賞者には賞金300万円と賞状および記念メダルが贈呈されます。

本年は江崎玲於奈氏(1973年ノーベル物理学賞受賞・横浜薬科大学 学長・財団法人茨城県科学技術振興財団 理事長)を委員長とする 7名の審査委員による公正かつ厳正な選考と審査会を経て、下記4件4名の授賞を決定しました。これにより第1回からの受賞者は計134名となりました。

今回の受賞者とその研究業績は次の通りです。
※ 敬称略。所属先・役職・年齢は応募時(2008年8月15日)現在。

<物理分野>
「遷移金属酸化物ヘテロ構造における界面電子物性の開発」
ハロルド・ファン(はろるど ふぁん、Harold Y. Hwang)38歳
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 准教授

<化学分野>
「生体内分子を可視化する化学プローブの設計と応用」
菊地 和也(きくち かずや)43歳
大阪大学 大学院工学研究科 教授

<コンピューター・サイエンス分野>
「アルゴリズム的グラフマイナー理論の研究」
河原林 健一(かわらばやし けんいち)33歳
国立情報学研究所 准教授

<エレクトロニクス分野>
「スピン分極電流を用いた磁化制御に関する研究」
小野 輝男(おの てるお)40歳
京都大学 化学研究所 教授

日本がイノベーションにより世界をリードする付加価値の高い製品やサービスを提供しつづけるためにも、基礎科学分野の重要性がますます高まっています。当社では今後も当賞を通じ、日本の科学振興と優れた人材の育成に貢献していきます。

なお、第22回「日本IBM科学賞」の授賞式は、11月26日(水)13時30分から日本アイ・ビー・エム株式会社箱崎事業所(東京都中央区)で開催され、受賞者本人による研究内容の発表も行われます。本年の授賞式では、初めての試みとして、本会場とネットワークでつないだe-ミーティング会場で授賞式の模様を、受賞者研究内容にご興味のある学生の方々などの一般の参加者に公開します。参加には日本IBM科学賞のホームページから事前登録が必要です。

日本IBM科学賞ホームページ
http://www.ibm.com/jp/company/society/science/index.html

日本IBM科学賞の審査委員会のメンバーは次の通りです。(敬称略)

委員長
 江崎 玲於奈 横浜薬科大学 学長、財団法人 茨城県科学技術振興財団 理事長
  (1973年ノーベル物理学賞受賞)
委員 (50音順)
 安藤 恒也   東京工業大学 教授
 小柳 義夫   工学院大学 情報学部長・教授
 榊 裕之     豊田工業大学 副学長
 白川 英樹   筑波大学 名誉教授 (2000年ノーベル化学賞受賞)
 野依 良治   独立行政法人理化学研究所 理事長 (2001年ノーベル化学賞受賞)
 丸山 宏     日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員 東京基礎研究所 所長

添付資料:受賞者略歴と贈賞の理由(所属先・役職は2008年8月15日現在)

IBMは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。