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プレスリリース

IBM、TOP500で記録を更新し、9回連続1位を獲得


2008年11月20日

IBM、TOP500で記録を更新し、9回連続1位を獲得
記録的処理能力とエネルギー効率で、世界の重要課題に挑むIBMのスーパーコンピューター

[米国ニューヨーク州アーモンク 2008年11月17日 (現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)のシステムが、世界で最も強力なスーパーコンピューターとして、9期連続の1位を獲得し、記録を塗り替えました。2008年6月に世界で初めて1ペタフロップス(毎秒1000兆回)以上の演算スピードを実現した、米国国家核安全保障局(NNSA)ロス・アラモス国立研究所の「ロードランナー・プロジェクト」のIBMコンピューターが、またも処理能力のスピードにおける世界チャンピオンとなりました。
世界の「TOP500 Supercomputer Sites」の半年ごとの最新ランキングが本日、米国テキサス州オースチンで開催されているスーパーコンピューター国際会議にて発表されました。結果は、1.105ペタフロップスの演算スピードを実現したロス・アラモス国立研究所にあるIBMのシステムが1位に選ばれました。これはまた、2位のコンピューターの約2倍のエネルギー効率であり、半分の電力(2.5MW) で同レベルのペタスケールの処理能力を発揮します。

IBMはまた、エネルギー効率カテゴリーを制覇しており、最もエネルギー効率の良いシステムのTOP20は、全てIBM製のコンピューターです。

さらに、IBMの21のシステムがTOP50に、33のシステムがTOP100に登場しています。

また、このリストの15年以上の歴史の中で、IBMは1位の座を11回獲得しています。

TOP500のパフォーマンスを占める、IBMのシステム
1999年の11月以来、IBMシステムはリスト上で最も強力なコンピューターとして選ばれ、TOP500の合計処理能力に貢献しています。この傾向は2008年11月も続き、IBMの188のシステムの合計処理能力は、TOP500の合計処理能力16.9ペタフロップスのうち、38%(6.5ペタフロップス)を占めています。

世界で4番目に速いコンピューターは、米国カリフォルニア州のNNSAローレンス・リバモア国立研究所にある、478テラフロップの処理能力を持つIBM® Blue Gene®/Lです。またシカゴ州のアルゴンヌ国立研究所のエネルギー部門に設置された、450.3テラフロップの性能を持つBlue Gene®/Pは、5位にランクされました。

さらにIBMのドイツのジュエリッヒ・リサーチ・センターに設置された、11位のIBM Blue Gene/Pは、180テラフロップの性能を持ち、ヨーロッパで最速のコンピューターとなっています。またIBMは、カナダ、英国、スペイン、オランダ、台湾、南アフリカ、イスラエル、ブルガリア、スロベニアなどの国々での、最速コンピューターを支えています。

遺伝子医学から新エネルギー開発まで、世界の重要な課題に取り組むIBMのスーパーコンピューター
IBMはスーパーコンピューター市場に、さまざまなシステムやソフトウェア技術を提供しています。 IBMの革新的なHPCソリューションは、気候科学、新エネルギー源の探索、遺伝子研究による新薬開発など、世界の大きな課題に取り組む科学的能力を生み出し、物理学や生物学の根本的な科学研究に貢献しています。

IBMはまた、異なる種類のプロセッサーを組み合わせて、より優れた性能とエネルギー効率を実現する、“ロードランナー・プロジェクト”のような、全く新しいハイブリッド・システム設計への移行も率先しています。例えばIBMは現在、トロント大学に360テラフロップのハイブリッド・クラスターを構築しています。これによって、世界で最も大きなPOWER6™クラスターの一つと、IBMの新しいiDataPlex™プラットフォーム (x86)を組み合わせ、様々な種類のソフトウェアを高レベルのパフォーマンスで実行させることのできる、非常に柔軟な4000ノードのスーパーコンピューターが構築できます。そして2009年からカナダの科学者がこのシステムを活用して、医療画像の新技術を開発する予定です。設置途中でありながら、このコンピューターはTOP500の53位になりました。

Blue Geneの時代
1999年以来、常にチャートのトップを賑わせて来たIBMのパフォーマンスは、Blue Gene®によって可能となりました。低電力プロセッサーを用いて、かつてない程の速い性能をユーザーにもたらす、Blue Geneは、2004年からTOP500ランキングの上位を占めてきました。

2004年以来、300ラック以上に相当するBlue Gene、つまり2,182テラフロップのコンピューター処理能力は、世界をリードする約40の研究機関で継続的に使用されてきました。Blue Geneは研究手法を変え、科学計算に、全く新しい、重要な意味を与えました。NNSAローレンス・リバモア国立研究所のBlue Geneは、物理学と材料科学の飛躍に大きく貢献してききました。その業績は、科学雑誌「Nature」で2回取り上げられるなど、過去4年間に著名専門雑誌に6回賞賛を受けました。

ロードランナー・プロジェクトについて
"ロードランナー・プロジェクト"の強力なペタフロップ・レベルのシステムは、IBMがNNSA向けに設計し、ロス・アラモス国立研究所に設置され、2008年6月に世界最速スーパーコンピューターとして発表されました。その能力は、現在最も人気のあるビデオゲーム機器にも使用されているチップを改良した、IBM PowerXCell 8i Cell Broadband Engine™プロセッサー12,960個と、AMD Opteron デュアルコア・プロセッサー6,948個のハイブリッド構成により実現されています。
Opteronチップが基本的なコンピューター機能を実行し、IBM PowerXCell 8iチップは、その得意とする膨大な数理演算を担います。プレス・リリースは、こちらをご覧ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/24405.wss


「TOP500 Supercomputer Sites」はスーパーコンピューターの専門家であるテネシー大学のジャック・ドンガラ氏、NERSC/ローレンス・バークレー国立研究所のエリック・ストローメイヤー氏ならびにホルスト・サイモン氏、ドイツ・マンハイム大学のハンス・メウヤー氏らが編集編纂し、公開しています。全リストについては、こちらをご覧ください。
http://www.top500.org

大規模でエネルギー効率のよいハードウェア構築におけるIBMの専門性は、世界で最もエネルギー効率の良いスーパーコンピューターのリスト「Green500」にも反映されています。今回の「Green500」のシステムの中で、IBMは上位10の全てを占め、また上位25のうち24、上位100のうち76のシステムを占めています。
http://www.green500.org/

IBMのスーパーコンピューティングに関する詳細は、こちらのサイトをご覧ください。
http://www.ibm.com/servers/deepcomputing/(US)

IBM、Blue Gene、IBM PowerXCell、iDataPlex、POWER6はInternational Business Machines Corporation の米国およびその他の国における商標。
Cell Broadband Engine はSony Computer Entertainment. Inc の登録商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。