2008年12月11日
今後5年間に生活を一変させる5つのイノベーション
[米国ニューヨーク州アーモンク 2008年11月25日 (現地時間)発]
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は、今後5年間に人々の働き方や生活、娯楽などを一変させる可能性を持つイノベーションをまとめた「IBM Next 5 in 5」の第3弾を本日発表しました。
- アスファルトや塗料、窓など、どこでも太陽光技術
- あなたの健康を占う水晶玉
- 話しかけると返事をするウェブサイト
- あなただけのデジタル・ショッピング・アシスタント
- 物忘れは遠い昔のことに
「IBM Next 5 in 5」は、私達の生活を変革する可能性を持つ市場や社会の動向、またこうしたイノベーションを可能にする世界中のIBM研究所が持つテクノロジーに基づいています。
今後5年間で、テクノロジーにおけるイノベーションは、私達の生活を次のように変えていくでしょう。
アスファルトや塗料、窓など、どこでも太陽光技術
もし太陽光技術を歩道や車道、側道、塗装、屋根、窓などに組み込んだとしたら、どれだけのエネルギーを生み出すことができるか、考えてみたことはあるでしょうか?今後5年間に、太陽光エネルギーは、より手頃な選択肢となるでしょう。これまで、太陽光をエネルギーに変換する太陽電池の材料や製造工程には費用がかかり過ぎていたため、広く普及していませんでした。しかし“薄膜”太陽電池という、シリコン・ウエハーの電池よりも100倍薄く、より低価格で製造できるコスト効率の高い新しいタイプの太陽電池の開発により、状況は変わりつつあります。これらの新しい薄膜太陽電池は、柔らかい材質に“印刷”したり、配置したりすることができるため、建物の最上部だけでなく、側面や薄い色の付いたガラス窓、携帯電話、ノート型パソコン、車、衣類への利用にも適しています。
あなたの健康を占う水晶玉
もし自分の遺伝的な宿命を先読みし、その情報を活用して生活習慣を変えることができるとしたら、どうでしょうか?たとえフライドポテトやポテトチップス、チーズ、ワインなどが健康に良くないと言われていても、もし自分がそのようなものを健康に悪影響を与えずもっと食べることができる特別なタイプだと分かったらどうでしょうか?
今後5年間に、あなたが一生の間に直面する可能性のある健康上のリスク、またそれを予防するためにできる事などを、あなたのDNAに基づいた遺伝子地図によって、200ドルもかからずに、医師が提供することが可能になるでしょう。科学者が全てのヒトゲノムの配列を発見して以来、健康の特性や状態を予測することができる遺伝子の秘密を解き放つような、新しい扉が開かれました。医師はこの情報を活用して、生活習慣を変えることや、治療などを提案することができます。製薬会社は、患者個人に合わせて、より効果的な新薬を開発することができます。遺伝子地図の作成はヘルスケアのあり方を大きく変革し、今後5年間に、皆さんが自分の健康をより良く管理することを支援します。
話しかけると返事をするウェブサイト
ウェブサイトを「訪れる」ことは、今後5年間で劇的に変化するでしょう。将来、手を使わずに音声でネット・サーフィンができるようになり、視覚情報やキーパッドが必要なくなります。テキストの代わりに音声を使う新技術は、人々が情報やe-コマースのウェブサイトを、どのように生成し、構築し、関わっていくかを変えていきます。私達は、これが現実になるということが分かっています。なぜなら、その技術はすでに利用可能だからです。一方で、そうならなければならないということも知っています。たとえばインドのように、教育や政治、文化において“書き言葉”よりも、“話し言葉”の方が突出して使われている地域では、ウェブサイトに「話しかける」ことは、他の全てのインターフェイスを飛び越しており、そのため、携帯電話の需要がPCを上回っています。将来、“音声サイト(VoiceSites)”を使うことによって、パソコンやインターネットに触れない人々、また読み書きすることができない人なども、ウェブサイトのもたらす全ての利益や利便性を享受することができます。そして音声を使うことで、ウェブサイトがよりアクセシブルになり、全ての人がより簡単に利用することができるようになります。キーボードを打たずにeメールやインスタントメッセージの送受信ができる以上の機能を持つ電話と暮らすことを想像してみてください。まるでウェブと会話をしているかのように、自分の必要な情報を口頭で探すことができ、また情報を読み上げてもらうことができるのです。
あなただけのデジタル・ショッピング・アシスタント
試着室に入ってから、洋服のサイズが違っていたことに気づき、そこに店員がいなかったという経験をしたことありますか?
そして選んだ洋服が本当に似合っていると言ってくれる友人の確認はどうでしょうか?今後5年間、消費者は購入を決定する際、お店の店員よりも、自分達自身または消費者同士の意見などを、より信頼するようになるでしょう。
新技術と次世代の携帯機器との組み合わせにより、店内での買い物は、大きく変化することになるでしょう。近い将来、試着室にはデジタルのショッピング・アシスタントが備えられるようになります。それは、タッチ・スクリーンや音声で操作するキオスクで、洋服、アクセサリーやその他のものを選んだり、または既に選んだものを代えたりすることができるでしょう。買いたい物を選択するだけで、その通知を受けた店員が品物を集め、それを皆さんの元に直接届けます。また、違った組み合わせで写真をとり、eメールやSMS(Short
Message Service)などで友人や家族に送り、彼らの意見を聞くことができます。買い物をする人は、製品の評価や他の購入者のレビューを参照したり、割引クーポンをダウンロードして、買い物に利用することもできます。
物忘れは遠い昔のことに
情報の詰め込みすぎで、夜眠れないことがありませんか?そんな事は忘れてください。今後5年間で、食料品店で何を買うのか、何のお使いに行くのか、会議で誰と話したのか、いつどこで友達と会う約束をしたか、空港の広告で見た製品は何だったかなど、こうした事を覚えていることがより簡単になっていきます。なぜなら、日常生活のこのような細かな情報は、携帯または据え置き型のsmartな機器によって、記録、保存、分析され、適切な時間や場所で提供されるようになるからです。これを可能にするためには、マイクやビデオなどで会話や行動を記録するようになります。収集した情報は自動的にパソコンに保存され、分析されます。それによって人々は、例えば、娘や医者と電話で何を話したかなどをすぐに思い出すことができるのです。そのような会話をもとに、GPS技術を装備したスマート・フォンは、ある特定の店の前をある特定の時間に通った際に、品物や処方薬を受け取ることを思い出させてくれるかもしれません。テレビやリモコン、またはコーヒー・テーブルまでもが、デジタルで格納された情報の親しみやすい媒介物となる日がくることは、想像に難くありません。
写真や映像は、こちらをご参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/presskit/26121.wss
当報道資料は、IBM Corporation が2008年11月25日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/26170.wss
IBMは、International Business Machines Corporationの米国ならびにその他の国における商標。